駅のある風景 西日本旅客鉄道 因美線 B  : 土師駅那岐駅美作河井駅知和駅美作加茂駅
HOME駅のある風景中国地方因美線(駅一覧) > 因美線 B
近 畿 ・ 中 国 地 方
     
鳥  取  ⇔  東 津 山
JR西日本 因美線 (いんびせん)

 
駅一覧へ

  20228月 撮影    
駅名  土師(はじ)
駅構造
 盛土式単ホーム11線の地上駅。
駅舎
 なし。(構内東側の駅出入口脇に待合室あり)
駅前広場  ○
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : ×
 券売機 : ×
 乗車駅証明書発行機 : ×
 乗り越し精算機 : ×
 ICカードチャージ (現金:×、 クレジットカード:×)。
改札  行わない。
 ICカード対応 : ×
トイレ  ×
駅内店舗
 有人店舗 : ×
 自動販売機 : ×
連絡通路
 なし。
乗車人員  44人/日(2020年度平均乗降人員)。
 50人/日(2015年度平均乗降人員)。
管轄
 西日本旅客鉄道 中国統括本部 鳥取鉄道部。
所属路線  因美線。
管理
 鳥取鉄道部。
発着列車  上り 智頭・鳥取方面 8本/日
 下り 東津山・津山方面 7本/日
  快速・普通列車が停車する。
主な歴史

 1932年(昭和7年)71
  因美北線が新規開業区間(智頭-美作河井)と
  因美南線を編入し、因美線に改称。
  その新規開業区間に、国有鉄道(鉄道省)の
  土師駅として開業。
 1962年(昭和37年)91
  貨物扱い廃止。
 1970年(昭和45年)101
  荷物扱い廃止。 無人駅化。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR西日本の所属となる。

所在地
 鳥取県八頭郡智頭町大字三吉字又衛門田29
 北緯351358.52秒、東経1341332.85秒。
 開業時は、
 鳥取県八頭郡土師村大字三吉字又衛門田。
接続バス  【土師駅前】停留所
  場所 : 駅前。 県道215号沿い。
  運行 : 日ノ丸バス(すぎっこバス 那岐線)
    ・河津原方面、ほのぼの方面
駅周囲
その他

 駅は山間を流れる土師川が形成する狭い平野部に
 位置するため、東西は山地となっている。
 駅周囲は主に田園地帯であり、民家・商店はあるが
 まばらである。
 かつては民家も多かったようが、過疎化が進んで
 いると思われる。
 1935年(昭和10年)2月までは、当地は土師村であり、
 駅は土師村の中心駅となっていた。
 旧村役場は駅の北東300m程の土師川右岸に
 位置した。
 所在地は、鳥取県八頭郡智頭町埴師656
 現在は一般の会社が建っている。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    土師駅 出入口。
かつては木造駅舎が存在したが、
2001年(平成13年)頃に解体されたようだ。
   
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅出入口脇の待合所。
柱の建物財産標には、『待合所1号 平成132月』 とある。
   
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  ホーム北端(智頭寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。    
     
     
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム中程より、下り東津山・津山方面を見る。      
       
      ホーム北端(智頭寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム中程の駅出入口付近より、下り東津山・津山方面を見る。      
       
      ホーム中程の津山方面のりば付近より、上り智頭・鳥取方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム南端(那岐寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。
ホーム先は旧貨物側線の路盤であり、その左手には旧貨物ホームが
残っている。 旧貨物ホームには現在駐輪場が建っている。
     
       
      ホーム南端(那岐寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  建植式駅名標。  当駅は難読駅として有名である。
駅名は開業時の所在である 『土師村』 から。
土師は古代より存在し、大和朝廷に埴輪を献納する人のことで
村名はその土師が当地に住んでいたことに由来するそうだ。
     
      旧貨物ホーム上より、上り智頭・鳥取方面を見る。
ホーム端(正面の電柱右側)に旧貨物側線の車止めが残っている。
 
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム側より、駅出入口を見る。     駅前を通る 『鳥取県道215号土師停車場線』 より
駅前広場と駅出入口を見る。
 
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  駅前を通る 『鳥取県道215号土師停車場線』 にて
北側(智頭方面)を見る。
     
      駅前を通る 『鳥取県道215号土師停車場線』 にて
南側(津山方面)を見る。
 
         



  20228月 撮影    
駅名  那岐(なぎ)
駅構造
 盛土式相対ホーム22線の地上駅。
駅舎
 構内南側に木造の地上駅舎。
駅前広場  ○
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : ×
 券売機 : ×
 乗車駅証明書発行機 : ×
 乗り越し精算機 : ×
 ICカードチャージ (現金:×、 クレジットカード:×)。
改札  行わない。
 ICカード対応 : ×
トイレ  ○。(駅舎脇に別棟)
駅内店舗
 有人店舗 : ×
 自動販売機 : ×
連絡通路
 構内踏切。(警報機 : ○、 遮断機 : ×)
乗車人員  52人/日(2020年度平均乗降人員)。
 54人/日(2015年度平均乗降人員)。
管轄
 西日本旅客鉄道 中国統括本部 鳥取鉄道部。
所属路線  因美線。
管理
 鳥取鉄道部。
発着列車  上り 智頭・鳥取方面 8本/日 (2番のりば)
  6:48当駅始発 鳥取行き普通列車のみ1番のりば
  より発車する。
 下り 東津山・津山方面 7本/日 (1番のりば)
  快速・普通列車が停車する。
主な歴史

 1932年(昭和7年)71
  因美北線が新規開業区間(智頭-美作河井)と
  因美南線を編入し、因美線に改称。
  その新規開業区間に、国有鉄道(鉄道省)の
  那岐駅として開業。
 1962年(昭和37年)91
  貨物扱い廃止。
 1970年(昭和45年)101
  荷物扱い廃止。 無人駅化。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR西日本の所属となる。
 2008年(平成20年)3
  駅務室に 「那岐診療所」が開業。月2回診察。

所在地
 鳥取県八頭郡智頭町大字大背字中河原116
 北緯351249.65秒、東経1341235.99秒。
 開業時は、
 鳥取県八頭郡那岐村大字大背字中河原。
接続バス  【那岐駅前】停留所
  場所 : 駅の南約100m。 県道295号沿い。
  運行 : 日ノ丸バス(すぎっこバス 那岐線)
    ・河津原方面、ほのぼの方面
駅周囲
その他

 駅は山間を流れる土師川が形成する狭い平野部に
 位置するため、南北は山地となっている。
 駅前付近は小さな集落となっているが、その他は
 主に田園地帯となっている。
 1935年(昭和10年)2月までは、当地は那岐村であり、
 駅は那岐村の中心駅となっていた。
 旧村役場は駅の西750m程の線路沿いに位置した。
 所在地は、鳥取県八頭郡智頭町大背205
 現在は智頭町那岐地区公民館となっている。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    那岐駅 駅舎。
開業時からの木造駅舎である。
出入口左側に 『那岐診療所』 と 『森のミニデイ』 の看板が出ている。
『診療所』は、毎月第13金曜日 14:0016:00 診療科目は 『内科』 とある。
『森のミニデイ』 は、那岐地区内に住む高齢者の集い(ミニデイサービス)
として、2回/週 駅務室内にて行われているとのこと。
   
   
   
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎軒柱の建物財産標。    
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎内の様子。
左手の駅務室は診療所や集会他、地域住民の
各種小活動などが行われているようだ。
正面に立てられているのは 『まちのお知らせ』ボード。
右手ベンチの隅には駅ノートが置かれている。
   
     
     
     
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  木製の改札ラチを抜けるとすぐにホームへの階段がある。
途中に踊り場がないため、結構長い階段に見える。
当駅は山の麓の斜面に位置するため、駅舎とホームには高低差がある。
     
      階段を上がった所は下り1番のりばとなっている。
上り鳥取方面へ赤文字で『旅客通路』(構内踏切)の案内が出ている。
 
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  上り2番のりばより、改札口への昇降口兼待合所を見る。      
      下り1番のりばの改札口への昇降口兼待合所の様子。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  構内東端(土師寄り)の構内踏切より、下り東津山・津山方面を見る。
ホームは千鳥状に配置されている。
     
      下り1番のりば東端(土師寄り)から、上り智頭・鳥取方面と
構内踏切を見る。
 
         
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  構内踏切からの旅客通路にて、下り東津山・津山方面を見る。
上り2番ホーム階段の手前に、幅の狭い4段のコンクリート階段が見える。
これはタブレット閉塞時代の名残で、かつてはこの階段上に
通過列車のための 『通票授柱』 が設置されていた。
     
      上り2番のりば東端(土師寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。
ホーム端の階段先通路右手に 『通票授柱』 跡の階段が見える。
写真ではわかりにくいが、『通票授柱』 跡部分に 1番のりば側へ
職員用の構内踏切跡が確認できる。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  下り1番のりば西端(美作河井寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。
線路の間には 35km/h の速度制限標識が立っている。
     
      上り2番のりば西端(美作河井寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。
線路右手の保線車両が留置されている側線は旧貨物側線である。
 
         
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  下り1番のりば対面にて、下り東津山・津山方面を見る。
保線車両が留置されている旧貨物側線部分には
貨物ホームが形成されている。
     
      下り1番のりばより駅舎方向を見る。
ホームから続く階段上屋先の大きな建物が駅舎。
その左隣に駐輪場、写真左端がトイレである。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  建植式駅名標。
駅開業時の所在は 『那岐村』 であったが、駅名は
因幡国(いなばのくに)と 美作国(みまさかのくに) の
国境にある 『那岐山』 より命名されたらしい。
     
      『名所案内』 ならぬ 『沿線案内』。
一番上に書かれているのは、駅名の由来となった 『那岐山』。
海抜1,255m、南西7km、徒歩約2時間とある。
山頂からの眺望は素晴らしいとのこと。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  駅舎前に建立されている 『那岐駅五十周年記念碑』。
-昭和七年七月一日 幾多先輩の汗と血と郷土愛の努力が実り
ここに陰陽を結ぶ鉄路は成れり- と刻まれている。
     
      駅舎前より駅前の小集落を見る。
南へ延びる駅前通りは、『鳥取県道296号西谷那岐停車場線』 である。
前述したが駅は山の麓にあるため、道は前方へ下り坂となっている。
 
       
       


  20228月 撮影    
駅名  美作河井(みまさかかわい)
駅構造
 盛土式島ホーム11線の地上駅。
駅舎
 構内北側に木造の地上駅舎。
駅前広場  ○
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : ○ (ガラス戸が閉まっている)
 券売機 : ×
 乗車駅証明書発行機 : ×
 乗り越し精算機 : ×
 ICカードチャージ (現金:×、 クレジットカード:×)。
改札  行わない。
 ICカード対応 : ×
トイレ  ○ (駅舎脇に別棟)
駅内店舗
 有人店舗 : ×
 自動販売機 : ×
連絡通路
 構内踏切 (警報機 : ×、 遮断機 : ×)
 ただし踏切の線路は本線から分断されている。
乗車人員  10人/日(2021年度平均)。
 15人/日(2020年度平均)。
管轄
 西日本旅客鉄道 中国統括本部 岡山支社。
所属路線  因美線。
管理
 津山駅。
発着列車  上り 智頭・鳥取方面 6本/日
 下り 東津山・津山方面 6本/日
  普通列車が停車する。
主な歴史

 1931年(昭和6年)912
  国有鉄道(鉄道省)因美南線 美作加茂駅-当駅間
  延伸により、美作河井駅として開業。 終着駅。
 1932年(昭和7年)71
  因美北線が新規開業区間(智頭-美作河井)と
  因美南線を編入し、因美線に改称。
 1962年(昭和37年)91
  貨物扱い廃止。
 1970年(昭和45年)101
  荷物扱い廃止。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR西日本の所属となる。
 1997年(平成9年)1129
  棒線化。 無人駅化。

所在地
 岡山県津山市加茂町山下(さんげ)51
 北緯351219.35秒、東経134625.17秒。
 開業時は、岡山県苫田郡加茂町山下。
接続バス  【美作河井駅】停留所
  場所 : 駅前。
  運行 : 津山市営阿波バス
    ・加茂方面、阿波方面
駅周囲
その他

 岡山県の最北端にある駅であり、また因美線の
 最高地点(標高335m)に位置する駅である。
 山間を流れる加茂川が形成する狭い平野部に
 位置し、南北は山地となっている。
 駅前付近は小さな集落となっている。
 駅南側には、天文元年(1532年)から翌二年に
 かけて、草刈衡継(ひらつぐ)が矢筈山(標高756m・
 に築いた 『矢筈城跡』 がある。
 岡山県指定史跡の指定を受け、築城以来一度も
 落城することのなかった難攻不落の堅城だった
 とのこと。 当駅より徒歩にてのアクセスとなる。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    那岐駅 駅舎。
開業時からの木造駅舎が残っている。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎壁面の建物財産標。    
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎内の様子。
窓の桟が木製というレトロな雰囲気が素晴らしい。
尚、撮影立ち位置には作り付けの木製ロングベンチがある。
旧出札カウンターには駅ノートが置かれていた。
   
     
     
     
     
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  構内踏切跡より駅舎を見る。
1997年(平成9年)の交換設備廃止に伴い、構内踏切は廃されている。
廃止以前は警報機のみ・遮断機なしの形態であった。
     
       
      ホーム東端(那岐寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。
棒線化により、列車のりばはかつての下り方面のりばに一本化された。
線路左手に 『速度制限解除標識』 が立てられている。
尚、路線は那岐方面から60km/h(機関車・キヤは55km/h)の
制限速度となっている。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム東端(那岐寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。
1997年(平成9年)11月の棒線化までは、当駅にてタブレット交換が
行われていた。  1993年(平成5年)撮影の写真資料によると
ホーム先の木製電柱部分に小さな四角い草地が見える所には
『上り通票授柱』 と 『信号扱い所』 が置かれていた。
また、分岐器左手の背の高い樹木の脇には 『腕木式信号機』 が
設置され、『信号扱い所』 の”機械てこ”により操作が行われていた。
     
       
       
      ホーム中程の待合室付近より、下り東津山・津山方面を見る。
棒線化により上り方面の線路が分断・廃止されている。
また、棒線化以前よりホームにはのりば番号はなく、
方面表示のみだったようだ。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム中程の待合室付近より、上り智頭・鳥取方面を見る。      
      ホーム西端(知和寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。
写真ではわかりにくいが、ホーム先端に 『下り通票授柱』 の
撤去跡がある。 当駅を通過する 急行「砂丘」が主に使用していた。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム西端(知和寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。
広い構内を有している。
     
       
      ホームの待合室。
両妻に大きな軒を有する めずらしいタイプの待合室である。
 
       
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  ホーム上の待合室内。
内壁は比較的新しいものであるが、
作り付けのロングベンチ、屋根の梁・垂木など かなりの年季物である。
     
       
       
      ホーム上の待合室の柱にある建物財産標。
登録日と思われる日付は、駅舎と同一年月日である。
 
         
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  建植式駅名標。
駅から東へ『加茂川』に架かる『松ぼうき橋』を渡ると
加茂町河井地区である。  駅名はこの河井を採ったものである。
     
       
      駅前より東へ伸びる駅前通りは、駅舎前から
岡山県道・鳥取県道6号津山智頭八東線までを結ぶ、
総延長210mの岡山県道208号美作河井停車場線である。
道は当駅前で行き止まりとなっている。 小集落のある県道6号線
までは下り坂となっており、途中に民家はほとんどない。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  構内西側に転車台が残されている。
鳥取方面からの除雪車(ラッセル車)の方向転換に使用されたもので、
いつの頃からか使用されなくなり、土中に埋設処分されたものが
2007年(平成19年)4月に発見・掘り起こされ復元された。
2008年度(平成20年度)に経済産業省により、
近代化産業遺産の認定を受けている。
     
       
       
       
      美作河井転車台。
上路式手動転車台である。  転車台の奥に本線が見える。
また、この転車台の右手が矢筈城(やはずじょう)跡への
登山口となっている。 城跡へはハイキングの装備が必要とのこと。
また、矢筈城跡へは隣の知和駅からもアクセス可である。
 
       
         
         
           
 
 
         
 
松ボウキ橋梁
       
           
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  美作河井-知和 間の 「加茂川」 に架かる 『松ボウキ橋梁』。(ボウキは山偏(山冠)に川)
川面からの高さは約20m。 橋長97m。 5径間の上路プレートガーダー橋である。
橋脚は鉄筋コンクリート造の円錐形で、表面に花崗岩が張られているとのこと。
 
   
   
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  橋梁の塗装記録表。     橋銘板。 (これでも目一杯ズームしています)
何回も塗装が繰り返され、既に記載事項の殆どが判読不能となっている。
写真原本を拡大すると、推測も含め
昭和六年(午契橋1476)、
活荷重 E33
鉄道省
材料 L 八幡製鉄所
       鋲 浅野小倉製鋼所
程度が読み取れる。
 
       
       
       
       
       
         


  20228月 撮影    
駅名  知和(ちわ)
駅構造
 盛土式単ホーム11線の地上駅。
駅舎
 構内北側に木造の地上駅舎。
駅前広場  ○
管理形態
 無人。
きっぷ
うりば
 出札窓口 : ○ (ガラス戸が閉まっている)
 券売機 : ×
 乗車駅証明書発行機 : ×
 乗り越し精算機 : ×
 ICカードチャージ (現金:×、 クレジットカード:×)。
改札  行わない。
 ICカード対応 : ×
トイレ  ○ (駅前広場駐輪場脇)
駅内店舗
 有人店舗 : ×
 自動販売機 : × (50m程先の県道に飲料の自販機)
連絡通路
 なし。
乗車人員  8人/日(2021年度平均)。
 9人/日(2020年度平均)。
管轄
 西日本旅客鉄道 中国統括本部 岡山支社。
所属路線  因美線。
管理
 津山駅。
発着列車  上り 智頭・鳥取方面 6本/日
 下り 東津山・津山方面 6本/日
  普通列車が停車する。
主な歴史

 1931年(昭和6年)912
  国有鉄道(鉄道省)因美南線 美作加茂駅-美作河井
  間の延伸により、知和駅として開業。
 1932年(昭和7年)71
  因美北線が新規開業区間(智頭-美作河井)と
  因美南線を編入し、因美線に改称。
 1970年(昭和45年)101
  貨物および荷物扱い廃止。 無人駅化。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR西日本の所属となる。

所在地
 岡山県津山市加茂町小渕918-4
 北緯351133.83秒、東経1340437.60秒。
 開業時は、岡山県苫田郡東加茂村小渕。
接続バス  【知和駅】停留所
  場所 : 駅の北約50m。 県道6号沿い。
  運行 : 津山市営阿波バス
    ・加茂方面、阿波方面
駅周囲
その他

 山間を流れる加茂川が形成する狭い平野部に
 位置し、南北は山地となっている。
 駅前付近は主に田畑であり、
 民家は点在レベルである。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    知和駅 駅舎。
開業当時からの木造駅舎である。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  玄関柱の建物財産標。
庇柱の陰になり、正面から見ることができない。
『鉄 知和本屋1号 知和駅 昭和6930日』 とある。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
       
       
       
       
  駅舎内の様子。
隣の 「美作河井駅」 同様、素晴らしい佇まいである。
旧出札カウンターには駅ノートが置かれている。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
      改札口付近の様子。
軒はトタン板で補修されているが、いつまでも残して欲しい風景である。
 
       
         
       
       
       
       
  ホーム西端(美作加茂寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
      ホーム西端(美作加茂寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。  
       
       
       
       
       
  ホーム中程より、駅舎と上り智頭・鳥取方面を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
      駅舎前から西寄りにある待合室付近より、下り東津山・津山方面を見る。  
       
       
       
       
       
  ホームより駅舎を見る。      
       
       
       
       
       
       
       
       
      待合室内の様子。  
       
         
       
       
       
  ホーム東端(美作河井寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。
ホーム先に旧貨物ホームが残っている。
     
       
         
       
       
       
       
       
       
       
      待合室の建物財産標。  
       
       
       
       
       
  建植式駅名標。
駅名は、開業前の1889年(明治22年)61日の町村制施行に伴い消滅した
『東北条郡(現苫田郡) 知和村』 から。
     
       
       
       
       
       
       
       
       
      ホーム東端(美作河井寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
  ホーム東端(美作河井寄り)から、旧貨物ホームと
上り智頭・鳥取方面を見る。
     
       
         
       
       
       
       
       
      構内東側(美作河井寄り)から、貨物ホーム(本線と反対側)を見る。
大きな島ホーム構造となっている。 当ホームは
1970年(昭和45年)の貨物扱い廃止以降 使われておらず、
ホーム上には樹木が生えている。(植樹したものか?)
 
       
       
       
         
         
         
         
  駅舎前より北へ延びる駅前通り。
50m程で 岡山県道・鳥取県道6号津山智頭八東線に突き当たる。
県道に出たところに、『知和駅』バス停がある。
       
         
         


  20228月 撮影    
駅名  美作加茂(みまさかかも)
駅構造
 盛土式相対ホーム22線の地上駅。
駅舎
 構内東側に木造の地上駅舎。
駅前広場  ○
管理形態
 簡易委託。(駅舎内発券)
きっぷ
うりば
 出札窓口 : ○ (平日・土・祝日の朝夕のみ営業)
        営業時間 : 6:309:3015:0018:00
 券売機 : ×
 乗車駅証明書発行機 : ×
 乗り越し精算機 : ×
 ICカードチャージ (現金:×、 クレジットカード:×)。
改札  行わない。
 ICカード対応 : ×
トイレ  ○ (駅舎内)
駅内店舗
 有人店舗 : ×
 自動販売機 : 飲料。
連絡通路
 構内踏切 (警報機 : ○、 遮断機 : ×)
乗車人員  63人/日(2021年度平均)。
 58人/日(2020年度平均)。
管轄
 西日本旅客鉄道 中国統括本部 岡山支社。
所属路線  因美線。
管理
 津山駅。
発着列車  上り 智頭・鳥取方面 7本/日 (2番のりば)
 下り 東津山・津山方面 9本/日 (1番のりば、一部2番)
  快速・普通列車が停車する。
主な歴史

 1928年(昭和3年)315
  国有鉄道(鉄道省)因美南線 美作加茂駅-東津山駅
  間開業により、美作加茂駅として開業。 起点駅。
 1932年(昭和7年)71
  因美北線が新規開業区間(智頭-美作河井)と
  因美南線を編入し、因美線に改称。
 1970年(昭和45年)101
  貨物扱い廃止。
 1984年(昭和59年)21
  荷物扱い廃止。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR西日本の所属となる。
 2000年(平成12年)41
  簡易委託駅化。
 2003年(平成15年)615
  駅舎改築。

所在地
 岡山県津山市加茂町桑原178
 北緯351010.32秒、東経1340343.80秒。
 開業時は、岡山県苫田郡東加茂村桑原。
接続バス  【加茂駅前】停留所
  場所 : 駅前。 町道沿い。
  運行 : 中鉄ほくぶバス(ごんごバス)
    ・加茂方面、イオン津山店前方面

 【加茂駅】停留所
  場所 : 駅舎前。
  運行 : 加茂観光バス
    ・下津川線、原口線
駅周囲
その他

 駅は山間を流れる加茂川に倉見川が合流する
 平野部に位置する。
 津山市加茂支所のある地区の中心部からは
 南へ1.5km程離れている。
 尚、津山市加茂支所は、1942年(昭和17年)5月まで
 存在した苫田郡加茂町役場の場所を継承している。
 また当駅は、開業時は苫田郡東加茂村の中心駅と
 なっていた。
 東加茂村役場は、当駅の南550m程に位置し、
 現在は津山市公郷公民館となっている。

 

 

 

 
   
   
   
   
   
   
   
    美作加茂駅 駅舎。
2003年(平成15年)に改築された2代目駅舎である。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎内の様子。
撮影立ち位置後方にトイレがある。
   
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  上り2番のりばより駅舎を見る。    
     
     
     
     
     
     
     
       
       
       
       
       
       
       
  構内北端(知和寄り)の構内踏切より、下り東津山・津山方面を見る。      
       
       
       
       
       
      上り2番のりば北端(知和寄り)から、構内踏切と
上り智頭・鳥取方面を見る。
 
       
         
       
       
       
       
       
       
  上り2番のりば中程より、下り東津山・津山方面を見る。
右手の待合室は、開業当初からのものだそうだ。
     
       
         
       
       
       
       
      下り1番のりば中程より、上り智頭・鳥取方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
  下り1番のりば南端(三浦寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。
ホーム先から左手へ旧貨物側線が分岐している。
     
       
         
       
       
       
      上り2番のりば南端(三浦寄り)から、上り智頭・鳥取方面を見る。  
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  駅舎南側(三浦寄り)から、下り東津山・津山方面を見る。
左手に旧貨物ホームが残っており、草に埋もれて
使われていない旧貨物側線が1線残っている。
正面は貨物側線の路盤であり、2線程のスペースがある。  
     
       
       
       
       
      建植式駅名標。
駅名は、開業時の東加茂村および隣接する加茂町からと思われる。
美作を冠したのは、関西本線の加茂駅がすでに存在したため。
 
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
  駅前通りにて南側を見る。
駅は左手。
     
       
         
         
        駅前通りにて北側を見る。
駅は横断歩道右手。
 
         
           



 

駅一覧へ

 

HOME駅のある風景中国地方因美線(駅一覧) > 因美線 B