関 東
鉄道事業者
奥多摩工業(株)
(旧奥多摩電気鉄道梶j
管轄 奥多摩工業
路線名
水根貨物線
区間
氷川(現:奥多摩) ⇔ 水根
距離
6.7km
電化/非電化

全線非電化

単線/複線
全線単線
路線情報

 1952年(昭和27年)51
  小河内ダムの建設用資材輸送用に
  【東京都専用線小河内線】の名称で
  東京都水道局の専用鉄道として開通。
 1957年(昭和32年)510
  小河内ダムへの資材輸送完了により
  運転休止。

 1963
年(昭和38年)921
  西武鉄道へ譲渡。
 1978年(昭和53年)331
  奥多摩工業へ譲渡。

 運転休止から50年余を過ぎた現在も
 廃止されず休止中。

駅名
駅間
キロ
累計
キロ
接続路線
単線

複線
電化

非電化
所在地
 氷川(現:奥多摩) 0 0  日本国有鉄道・青梅線 単線 非電化 東京都  西多摩郡奥多摩町氷川210
 水根 6.7 6.7    西多摩郡奥多摩町境
水根貨物線(みずねかもつせん)
奥多摩駅から青梅街道を西へ。 正面に小河内ダムが見えると同時に、道路右手に【第一水根橋梁】が姿を現す。

水根貨物線は、小河内ダム建設に伴う資材運搬を目的に敷設された貨物線(東京都専用線小河内線)であった。

ダムの完成後から現在まで、運転休止が続いており、また保線も行われておらず、実質的な廃線状態になっている。

起点は氷川駅(現・青梅線奥多摩駅)であり、終点の水根駅までの間には、現在でも線路、隧道、橋梁がかなり多く残っている。

そのすべての線跡を辿ることは難しいが、国道411号線(青梅街道)や、『奥多摩むかしみち』から部分的に垣間見ることができる。

青梅街道と水根貨物線第一水根橋梁。
貨物線から観光線となる構想のあった路線の脇を、西東京バスが走る。
コンクリート橋である【第一水根橋梁】は、青梅街道よりコンクリートの小径が続いており、
自己の責任において、誰でも橋上の状況を見ることができる。
【第一水根橋梁】へは柵が設置され
通行が規制されている。
小径を上がるとすぐに氷川方面へ【中山隧道】が口を開けている。
レールは隧道奥まで残されているようだ。
通行止めではないようだが、歩行には照明が必要だ。
【中山隧道】から【第一水根橋梁】方面。
【第一水根橋梁】を過ぎ、更に青梅街道を進むと、
【水根隧道】と【第二水根橋梁】が姿を現す。
ガーダー橋である【第二水根橋梁】は
青梅街道をオーバーパスし、 終着の水根駅へと続く。
写真の右方面が水根駅となる。

【第二水根橋梁】を過ぎ、青梅街道を更に小河内ダム方面に進むと、右手にガソリンスタンドが見えてくる。

(清水燃料株式会社奥多摩営業所 : 東京都西多摩郡奥多摩町境1130

水根駅はガソリンスタンドから青梅街道を挟んだ対面に位置した。

水根駅は既に撤去され、更地になっている。

20081115日撮影