関 東 |
秩父鉄道 三峰(みつみね)ロープウェイ |
駅名 : 三峰山頂(みつみねさんちょう)
廃止となったこの駅舎は、輸送人員増強による搬器の
大型化のための設備更新と経路変更により、
初代山頂駅から少し離れた場所に建設された。
コンクリート造りのロッジ風駅舎は、大輪駅同様施錠され
内部に立ち入ることができない。
また、駅舎の右隣には真新しく非常にきれいな公衆トイレが
設置されており、廃駅との対比が印象的である。
ロープウェイの運転が休止になったことにより、
三峰山頂駅から三峯神社までの人通りが皆無に近くなり
その間にある土産物店や食堂も閉店を余儀なくされている。
尚、駅から神社までは徒歩15分程である。
初代駅舎は廃屋として現在でも放棄されたままらしいが、
こちらも旧大輪駅同様、最近取り壊されたとの噂がある。
索道事業者
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秩父鉄道(株)
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路線名
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三峰ロープウェイ
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区間
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大輪 ⇔ 三峰山頂
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索道方式 | 4線交走式 |
傾斜長
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1,898m (営業キロ
: 1.9km)
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高低差
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680m |
支柱数
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6
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運転速度 | 3.95m/sec |
乗車定員 | 71人 |
路線情報 | 1939年(昭和14年)5月1日 開業。 1964年(昭和39年)4月29日 搬器を大型化し、経路変更。 (三峰山頂駅移転) 2006年(平成18年)5月19日 施設の老朽化により運転休止。 2007年(平成19年)12月1日 廃止。 |
駅名 : 大輪(おおわ)
秩父鉄道秩父本線の三峰口駅から西武観光バスで約10分。
『大輪バス停』下車。 周囲には土産物店や蕎麦屋がある。
バス停前の『三峯神社一の鳥居』をくぐり、荒川を渡って
上り坂を10分ほど歩いた場所に大輪駅がある。
神社風の木造駅舎は施錠され、中に入ることはできないが、
最盛期には、30分間隔で運行する搬器に、
乗車待ちの利用者の行列ができるほど賑わったらしい。
駅舎の左脇から登山道が延びており、ここが三峰神社の
表参道(登山道)となっている。
(神社まで3.7km。後半はつづら折れの急坂が続く)
ロープウェイは廃止されたが、ここをハイカーが通行するため、
少ないながらも、人通りが絶えることはないだろう。
また、駅舎に隣接して経路変更前の旧乗り場が
残っているらしい。(最近取り壊されたとの噂も・・・)