駅があった風景 日本国有鉄道 手宮線 : 南小樽駅色内仮乗降場手宮駅桟橋駅
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北  海  道
     
南 小 樽  ⇔  手  宮
日本国有鉄道 手宮線(てみやせん)

 
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手宮線


 

 
乗換のご案内
日本国有鉄道 函館本線
函館 ⇔ 旭川
       
 
20119月撮影    
       
     
駅名  南小樽(みなみおたる)
駅構造
 島式ホーム12線の地上駅。
駅舎
 鉄骨構造の地上駅舎。
駅前広場  あり。
管理形態
 業務委託。
きっぷ
うりば

 出札窓口 : みどりの窓口(5:300:30)。
 券売機 : 自動券売機。(2台)

改札  簡易Kitaca改札機(2通路)、有人改札。
トイレ  あり。(改札外)
駅内店舗

 有人店舗 : コンビニ。
 自動販売機 : 飲料。

連絡通路

 構内跨線橋。

乗車人員  1,764人/日(2009年度平均)。
 1,726人/日(2006年度平均)。
管轄
 北海道旅客鉄道 本社。
所属路線  函館本線
管理
 小樽駅。
発着列車  上り 小樽方面 79本/日 (2番のりば)
 下り 札幌方面 80本/日 (1番のりば)
  上り方面のみ、快速「エアポート」、
  「いしかりライナー」が停車。
主な歴史  1880年(明治13年)1111
  官営(北海道開拓使)幌内鉄道開通に
  伴い、仮開業。 一般駅。
 1880年(明治13年)1111
  開運町駅(かいうんちょうえき)として正式開業。
 1881年(明治14年)522
  住吉駅に改称。
 1900年(明治33年)611
  小樽駅に改称。
 1920年(大正9年)715
  南小樽駅に改称。
 1985年(昭和60年)115
  手宮線廃止。
 1987年(昭和62年)41
  国鉄分割民営化により、JR北海道の駅となる。
所在地
 北海道小樽市住吉町10-7
接続バス  【南小樽駅前】停留所
  場所 : 駅前を通る、小樽市道住吉線沿い。
  運行 : 北海道中央バス
   ・奥沢線
駅周囲
その他
 かつては当駅より手宮線が分岐しており、
 現在でも駅舎とホームの間には廃線跡が
 見られる。
 駅舎は改修を重ねられた古いものであるが、
 同様に跨線橋もかなり年季の入ったものが
 使用されている。
 尚、駅舎にはコンビニが同居している。
 列車は昼間でも上下線とも10〜15分間隔で
 発着があり、利用者も多い。
 駅前には、タクシーのりばや一般車の
 送迎駐車スペースがある。
 周囲は小樽の市街地であり、学校や市立病院も
 至近である。
 駅から400m程南西を国道5号線が並行している。
 立地条件や建造物等に歴史を感じる印象的な
 駅である。
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  南小樽駅駅舎。
左半分が駅本屋、右半分がコンビニになっている。
尚、駅前広場は駅舎側が低い傾斜地になっている。
   
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎内の様子。
写真正面にみどりの窓口。左に自動改札機。
右に自動券売機、その右の扉はコンビニへの出入口になっている。
   
     
       
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  一般道の量徳橋から手宮および函館本線の小樽方面を見る。
路盤は丘陵部を切り通して開かれており、
駅舎はホームより高い位置に建てられている。
   
     
       
     
     
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  構内跨線橋から手宮および函館本線・小樽方面を見る。
右側の途切れている線路が手宮線跡である。
 
   
      駅西側の 『曙町通り踏切』 より、旧ホーム方面を見る。
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  函館本線下り2番のりばより、手宮および函館本線の小樽方面を見る。
右側の空きスペースが手宮線跡である。
 
   
      函館本線下り2番のりばより、函館本線の札幌・小樽築港方面を見る。
左側の手宮線のホームは既に廃されており、往時の状況は
わからないが、跨線橋左下の石積みは旧ホーム跡で、
そこに斜め手前に渡された跨線橋の鉄骨フレームは、
連絡階段跡に思える。
   
   
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
   
     
     
   
   
    ホーム東南端より、下り札幌・小樽築港方面を見る。
ホーム先の一般踏切のあたりから、左の空きスペースの部分に
旧手宮線が分岐していたと思われる。
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅前の様子。 写真左奥が駅舎になる。
駅前ロータリーがそれほど広くないため、
路線バスの停留所は市道沿いに設置されている。
   
     
       
         
 
         
       
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
      南小樽から小樽駅南側の寿司屋通りを過ぎると遊歩道が始まる。
尚、寿司屋通りの橋梁は廃されている。
住宅に囲まれた廃線跡は、遊歩道を伴い手宮方面へ長く伸びている。
     
       
     
     
     
     
  南小樽から小樽方面へ函館本線との分岐を過ぎると
路盤跡に線路が姿を見せる。
   
     
       
       
       
       
       
       
       
        手宮線は廃線後も、かなりの部分で線路が残されているため、
遮断機のない路地の小さな踏切跡も残っている。
       
         

 




               
       
駅名  色内(いろない) : 仮乗降場
駅構造
 単式ホーム11線の地上駅。
駅舎
 木造の地上駅舎。
駅前広場  なし。
管理形態
 −
きっぷ
うりば

 出札窓口 : −
 券売機 : −

改札  −
トイレ  −
駅内店舗

 有人店舗 : −
 自動販売機 : −

連絡通路

 なし。

乗車人員  −
管轄
 日本国有鉄道。
所属路線  手宮線。
管理
 −
発着列車  −
主な歴史

 1912年(大正元年)86
  国有鉄道(内閣鉄道院)手宮線の
  色内仮停車場として開設。 旅客のみ取扱い。
 1914年(大正3年)121
  営業休止。
 1920年(大正9年)61
  営業再開。 旅客のみ取扱い。
 1943年(昭和18年)51
  色内駅として常設駅化。
 1943年(昭和18年)101
  営業休止。
 1948年(昭和23年)1110
  廃駅。
 1949年(昭和24年)91
  日本国有鉄道手宮線のの色内仮乗降場として
  開設。 旅客のみ取扱い。
 1962年(昭和37年)515
  手宮線の貨物線化(旅客営業廃止)に伴い廃駅。

所在地
 北海道小樽市色内1丁目9番。
接続バス  −
駅周囲
その他
 駅は現在の市立小樽美術館・文学館の西隣に
 位置した旅客専用駅であった。
 一度廃された駅舎はは2011年に当時のものを
 復元する形で再建され、長い遊歩道(路盤跡)の
 途中の休憩所となっている。
 遊歩道からはスロープでホームに上がれるように
 なっている。(旧千鳥ホームへ向かう構内踏切の
 名残かもしれない)
 また、駅舎内には往時の写真や沿革なども掲示
 されている。
 周囲は小樽市の中心街であり、JR小樽駅からは
 直線距離で500m程の徒歩圏内にある。
 

 
 
 
20119月撮影  
     
     
     
     
     
     
     
     
      色内駅駅舎跡。
かつての色内駅舎をモチーフに、2010年(平成22年)小樽市により
休息所として設置されたものである。
駅前広場はなく、旧駅舎は路地に面している。
     
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  駅舎は休憩所になっており、駅舎内にはベンチが置かれている。    
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
   
  ホームの正面は小樽市立小樽美術館。  
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
   
    遊歩道より手宮方面を見る。
遊歩道は旧複線の路盤跡と思われる。
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
  旧駅のすぐ南側には片側2車線の『緑山手通り』が通っており、
踏切跡が残っている。また、警報機のランプもそのまま
残っており、道路には『一時停止の必要ありません』との
看板が建っている。
 
   
   
     
     
      駅舎前の遊歩道より、南小樽方面を見る。
     
       
       
 
       
       
 
冬の色内駅跡
   
  20192月撮影    
       
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  遊歩道より手宮方面を見る。
訪問時は小樽運河や手宮線跡など市内全域で行われる
イベント、「小樽雪あかりの路」 開催中であった。
訪問時は昼間の短時間滞在であったが、
夜は雪灯籠に明かりが灯り、たいへんきれいとのことだ。
  雪化粧の駅跡。
通路は確保されている。
   
     
   
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
      駅跡南側の踏切跡より、南小樽方面を見る。
     
       
       
 
       
      20119月撮影
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  色内駅より手宮方面へ進んだ中央通り手前付近の風景。
ベンチや花壇が設置された廃線跡は、市街地のオアシスといった雰囲気だ。
  中央通りの旧踏切より南小樽・色内方面を見る。
   
       
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  路線跡では鉄道写真展が開催されていた。   【馬そり用踏切】
『敷板がありませんので車両(馬そりは除く)は通行できません』の
古標識がある。 場所は小樽市色内3丁目4付近で、
色内川下バス停前の路地を東に入った所にある。
   
     
       






               
       
駅名  手宮(てみや) : 貨物駅
駅構造
 単式ホーム11線、島式ホーム12線、
 計23線の地上駅。
駅舎
 木造の地上駅舎。
駅前広場  −
管理形態
 職員配置。
きっぷ
うりば

 出札窓口 : −
 券売機 : −

改札  −
トイレ  −
駅内店舗

 有人店舗 : −
 自動販売機 : −

連絡通路

 −

乗車人員  −
管轄
 日本国有鉄道。
所属路線  手宮線。
管理
 −
発着列車  −
主な歴史

 1880年(明治13年)1128
  官営(北海道開拓使)幌内鉄道の手宮駅として
  開業。 貨物駅。
 1889年(明治22年)1211
  北海道炭礦鉄道に譲渡と同時に
  旅客・荷物取扱い開始。 一般駅化。
 1906年(明治39年)101
  日本国有鉄道に移管。
 1907年(明治40年)71
  旅客取扱い休止により貨物駅化。
 1912年(大正元年)811
     〜  1962年(昭和37年)515
  一般駅化、貨物駅化を数回繰り返す。
 1966年(昭和41年)826
  駅舎新築移転。
 1985年(昭和60年)115
  手宮線廃線に伴い廃駅。

所在地
 北海道小樽市手宮町1丁目。
接続バス  −
駅周囲
その他
 駅跡地は小樽市総合博物館の屋外展示施設
 として保存されている。
 広い施設内では、SLのアイアンホース号が
 中央駅−手宮駅(SL用)間に運行され、客車には
 無料で乗車できる。
 また、国の重要文化財に指定された、当時の
 機関庫や転車台も残されている。
 尚、転車台はアイアンホース号運行のため、
 手宮口側にも新たに設置され、計2基が稼働して
 いる。(当博物館は広く、正面口と手宮口の
 2ヶ所の入口がある)
 その他、腕木式信号機や国鉄時代の車両が多数
 展示されており、本館内にも貴重な資料が多数
 展示されている。
 尚、廃駅当時は貨物駅であったため、旅客用の
 駅舎やホームの位置を特定することは難しい。
 一般の入館料は400円(夏季)。
 路線の開業当初は海側の桟橋駅(貨物駅)まで
 線路が伸びていたが、桟橋の老朽化のため廃駅。
 その後、戦時中までは桟橋駅東側に建設された
 高架桟橋(駅ではないため、手宮駅構内扱いと
 思われる)にて貨物(石炭)輸送が行われていた。
 尚、桟橋駅関連の遺構は残っていないが、
 高架桟橋へは博物館裏手に擁壁(ようへき:路盤を
 支えた煉瓦造りの壁)が残り、海側にはふたつ
 あった桟橋の土台が2ヶ所残っている。
 (現ホーマック手宮店裏手付近)
 

 
 
 
20119月撮影  
     
     
     
     
     
     
     
     
      正面入口からの小樽市総合博物館 鉄道・科学・歴史館。
入口には幌内鉄道建設を指導したアメリカの鉄道技師
「ジョセフ・ユリー・クロフォード」の銅像が建立されている。
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  鉄道・科学・歴史館のロビー。
写真左奥に駅のラチを模した博物館入口がある。
   
     
       
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
  館内には往時の手宮駅構内図が展示されている。
駅舎、ホーム、跨線橋、機関庫、転車台、官舎、
桟橋駅等が描かれている。
   
     
       
     
     
     
     
     
     
     
   
   
   
   
   
   
  横河橋梁製作所による手動式転車台(大正8年製)が
現役で稼働している。
写真左の茶色の建物が1号機関車庫、
正面の赤屋根が3号機関車庫。
すべて国の重要文化財である。
 
   
   
   
     
   
   
    広い施設内では、SLのアイアンホース号(明治42年製)が
3往復/日で運行されている。 入館者の乗車は無料。
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
  博物館の正面入口側にある 『中央駅』。
アイアンホース号の専用駅である。
 
   
     
   
   
    博物館の手宮口側にある 『手宮駅』。
アイアンホース号の専用駅である。
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
  館内には多数の車両が静態保存されている。
このホームは展示用に造られたものであるが、
昔の写真や図を見ると、当時の旅客ホームのあった位置に
近いような気がする。
 
   
   
     
   
    手宮口に設けられた転車台。
こちらは動力式で、アイアンホース号運行用に
新たに設置(移設)されたものと思われる。
   
     
   
   
   
   
   
   
   
   
   
  小樽市総合博物館・手宮口。
どことなく駅舎っぽい造りにも思える。
 
   
     
     
      手宮口館内。
手宮線マップ等の案内図や各種パンフレット有り。
     
       

 

 



               
       
駅名  桟橋(さんばし) : 貨物駅
駅構造
 地上駅。
駅舎
 −
駅前広場  −
管理形態
 −
きっぷ
うりば

 出札窓口 : −
 券売機 : −

改札  −
トイレ  −
駅内店舗

 有人店舗 : −
 自動販売機 : −

連絡通路

 −

乗車人員  −
管轄
 北海道炭礦鉄道。
所属路線  北海道炭礦鉄道(貨物線)
管理
 −
発着列車  −
主な歴史

 1893年(明治26年)326
  北海道炭礦鉄道の手宮桟橋に開業。 貨物駅。
 1901年(明治34年)116
  桟橋の老朽化に伴い廃駅。

所在地
 北海道小樽市手宮町1丁目。
接続バス  −
駅周囲
その他
 石炭船積み用の貨物駅として開業したが手宮桟橋
 の老朽化により、わずか8年で廃駅となった。
 廃止後110年以上が経過しており、詳細なデータは
 不明。
 おおよその場所は、高架桟橋土台跡の西側で、
 現在のホーマック手宮店とホクレン倉庫の間付近と
 思われる。
 

 
 
 
20119月撮影  
     
     
     
     
     
      すみません! 未訪問です。
その内行ってきます。
ってか、行っても痕跡がないと思いますが・・・
     
     
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       
       

 

 




手宮線
終点

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