林道・広河原逆川線 】


3連休の中日。

天気もまあまあなので、昼から秩父へ行って来た。

本日のメインイベントは、『林道・広河原逆川線』。

前から一度走ってみたかった道だ。


まずは自宅から飯能市へ。

混雑した市街を過ぎると道は山村風景がひろがる『名栗路』である。

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狭いながらもセンターラインのある県道53号線は適度な交通量がある。

【名栗温泉・さわらびの湯】 への路線バスが走っている。


ほどなく【さわらびの湯】着。

広い駐車場には結構クルマが駐車していて、観光バスも来ている。


料金は3時間で800円。

石鹸、シャンプー、ドライヤー完備だそうだ。

まあ今日は時間がないので入浴は次の機会にしよう。

日程 : 2007107日(日) 晴れのち曇り

行程 : 自宅(一般道) ⇒ 飯能(県道7053) ⇒ 名栗湖・有間ダム(林道・広河原逆川線) ⇒ 有間峠(林道・広河原逆川線
      ⇒ 秩父さくら湖・浦山ダム
R140) ⇒ 秩父市街(R299、一般道) ⇒ 自宅 


【さわらびの湯】に来た人達が寄っていくのだろうか、

何もないダムはそこそこの人が来ている。

周囲にはハイキングコースやキャンプ場、

カヌー工房などがあるらしい。

東京からも比較的近く、

自然を楽しむには良いところかもしれない。


【さわらびの湯】から【名栗湖】を過ぎ、有間川沿いに上って行くと

Y字路に出る。右へ【林道・広河原逆川線】、左へ【林道・有馬線】。

今日は右の【林道・広河原逆川線】へ前輪を向ける。

すぐに【有間渓谷観光釣場】があり、釣り客で賑わっている。

自然の渓谷を利用した管理釣場で、

付近にはけっこうクルマが止めてあり、結構人気のようだ。


【有間渓谷観光釣場】を過ぎると施設や民家はとぎれ、

【林道・広河原逆川線】が始まる。

 


【さわらびの湯】から少し道を上ると、すぐ【有間ダム】である。

入間川支流の有間川を堰き止め、

昭和61年に完成したロックフィル形式のダムである。

ダム湖の名称は 【名栗湖】。

一般公募で決まった名前とか。


道幅はほとんど1.5車線。

一般林道なので、交通量は少ないと思っていたが、

どうしてどうして、クルマやバイクと結構すれ違う。

中にはカッ飛んでくるクルマもいて、

ブラインドコーナーでは結構気を遣う。

眺望はほとんどきかない。

途中の渓谷沿いではバーベキューをしている人もいる。

この辺って、けっこう人気あるんだなあ。


有間峠付近まで来ると、進行方向左手に眺望がひらける。

写真中央部の谷間に、【名栗湖・有間ダム】が小さく見える。

【林道・大名栗線】への分岐。 完全通行止めのようだ。


峠付近は法面もしっかり工事され、あまり林道らしさがない。

落石も気にならず、対向車さえ多くなければ

そこそこ走りやすい道である。


【有間峠】からは【林道・日向沢線】が分岐する。

どうもこの林道は奥多摩方面へ向かっているらしいが、

完抜はしていないらしい。

奥多摩側からも工事中の模様。

埼玉側に崩落箇所があるらしく、

現在はほったらかしの様相を呈している。

通行止標識のサビ方が歴史を物語っている。


しばらく下ると、【浦山渓流フィッシングセンター】に出る。

何か休業中みたい。

後から調べたら、台風の影響でしばらく臨時休業らしい。


対岸にはキャンプ場、【彩の国キャンプ村】があり、

数名の人達がバーベキューをしていた。

【名栗温泉・さわらびの湯】
なんか林道にそぐわない案内標識。
殆ど眺望のきかない1.5車線の道。 全線舗装ということは普段からそれなりに交通量があるのだろう。
眺望の良い【有間峠】
【有間峠】を越えると、また眺望がきかなくなる。 山深い景観が続く。


【秩父さくら湖】からの県道73号との合流点。

県道73号は、この先【鳥首峠】を越えて上名栗に至るが、

【鳥首峠】の前後が車道になっておらず、

人がやっと通れる程度の荒れた道になっているらしい。

この通行止めの先には【鳥首峠】を挟んで

【冠岩】、【白岩】の廃集落がある。


やっと人家が見えてきた。

屋根の煙突から煙が上がっているので、人が住んでいるのだろう。

シャッターが閉まっていて、どうもここは

【大日高原キャンプ場】 の管理棟兼住居のようだ。

このシーズンにキャンプ場は無人で寂しい限り。


この【大日高原キャンプ場】の前まではバスの便がある。

秩父鉄道の秩父駅まで所要30分。

16往復のようだ。


【毛附トンネル】

道は浦山川沿いを走る。

このあたりまで下ってくると、道幅のある2車線道路となる。

交通量も少なく、走りやすい。

さあ、最終目的地の【秩父さくら湖・浦山ダム】はもうすぐだ。


【秩父さくら湖・浦山ダム】

荒川水系浦山川を堰き止める重力式コンクリート形式の

多目的ダムで、提高は奥只見ダムに次ぎ国内第2位を誇る。

資料館の『うららぴあ』が併設され

エレベーターで堤体下部へ降りられるようになっている。


ダムから見える谷間と浦山口の町。

時刻は既に17:00をまわり、夕暮れが近い。

提体下に駐車場が見えたので行ってみるが、

道路の分岐に柵が閉まっていて行くことができない。

しかたがないので、ダムの対岸へまわってみる。


対岸に出るころには日没近し。

『うららぴあ』にも灯りがともる。

振り返れば、秩父市街の夜景がきれいだ。


本来ならばここから三峰口、滝沢ダムを経由して

中津峡から天丸トンネルを抜けて

群馬県の上野村へ行きたかったのだが、

まあそれはまた次のお楽しみにとっておこう。

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