駅舎に入って左手に待合室がある。
テレビが設置され、撮影立ち位置後方に日本最北のKIOSKがある。
ジェイ・アール北海道バス・深名線 『ライスセンター前停留所』。
市道十六線と市道東五線の交差点西側に設置されている。
下り名寄方面4本/日、上り幌加内方面4本/日の便がある。
(幌加内行きは、土日祝に運休便あり)。
尚、旧駅名である”西名寄”という停留所は存在しない。
駅名 |
天塩弥生(てしおやよい) |
駅構造
|
島式ホーム1面1線の地上駅。 |
駅舎
|
木造の地上駅舎。 |
管理形態
|
無人。 |
きっぷうりば
|
−
|
駅内店舗
|
有人店舗
: −。 自動販売機 : −。 |
連絡通路
|
なし。 |
管轄
|
北海道旅客鉄道 旭川支社。 |
管理
|
− |
乗降人員
|
− |
開業日
|
1937年(昭和12年)11月10日
国有鉄道(鉄道省)名雨線の初茶志内駅
(はっちゃしないえき)として開業。
1951年(昭和26年)7月20日
天塩弥生駅に改称。 |
廃駅日 |
1995年(平成7年)9月4日
深名線廃線により廃駅。 |
所在地
|
北海道名寄市弥生。 |
備考
|
駅は南北を低い山地に囲まれた
名寄市の西端に位置した。
駅があった場所は、名寄市街から西へ
延びる北海道道798号西風連名寄線沿い
に設置された代替バスの『天塩弥生停留
所』を南へ入った所で、バスの停留所
以外、目立ったランドマークはない。
廃駅時は木造の小さな駅舎と、盛土式の
島式ホームの駅舎側の1線を廃した駅構造
の無人駅であったが、かつては交換設備と
構内踏切を有し、貨物・荷物を扱う有人駅
であった。
廃駅前の1995年(平成7年)8月の時点で、
下り名寄方面5本/日
(7:41、10:26、12:56、15:20、18:08)、
上り深川・朱鞠内方面4本/日
(8:18、13:25、16:09、19:04)の発着があり、
すべての定期列車が停車していた。
利用客は名寄市街への通勤・通学者が
大半だったとのことだ。
廃駅の時点で、駅舎とホームは線路の
北側にあった。
現在、すべての施設が撤去され、駅跡と
路盤跡は整地されており、駅跡の特定
が出来なくなっている。
駅跡周囲には民家が点在しているが、
かつては集落が形成されており、
弥生地区には、名寄市立弥生小学校が
あったが、過疎化により1978年(昭和53年)
3月31日をもって閉校、名寄市立名寄南
小学校へ統合されている。
|
ジェイ・アール北海道バス・深名線 『天塩弥生停留所』。
北海道道798号西風連名寄線沿いに設置されている。
下り名寄方面4本/日、上り幌加内方面4本/日の便がある。
(幌加内行きは、土日祝に運休便あり)。
当地の地名は”弥生”であるが、停留所名は
旧駅名と同じ ”天塩弥生”とされている。
北海道道798号西風連名寄線より、名寄市街地方面(東側)を見る。
道路両側に『天塩弥生停留所』が設置されている。
路盤があったと思われる場所に立ち、下り名寄・西名寄方面(東側)と
線路左手にあったホーム跡付近を見るが、場所の特定ができない。
路盤があったと思われる場所に立ち、上り深川・北母子里方面(西側)を見る。
すでに路盤跡も消えてしまっている。
駅名 |
西名寄(にしなよろ) |
駅構造
|
島式ホーム1面1線の地上駅。 |
駅舎
|
木造の地上駅舎。 |
管理形態
|
無人。 |
きっぷうりば
|
−
|
駅内店舗
|
有人店舗
: −。 自動販売機 : −。 |
連絡通路
|
なし。 |
管轄
|
北海道旅客鉄道 旭川支社。 |
管理
|
− |
乗降人員
|
− |
開業日
|
1937年(昭和12年)11月10日
国有鉄道(鉄道省)名雨線の西名寄駅
として開業。 |
廃駅日 |
1995年(平成7年)9月4日
深名線廃線により廃駅。 |
所在地
|
北海道名寄市曙260。 |
備考
|
駅は名寄市街の西を流れる天塩川の対岸
(西側)にあり、広い田園地帯に位置した。
駅があった場所は、北海道道798号西風連
名寄線の南600m程を並行する市道十六線
と市道東五線が交差する西側で、現在は
駅跡地に上川ライスターミナル名寄工場
が建っており、それが駅跡のランドマーク
となっている。
また、近くには代替バスの『ライスセンター
前停留所』が設けられている。
廃駅時は木造駅舎を切断し、待合室のみ
に改造した駅舎と、盛土式島式ホームの
駅舎側の1線を廃した駅構造の無人駅で
あったが、かつては交換設備と構内踏切、
複数の側線を有し、貨物・荷物を扱う
有人駅であった。
地形的には、田んぼの中の一角を潰して
駅を造ったイメージであった。
廃駅前の1995年(平成7年)8月の時点で、
下り名寄方面4本/日
(7:46、10:31、13:00、15:24)、
上り深川・朱鞠内方面4本/日
(13:20、16:05)の発着があり、
上下線の一部列車は通過していた。
廃駅の時点で、駅舎とホームは線路の
北側にあった。
前述したが、駅跡地を含む付近一帯には
上川ライスターミナル名寄工場が建って
おり、田園地帯の一部に深名線の築堤が
残る他は、鉄道があった痕跡を見つける
ことが難しい。
駅跡周囲には民家が点在しているが、
かつては駅を中心に小さな集落が形成
されていたようだ。
当時と現在の航空写真を比較しても、
現在とそれほど戸数の変化はないように
見える。
駅の北側には、名寄市立曙小学校が
あったが、同校は1970年(昭和45年)3月
31日をもって閉校、名寄市立名寄南小学校
へ統合されている。
|
市道十六線より、『上川ライスターミナル名寄工場』を見る。
西名寄駅跡は当工場の左端(東端)付近にあったようだ。
駅名 |
名寄(なよろ) |
駅構造
|
単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、
計2面3線の地上駅。
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駅舎
|
木造の地上駅舎。 |
管理形態
|
社員配置。 |
きっぷうりば
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みどりの窓口(7:40〜20:50)。
ツインクルプラザ(9:30〜17:30)。
自動券売機。
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駅内店舗
|
有人店舗
: KIOSK。
自動販売機 : 飲料。 |
連絡通路
|
構内跨線橋。 |
管轄
|
北海道旅客鉄道 旭川支社。 |
管理
|
名寄駅。 |
乗降人員
|
468人/日(2007年度乗車人員)。
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開業日
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1903年(明治36年)9月3日
北海道官設鉄道の名寄駅として開業。 |
所在地
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北海道名寄市東一条南6丁目。 |
備考
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交換設備と構内跨線橋を備える大きな
有人駅である。
かつては切り欠きホームを含む2面4線を
有し、名寄本線、深名線が乗り入れており、
広い構内に転車台や扇形機関庫を
備えた鉄道交通の一大拠点であったが、
現在では乗り入れ路線や転車台は廃止
され、構内に草地の目立つ宗谷本線の
単独駅になっている。
ただし、現在でも当駅以南(旭川方面)と
以北(稚内方面)では運転系統が分かれて
おり、特急列車を含むすべての定期列車が
停車する宗谷本線の要衝になっている。
尚、当駅の列車発着は、
下り稚内方面8本/日、
上り旭川方面15本/日となっており、
当駅以北(稚内方面)の列車本数は
上り旭川方面に比べ半減となっている。
2面3線のホームは、駅舎側の1番のりば
に上下すべての特急列車、快速『なよろ』
上り普通列車、一部の下り列車が発着し、
2番のりばに一部の上り普通列車、
3番のりばは下り方面の普通列車が発着
している。
尚、かつてホームが2面4線のころは、
基本的に0番のりばに深名線、1、2のりば
に宗谷本線、3番のりばに名寄本線が発着
していたようだ。
駅舎は線路西側に設置されており、
広い駅前広場を有する。
東口側に出入り口はなく、東西自由通路も
設置されていない。
名寄市の中心駅であり、周囲は市街地と
なっている。
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ジェイ・アール北海道バス・深名線終着の 『名寄停留所』。
JR北海道・名寄駅前ロータリーの南側に
名士バスや道北バスの停留所と並んで設置されている。
上り幌加内行き4本/日の便がある。(ただし、土日祝に運休便あり)
1番のりば南寄りから、宗谷本線下り稚内・日進方面を見る。
フェンス左側は切り欠きホームの旧0番のりばで、
深名線専用ホームとして使われていたが、深名線廃線前に廃されている。
1番のりば駅舎前より、宗谷本線上り旭川・東風連方面を見る。
深名線は跨線橋の先右側にある切り欠きホーム(0番のりば)に発着していた。
駅舎があったと思われる付近に立ち、駅前通りを見る。
通り右側に見える建物の右前に、小さく『天塩弥生停留所』の
待合室が見えている。
旧駅前通りに立ち、駅跡を見る。
正面にあった木造駅舎は撤去され、基礎も残っていない。
名寄駅南側の 『名寄公園』 には、廃線となった名寄本線の線路上に、
SL排雪列車 『キマロキ編成』
が屋外展示(静態保存)されていると共に
『天塩弥生駅』と『西名寄駅』の駅名標が移設展示されている。 (見学無料)
当時の写真と比較すると、駅名標枠は別のモノのようだ。
市道十六線より、ライスターミナル東端付近を見る。
新旧の航空写真を比較すると、駅舎は写真右側のヤブの奥にある
建物付近またはその少し右側あたりにあったようだ。
航空写真では、このヤブの右手に旧駅前通りらしき細い道が見えるが、
実際には注意して見ないと良くわからない。
1927年(昭和2年)築の名寄駅駅舎。
屋根は西洋の建築様式を取り入れているらしい。
駅舎内の出改札口とツインクルプラザ。 駅入口は写真右手奥になる。
左手の改札口は開き戸のみで、ラチは設置されていない。
3番のりば南端付近より、深名線上り深川・西名寄方面を見る。
末期の深名線は0番のりばから、この3番のりばに発着が変更され、
0番のりばは廃止になっていたようだ。
当初この3番のりばには名寄本線(名寄-遠軽)が発着していたが、
1989年(平成元年)5月の名寄本線廃止後、
宗谷本線と深名線が当のりばを共用していたものと思われる。
現在、当のりばには宗谷本線の普通列車が発着している。
市道十六線の1本南側の農道から東側(名寄市街方向)を見る。
深名線の築堤が部分的に残っている。
北海道道798号西風連名寄線より、天塩弥生駅跡(南側)を見る。
駅跡は整地され、現在では更地になっている。
北海道道798号西風連名寄線より、朱鞠内湖方面(西側)を見る。
バス停左手奥が天塩弥生駅跡になる。
『ライスセンター前停留所』付近より、東側(名寄市街方面)を見る。
道路右手の大きな建物が、『上川ライスターミナル名寄工場』である。
写真中央に見える赤い屋根の建物右手あたりに駅舎があったものと思われる。
市道十六線の1本南側の農道から西側(朱鞠内方向)を見る。
正面の建物がライスターミナルである。
深名線は写真正面から、手前の田んぼの右手にかけて斜めに走っていた。
すでに跡形もない。
名寄駅南側の 『名寄公園』 に移設展示されている
【西名寄駅名標】。
ひとつの駅名標枠に『天塩弥生』と『西名寄』の駅名標が
背中合わせに展示されている。
路線廃止(バス転換)のご案内 |
JR北海道 名寄本線
名寄 ⇔ 遠軽 |
切り欠きホーム旧0番のりば北端より、深名線上り深川・西名寄方面を見る。
0番線があった当時、線路はここで終点になっていた。
また、当時の写真によると、上屋はこの先のホーム端まで延びていた。
構内跨線橋より、深名線上り深川・西名寄方面(南側)を見る。
正面に延びる線路は宗谷本線上り旭川・東風連方面で、
線路をオーバーパスしているのは、北海道道540号名寄停車場線の
公園通跨線橋である。 0番のりばから発車した深名線は
宗谷本線の線路右手にある跨線橋橋脚の更に右側を通り、
跨線橋の先で西方向(写真右手)に分岐していた。