駅のある風景 JR東日本 常磐線 P : 富岡駅夜ノ森駅大野駅双葉駅浪江駅
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東日本旅客鉄道 常磐線(じょうばんせん)

 
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(廃)金山
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  20221月 訪問    
駅名  富岡(とみおか)
駅構造
 単式ホーム11線、島式ホーム12線、
 計23線の地上駅。
 盛土式ホームを有する。
駅舎
 構内西側に鉄骨造の地上駅舎。
駅前広場  ロータリーあり。
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : なし。
 券売機 : 指定席券売機(1台)、多機能券売機(1台)。
 乗車駅証明書発行機 : あり。
 乗り越し精算機(チャージ可) : あり。
改札  簡易Suica改札機。 ICカード対応 : ○
トイレ  あり。(改札内外)
駅内店舗
 有人店舗 : なし。
 自動販売機 : 飲料。
 駅に併設の 『さくらステーションKINONE』 は、
 2021年(令和3年)1031日をもって閉店。
連絡通路
 構内跨線橋。(エレベーターあり)
乗車人員  225人/日(2018年度平均)。
  86人/日(2017年度平均)。
管轄
 東日本旅客鉄道 水戸支社。
所属路線  常磐線。
管理
 いわき駅。
発着列車  上り いわき・水戸方面 14本/日 (23番のりば)
 下り 原ノ町・仙台方面 14本/日 (1番のりば)
 特急『ひたち』 および 普通列車が停車する。
主な歴史

 1898年(明治31年)823
  私鉄:日本鉄道(にっぽんてつどう)磐城線の
  富岡駅として開業。
 1901年(明治34年)88
  路線統合により、磐城線から海岸線の所属駅となる。
 1906年(明治39年)111
  日本鉄道が国有化され、逓信省鉄道作業局の
  所属駅となる。
 1909年(明治42年)1012
  国有鉄道線路名称制定により、内閣鉄道院・常磐線
  の所属駅となる。
 1949年(昭和24年)61
  日本国有鉄道・常磐線の所属駅となる。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR東日本の所属駅となる。
 2011年(平成23年)311
  東日本大震災(福島第一原子力発電所事故)で
  駅舎が流出し、立ち入り禁止区域に設定される。
 2017年(平成29年)216
  竜田駅-原ノ町駅間で運行中の代行バスが当駅へ
  停車開始。
 2017年(平成29年)1021
  竜田駅-当駅間運転再開に伴い、同区間の代行バス
  運行が終了。
  震災前より北に100m程移し、新駅舎の供用開始。
  無人駅化。
 2020年(令和2年)314
  ICカード「Suica」の利用が可能となると同時に
  無人駅化。

所在地
 福島県双葉郡富岡町大字仏浜字釜田24
 北緯37203.51秒、東経141121.36秒。
接続バス  【富岡駅前】バス停留所
  場所 : 駅前ロータリー。 
  運行 : 常磐交通
   ・急行いわき駅前、富岡町内循環、川内車庫前
  運行 : 大熊町
   ・生活循環バス(富岡駅⇔大野駅)
駅周囲
その他

 東日本大震災の被災駅である。
 復興事業により、現駅舎のある構内西側(山側)には
 宿泊施設等が建設され、街が戻って来つつあるが、
 駅の東側の富岡漁港までは現在でも更地のまま
 および工事中となっている。
 当駅周辺は福島第一原子力発電所事故以降、
 2013325日に警戒区域から避難指示解除準備
 区域に移行し、自由に立ち入り可能(宿泊は禁止)と
 なったのち、201741日に避難指示が解除された。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    富岡駅 駅舎。
写真中央から右手のライムグリーンとピンク色の壁部分が駅舎、
左手は物販・飲食併設店舗の 『さくらステーションKINONE(きのね)』が
入店していたが、コロナ禍等により、20211031日に閉店している。
 
   
   
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎壁面の建物財産標。
かつての木造駅舎は震災の津波により流出したため、
震災前より100m程北側に新駅舎が建設された。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  落ち着いた雰囲気の駅舎内。    
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  下り1番のりば駅舎前より、改札口を見る。
改札左手に男女別トイレ、 右手に乗り越し精算機と乗車券回収箱、
そして、時間当たりの放射線量を表示する 『空間線量率表示器』
が設置されている。
   
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      構内跨線橋通路。
駅舎の位置が震災前より北側へ変更されたことにより、
エレベーター付きの構内跨線橋が駅舎南側に新しく建設された。
かつての跨線橋と上屋は震災の津波に耐えたが、惜しくも取り壊された。
 
       
       
  下り1番のりば北端(夜ノ森寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。
ホーム先100m程に 『仏浜街道踏切』 が見える。
     
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      上り2番のりば北端(夜ノ森寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。  
       
  上り3番のりば中程より、下り原ノ町・仙台方面を見る。
訪問の時点で、3番のりばは19:33発上りいわき行き普通列車が
1本のみ発着している。
3番線の出発信号機は上り側、下り側の両方向に設置されている。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      駅舎側下り1番のりば中程より、上りいわき・水戸方面を見る。  
       
       
       
  上り2番のりば南端(竜田寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。
ホームをオーバーパスしている跨線橋(陸橋)は、 延長829m
福島県道163号富岡停車場線で、富岡駅前を起点とし、国道6号線の
『月の下』交差点を終点としていたが、 現在は海側へ延伸工事中のようだ。
この道路は震災前に駅舎前から西へ延びていた旧駅前通りであるが、
震災(津波)後の区画整理等により、面影がなくなってしまっている。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      上り23番のりば(島式ホーム)にある待合室内の様子。  
       
       
       
       
       
       
       
  上り3番のりばにある吊り下げ式駅名標。
上り下りの両方向対応となっている。
     
       
         
       
       
       
       
      構内跨線橋より、震災による駅舎移動に伴い
新しく整備された駅前広場を見る。
写真右側には新しくビジネスホテルが建設されている。
(復興事業による工事関係者の利用が多いと思われる)
 
       
       
       
         
         
         
         
         
  駅前のバスのりばの様子。
大熊町が運営する生活循環バスが発車して行った。
当バス路線は 富岡駅⇔大野駅間を4往復/日しており、
2本は、当駅から途中の大野町役場止まりとなっている。
       
         
         
         
 
 
           
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  震災前の駅舎跡を薬師堂跡地付近の道路より俯瞰する。
旧駅舎は写真中央の更地と、左側の駐車場付近にかけて位置した。

震災(津波)後の区画整理により、道路も新しく敷き直され、
現地調査でも場所が非常に特定しにくくなっている。
    旧駅舎跡地近影。
旧駅舎の場所は北緯37203.4秒、東経141121.4秒付近であり
新しく線路を跨ぐ県道163号の跨線橋真下からその南側に位置した。
所在地は、福島県双葉郡富岡町仏浜釜田19-5付近である。
既に跡形もなく、駅舎の基礎等の遺構もいっさい残っていない。
 
       
       
       
           


  20221月 訪問    
駅名  夜ノ森(よのもり)
駅構造
 島式ホーム12線の地上駅。
駅舎
 橋上駅舎。
駅前広場  あり。(西口)
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : なし。
 券売機 : なし。
 乗車駅証明書発行機 : あり。
 乗り越し精算機(チャージ可) : なし。
改札  簡易Suica改札機。 ICカード対応 : ○
トイレ  あり。(駅前広場に別棟)
駅内店舗
 有人店舗 : なし。
 自動販売機 : なし。
連絡通路
 東西自由通路。
乗車人員  359人/日(2010年度平均)。
 380人/日(2009年度平均)。
管轄
 東日本旅客鉄道 水戸支社。
所属路線  常磐線。
管理
 −
発着列車  上り いわき・水戸方面 11本/日 (1番のりば)
 下り 原ノ町・仙台方面 11本/日 (2番のりば)
 普通列車が停車する。
主な歴史

 1921年(大正10年)315
  国有鉄道(鉄道省)常磐線の夜ノ森駅として開業。
 1949年(昭和24年)61
  日本国有鉄道・常磐線の所属駅となる。
 1972年(昭和47年)102
  貨物扱い廃止。
 1984年(昭和59年)21
  荷物扱い廃止。
 1984年(昭和59年)31
  簡易委託駅化。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR東日本の所属駅となる。
 2011年(平成23年)311
  東日本大震災(福島第一原子力発電所事故)で
  被災し、営業休止。
 2020年(令和2年)314
  富岡駅-浪江駅間の運転再開に伴い営業再開。
  東西自由通路及び新駅舎(橋上駅舎)の供用開始。
  ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  無人駅化。

所在地
 福島県双葉郡富岡町大字本岡字新夜ノ森12-4
 北緯372156.85秒、東経1405931.30秒。
接続バス  【夜ノ森駅西口】バス停留所
  場所 : 西口駅前。 
  運行 : 常磐交通
   ・富岡−川内線
駅周囲
その他

 原発事故による避難指示は、20174月に駅西側が
 解除されたが、駅構内と駅東側の区域については
 未だ帰還困難区域内となっている。
 駅再開を前にした2020310日に先行措置として、
 駅構内および駅前の避難指示が解除され、駅への
 アクセス道路のみ通行可能となったが、東口周囲は
 未だゴーストタウンのままである。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    夜ノ森駅 東口の様子。
左端が東西自由通路および駅出入口。
写真中央が旧駅舎を模した待合所兼トイレである。
 
   
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  待合所内 正面出入口付近より、自由通路方向を見る。
通路右手に男女別および障害者用トイレが並んでいる。
撮影立ち位置右手奥には小さなベンチが設置されている。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  東西自由通路東口側出入口。    
     
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  自由通路東口側出入口前の様子。
訪問の時点で、道路両脇は放射能汚染による 『帰還困難区域』と
なっており、店舗・家屋・分かれ道はバリケードにて完全封鎖されている。
正面(東)へ延びる駅前通りは、延長1.6kmの 『福島県道165
夜ノ森停車場線』で、国道6号線の 『新夜ノ森交差点』 を終点とするが、
途中 『帰還困難区域』 の通行止めがあり、国道6号線へは
町道を経由してのアクセスで、通行できる道が限られている。
     
      東西自由通路にて西口側から東口方向を見る。
通路右手にオレンジ色の 乗車駅証明書発行機 が見える所が
駅出入口である。 駅舎部分が少し高い位置にあり、
両出入口へ向かって下り坂となっている。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      駅出入口部(改札口)。
簡易Suica改札機先には、『空間線量率』 が表示されている。
新駅舎は完全無人駅構造であり、改札窓口や駅務室の設置はない。
ホームへのエレベーターが設置されている。
 
  上り1番のりば南端(富岡寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  下り2番のりば中程より、下り原ノ町・仙台方面を見る。
橋上駅舎部分とホームを結ぶ連絡階段はこの1ヶ所のみとなっている。
     
      上り1番のりば南端(富岡寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。
停車する全列車が5両編成の普通列車であり、ホームは必要部分のみ
嵩上げされ、その端部にはフェンスが設置されている。
フェンス先のホームには、昔ながらの白線が残っている。
 
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  下り2番のりば北端(大野寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。
嵩上げでホームが短縮されたことにより、出発信号機がかなり遠くに・・・
     
       
        連絡階段昇降口より、上りいわき・水戸方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  吊り下げ式駅名標。      
      上り1番のりば北端(大野寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  東西自由通路西口側出入口。      
      駅西口の様子。
駅西側の避難指示については、20174月に全面解除となったが、
こちら側は主に田園地帯であり、民家と店舗が数軒あるのみで
ひっそりしている。 東口・西口とも人通りはほとんどない。
道路左手は駅利用者の無料駐車場になっている。
 
         
         
         
           




  20221月 訪問    
駅名  大野(おおの)
駅構造
 島式ホーム11線の地上駅。
駅舎
 橋上駅舎。
駅前広場  東口・西口共あり。
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : なし。
 券売機 : 指定席券売機(1台)、多機能券売機(1台)。
 乗車駅証明書発行機 : あり。
 乗り越し精算機(チャージ可) : あり。
改札  簡易Suica改札機。 ICカード対応 : ○
トイレ  あり。(駅舎内改札外)
駅内店舗
 有人店舗 : なし。
 自動販売機 : なし。
連絡通路
 東西自由通路。
乗車人員  616人/日(2010年度平均)。
 610人/日(2009年度平均)。
管轄
 東日本旅客鉄道 水戸支社。
所属路線  常磐線。
管理
 −
発着列車  上り いわき・水戸方面 14本/日 (1番のりば)
 下り 原ノ町・仙台方面 14本/日 (1番のりば)
 特急『ひたち』 および 普通列車が停車する。
主な歴史

 1904年(明治37年)1122
  私鉄:日本鉄道(にっぽんてつどう)磐城線の
  大野駅として開業。
 1901年(明治34年)88
  路線統合により、磐城線から海岸線の所属駅となる。
 1906年(明治39年)111
  日本鉄道が国有化され、逓信省鉄道作業局の
  所属駅となる。
 1909年(明治42年)1012
  国有鉄道線路名称制定により、内閣鉄道院・常磐線
  の所属駅となる。
 1949年(昭和24年)61
  日本国有鉄道・常磐線の所属駅となる。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR東日本の所属駅となる。
 1988年(昭和63年)330
  橋上駅舎供用開始。
 1995年(平成7年)101
  みどりの窓口設置。
 2011年(平成23年)311
  東日本大震災(福島第一原子力発電所事故)で
  被災し、立ち入り禁止区域に設定される。
 2020年(令和2年)314
  富岡駅-浪江駅間の運転再開に伴い営業再開。
  ICカード「Suica」の利用が可能となると同時に
  無人駅化。(みどりの窓口廃止)
  また、当駅-双葉駅間が単線化される。

所在地
 福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野248
 北緯372432.90秒、東経140592.26秒。
接続バス  【大野駅前】バス停留所
  場所 : 西口駅前。 
  運行 : 常磐交通
   ・富岡−浪江線
 【大野駅】バス停留所
  場所 : 西口駅前。 
  運行 : 大熊町
   ・生活循環バス(富岡駅⇔大野駅)
駅周囲
その他

 当駅から東方4km程に福島第一原子力発電所があり、
 その最寄り駅となっていた。
 駅再開を前にした202035日に先行措置として、
 駅構内および駅前の避難指示が解除され、
 駅へのアクセス道路が通行可能となったが、訪問の
 時点で、駅周囲の町は未だ帰還困難区域となっており、
 ゴーストタウンのままである。
 大熊町の中心駅となっており、町役場は同町下野上
 字大野595-5から、震災により会津若松市、いわき市
 などに分散移転していたが、201957日、
 駅の南西約4.5kmの大川原字南平1717に新築の
 本庁舎に移転し業務を再開している。
 また、同役場は地域の避難場所に指定されている。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    大野駅 駅舎(西口)。
橋上駅舎を有し、自由通路へはエレベーターが設置されている。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  西口駅前の様子。
広い駅前広場は閑散としている。
正面に平屋の建物がある所を左右(南北)に、
福島県道166号大野停車場大川原線が通っている。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅前を通る、福島県道166号大野停車場大川原線にて北側を見る。
駅周辺は福島第一原子力発電所事故による帰還困難区域内で、
特定復興再生拠点区域に指定されている。  通れる道路も限られ、
住民はおらず、業務で訪れる人意外に人の気配はない。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
       
  コンコース(東西自由通路)にて、西口側から東口側を見る。
左手の引っ込んでいる部分が駅出入口である。
その手前のガラス張りの部分が待合室となっている。
撮影立ち位置左手奥に男女別のトイレがある。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      待合室内の様子。
わかりにくいが、白黒の白い部分が個別椅子の背もたれである。
 
       
         
       
       
  駅出入口部(出改札)。
かつての有人窓口はすべて塞がれ、無人駅用に改築されている。
     
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
      簡易Suica改札機前より、ホームへの連絡階段を見る。
左手に乗り越し精算機、右手後方にホームへのエレベーターがある。
正面に1番のりばの表示があるが、2番のりばは廃され存在しない。
 
       
       
     
 
       
  1番のりば南端(夜ノ森寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。
ホームは10両分のみ嵩上げされている。
     
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
      1番のりば南端(夜ノ森寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。
右手の旧2番のりばにはフェンスが設置され、点字ブロックも廃されている。
 
       
         
       
       
  1番のりば中程の上屋下より、上りいわき・水戸方面を見る。
震災前は、当1番のりばが下り原ノ町・仙台方面、
左手の2番のりばが、上りいわき・水戸方面となっていた。
現在はホームにのりば番号の表示はない。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      1番のりば北寄り(双葉寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。
線路左手に、日暮里からの258キロポストと5両停目がある。
 
       
         
       
       
       
  1番のりば北端(双葉寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      2番のりば北端(双葉寄り)のフェンス前から、
下り原ノ町・仙台方面を見る。
旧上り2番線は廃され、次の双葉駅まで単線化されている。
震災前は複線であった路盤は、非常時の避難路等、
臨時の道路として利用されるようで、 舗装化が進んでいる。
 
       
       
       
       
  建植式駅名標。      
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      大野駅 駅舎(東口)。
西口同様、自由通路へはエレベーターが設置されている。
 
       
  東西自由通路より、東口駅前を見る。        
         
           

  20221月 訪問    
駅名  双葉(ふたば)
駅構造
 盛土式単ホーム11線の地上駅。
駅舎
 橋上駅舎。
 双葉町コミュニティーセンターの
 『ステーションプラザふたば』 を併設している。
駅前広場  ロータリーあり。(東口)
 西口は田園地帯であったが、公営住宅プロジェクトが
 推進され、大規模な工事中にて立入不可。
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : なし。
 券売機 : 指定席券売機(1台)、多機能券売機(1台)。
 乗車駅証明書発行機 : あり。
 乗り越し精算機(チャージ可) : あり。
改札  簡易Suica改札機。 ICカード対応 : ○
トイレ  あり。(コミュニティーセンター内)
駅内店舗
 有人店舗 : なし。
 自動販売機 : 飲料。
連絡通路
 東西自由通路。(エレベーターあり)
乗車人員  542人/日(2010年度平均)。
 547人/日(2009年度平均)。
管轄
 東日本旅客鉄道 水戸支社。
所属路線  常磐線。
管理
 −
発着列車  上り いわき・水戸方面 14本/日 (1番のりば)
 下り 原ノ町・仙台方面 14本/日 (1番のりば)
 特急『ひたち』 および 普通列車が停車する。
主な歴史

 1898年(明治31年)823
  私鉄:日本鉄道(にっぽんてつどう)磐城線の
  長塚駅(ながつかえき)として開業。
 1901年(明治34年)88
  路線統合により、磐城線から海岸線の所属駅となる。
 1906年(明治39年)111
  日本鉄道が国有化され、逓信省鉄道作業局の
  所属駅となる。
 1909年(明治42年)1012
  国有鉄道線路名称制定により、内閣鉄道院・常磐線
  の所属駅となる。
 1949年(昭和24年)61
  日本国有鉄道・常磐線の所属駅となる。
 1959年(昭和34年)101
  双葉駅に改称。
 1980年(昭和55年)41
  簡易委託駅化。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR東日本の所属駅となる。
 2011年(平成23年)311
  東日本大震災(福島第一原子力発電所事故)により
  営業休止。
 2020年(令和2年)314
  富岡駅-浪江駅間の運転再開に伴い、
  新駅舎・無人駅化にて営業を再開。
  ICカード「Suica」の利用が可能となる。
  当駅-大野駅間が単線化される。

所在地
 福島県双葉郡双葉町大字長塚字町西39番地2
 北緯372713.36秒、東経141021.38秒。
接続バス  【双葉駅前】バス停留所
  場所 : 東口駅前ロータリー。 
  運行 : 常磐交通
   ・富岡駅前-FH2R
  運行 : 東北アクセス シャトルバス
   ・双葉駅-双葉町産業交流センター
駅周囲
その他

 当駅周辺は、福島第一原子力発電所事故による
 帰還困難区域内の特定復興再生拠点区域と
 なっている。
 駅再開を前にした202034日に先行措置として、
 駅構内および駅前の避難指示が解除され、
 駅へのアクセス道路が通行可能となった。
 双葉町の中心駅となっており、町役場は駅の南東
 1km程に位置しているが、機能はいわき市に避難中。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    双葉駅駅舎(東口)。
右手が震災後の営業再開に合わせて新設された橋上駅舎。
左手(南側)のオレンジ色の建物は旧地上駅舎で、
現在はコミュニティーセンターの一部として使用されているようだ。
旧駅舎が使用された時代には構内跨線橋が存在したが、
橋上駅舎化により取り壊されている。
 
   
   
   
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  コンコース(東西自由通路)にて、東口側から西口側を見る。
通路奥左手がきっぷうりばと改札口。
写真左側の開口部はコミュニティーセンターへの連絡口となっているが、
元は改札内から旧1番のりば(旧上りホーム)への連絡階段だったようだ。
1番のりばの廃止により、急遽自由通路側に連絡口を設けたと思われる。
改札内側からはフェンスにて通行不可となっている。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  上の写真の自由通路から階段を下りると旧1番のりばであるが、
ホームの使用廃止により、正面にはフェンスが設けられ、
利用者は左手のコミュニティーセンターへ導かれる構造となっている。
左手すぐに男女別トイレがある。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
       
       
       
       
       
       
       
  自由通路より改札口を見る。
駅員配置および自動改札機の設置に対応できる設計と思われる。
     
       
         
       
       
       
      1番のりば南端付近(大野寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。
ホーム先100m程に見えるのは東西自由通路で、
車両は二輪車、農耕車のみ通行可となっている。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  1番のりば南端(大野寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。      
       
       
       
       
       
      1番のりば中程の連絡階段下より、上りいわき・水戸方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
  1番のりば中程より、下り原ノ町・仙台方面を見る。      
       
       
       
       
       
      1番のりば北端(大野寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。
右手の旧1番線は廃され、次の大野駅まで単線化されている。
震災前は複線であった路盤は、非常時の避難路等、
臨時の道路として利用されるようで、 舗装化が進んでいる。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
  1番のりば北端(大野寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
      建植式駅名標。  
         
       
       
       
       
       
  西口駅前の様子。
橋上駅舎から西口へ下りると、すぐにフェンスがあり
工事中のため、通行ができなくなっている。
     
       
       
       
       
       
       
       
      駅舎西口の壁面に掲示されている
『双葉駅西口地区 公営住宅プロジェクト』 のポスター。
駅西口は震災前より主に田園地帯であったが、 復興に伴う
新たな町作りプロジェクトとして、帰還・移住の推進を行っている。
マンションのような集合住宅でなく、土間玄関を備えた駐車場付きの
戸建て賃貸住宅の集落を目指しているようだ。
 
       
       
       
       
       
       
       
  東口駅舎前にある 『双葉町シェアサイクル』。
当駅と産業交流センター・伝承館に専用サイクルポート
(貸出・返却場)がある。 100円デポジット方式で、ハンドルロックに
100円を入れるとロック解除、ポートでロックに鍵を差し込むと
返金されるシステムとなっている。
     
       
       
       
       
         
         
         
         
         
        閑散とした東口駅前の様子。
訪問の時点で、双葉町は帰還困難区域内の
特定復興再生拠点区域であり、未だ全町避難が続いている。
現在は駅・駅前・コミュニティセンターのみ立ち入りが可能で、
避難指示が解除された町東側の地域に通じる道路のみ
通行可能となっている。 避難指示の解除により
早ければ20226月にも住民の帰還が実現する予定である。
 
         
         
         
         
           





  20221月 訪問    
駅名  浪江(なみえ)
駅構造
 単式ホーム11線、島式ホーム12線、
 計23線の地上駅。
 盛土式ホームを有する。
駅舎
 構内北側にRC造の地上駅舎。
駅前広場  ロータリーあり。
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : 閉鎖され掲示スペースになっている。
 券売機 : 指定席券売機(1台)、多機能券売機(1台)。
 乗車駅証明書発行機、乗り越し精算機(チャージ可)。
改札  簡易Suica改札機。 ICカード対応 : ○
トイレ  あり。(改札内外)
駅内店舗
 有人店舗 : なし。
 自動販売機 : 飲料、アイスクリーム。
連絡通路
 構内跨線橋。(エレベーターなし)
乗車人員  24人/日(2018年度平均)。
 18人/日(2017年度平均)。
管轄
 東日本旅客鉄道 水戸支社。
所属路線  常磐線。
管理
 原ノ町駅。
発着列車  上り いわき・水戸方面 14本/日 (1番のりば)
 下り 原ノ町・仙台方面 14本/日 (23番のりば)
 特急『ひたち』 および 普通列車が停車する。
主な歴史

 1898年(明治31年)823
  私鉄:日本鉄道(にっぽんてつどう)磐城線の
  浪江駅として開業。
 1901年(明治34年)88
  路線統合により、磐城線から海岸線の所属駅となる。
 1906年(明治39年)111
  日本鉄道が国有化され、逓信省鉄道作業局の
  所属駅となる。
 1909年(明治42年)1012
  国有鉄道線路名称制定により、内閣鉄道院・常磐線
  の所属駅となる。
 1949年(昭和24年)61
  日本国有鉄道・常磐線の所属駅となる。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR東日本の所属駅となる。
 2011年(平成23年)311
  東日本大震災(福島第一原子力発電所事故)により
  営業休止。
 2017年(平成29年)21
  竜田駅-原ノ町駅間で運行中の代行バスが当駅へ
  停車開始。
 2017年(平成29年)41
  当駅-小高駅間の運転再開により駅の営業を再開。
 2020年(令和2年)314
  当駅 - 富岡駅間の運転再開。
  ICカード「Suica」の利用が可能となると同時に
  無人駅化。

所在地
 福島県双葉郡浪江町権現堂塚越2
 北緯372931.7秒、東経1405924.1秒。
接続バス  【浪江駅前】バス停留所
  場所 : 駅前ロータリー。 
  運行 : 常磐交通
   ・富岡駅前-FH2R
 【JR浪江駅】バス停留所
  場所 : 駅前ロータリー。 
  運行 : 浪江町 町内周遊バス 『うけどん号』
   ・浪江駅⇔いこいの村
駅周囲
その他

 当駅のある浪江町は比較的大きな規模の街であり、
 駅周辺は市街地になっている。
 福島第一原子力発電所事故以降、駅周囲は
 201341日に避難指示解除準備区域に移行し、
 自由に立ち入り可能(宿泊は禁止)となったのち、
 2017331日に避難指示が解除されたが、
 街中には未だ遊休地が目立ち、人通りは少ない。
 浪江町の中心駅であり、町役場は駅の東1km程に
 位置している。
 首都圏のSuicaエリアで、最も北に位置する駅である。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    浪江駅 駅舎。
写真左手のモニュメントのような建造物は、
バスターミナルの上屋の支柱である。
 
   
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎出入口。  当駅は長らく有人駅であったが、
当駅-富岡駅間の運転再開に伴い、2020314日に無人駅となった。
震災による利用者減が理由であろうか。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎壁面の建物財産標。
見えにくいが、『鉄 本屋-1 S - 51 - 1 - 30』 とある。
   
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎内の様子。
オレンジ色の乗車駅証明書発行機が置かれている所には
かつてみどりの窓口があった。
特急停車駅であり、指定席券売機が設置されているが、
無人駅には似合わないような・・・
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      駅舎内 改札右手にある 『なみえまるみえ情報館』。
特産品や有名人のサイン色紙などが展示されている。
 
       
         
       
  陽光が入り、明るい構内跨線橋通路。
銘板には、『設計:水戸鉄道管理局、竣工:昭和40624日』とある。
エレベーターの設置はない。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      下り2番のりば東端(双葉寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。  
       
       
       
  上り1番のりば東端(双葉寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      上り1番のりば駅舎前付近より、下り原ノ町・仙台方面を見る。  
       
       
       
  下り3番のりば跨線橋階段下より、上りいわき・水戸方面を見る。
3番線の右手には側線が1線敷設されている。
保線車両等の留置線のようだ。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      下り2番のりば西端(桃内寄り)から、下り原ノ町・仙台方面を見る。  
       
       
       
       
  下り2番のりば西端(桃内寄り)から、上りいわき・水戸方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      吊り下げ式駅名標。  
         
       
       
       
  構内西側(桃内寄り)に留置されている保守用車両 『GMAC』。
移動作業車と材料運搬車の2両からなる
MMU』(Mobile Maintenance Unit) + 鉄道設備の状態測定機器を
搭載した検査駆動車の編成。
ドイツ製で、水戸支社が国内初導入とのこと。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
      駅舎東側に残る頭端式ホーム跡。  
       
       
       
       
       
       
       
  頭端式ホーム跡より振り返る。
かつて使用されたと思われるホーム部分には、グリーンのフェンスが
設置されている。 また、白いフェンス部分は駐輪場である。
この部分を1975年(昭和50年)当時の航空写真で確認すると、
不鮮明ではあるが複数の側線と貨車、貨物積み卸し場、
そして現駐輪場の外側(写真左手方向)に引き込み線のような
路盤が確認出来るが、詳細不明。
     
       
       
       
       
       
         
        駅舎前より北側の駅前ロータリーを見る。
当駅周囲は震災による津波の被害は免れたが、震度6強の本震及び
その後の余震によって家屋の倒壊・損壊・傾斜等の被害が発生した。
避難指示解除により、復興は少しずつ進んでいるようだが、
未だ更地も多く、人通りは非常に少ない。
また、余談であるが、テレビ番組企画である 『ダッシュ村』が
同町津島地区にあり、震災の原発事故により被災している。
 
         
         
         
         
           


 


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