甲 信 越
東日本旅客鉄道 中央本線(ちゅうおうほんせん)
岡谷
SHIOJIRI
塩尻
SHIOJIRI
小 野
お の
20104月撮影
 HOME駅のある風景 甲信越中央本線支線(駅一覧) > 辰野支線A
信濃川島
駅名  小野(おの)
駅構造
 単式ホーム11線、島式ホーム11線、
 計22線の地上駅。
 (島式ホームの1線は、使われておらず
  架線も廃されている)
駅舎
 木造の地上駅舎。
管理形態
 簡易委託。
きっぷうりば

 出札窓口(7:0015:30)。

駅内店舗
 なし。(飲料の自動販売機がある)
連絡通路
 構内跨線橋。
管轄
 東日本旅客鉄道 長野支社。
管理
 辰野駅。
平均乗降人員
JR東日本)
 193人/日(2009年度乗車人員)。
 205人/日(2008年度乗車人員)。
開業日
 1906年(明治39年)611日。
所在地
 長野県上伊那郡辰野町大字小野1289
備考

 駅は周囲を山地に囲まれた小さな盆地の
 ような地形に位置する。
 辰野支線は当駅をほぼ南北に走っている。
 駅のすぐ西側を国道153号線・三州街道が
 並行しており、駅は国道に面して設置され
 ている。
 駅の東側には山が迫っているため、
 集落は駅の西側に広がっている。
 駅前には広場があり、タクシーの営業所が
 ある他、数軒の店舗がある。
 国道の交通量はそこそこ多いが、人通りは
 それほど多くなく、古い住宅街的な印象が
 ある。

下り1番のりば改札前より、岡谷・信濃川島方面を見る。
ホーム南側には構内跨線橋がある。
小野駅駅舎。
駅舎右手に別棟のトイレがある。
きっぷうりばと改札口見る。 右手奥には別室の待合室がある。
訪問は4月であったが、待合室にはまだストーブが置かれていた。
東塩尻(信)
ひがししおじり
しんごうじょう
小野
塩尻
駅名  東塩尻信号場
 (ひがししおじりしんごうじょう)
駅構造
 単式ホーム11線の地上駅(仮乗降場)。
駅舎
 なし。(ホームの端に待合室があったようだ)
管理形態
 小野駅扱い。
開業日
 1939年(昭和14年)71
  東塩尻信号場として開設。
 1949年(昭和24年)101
  旅客扱い開始。
平均乗降  −
廃駅日
 1983年(昭和58年)1012
  新線(塩嶺トンネル)開通に伴い廃駅。
所在地
 長野県塩尻市大字上西条617付近
備考
 単線である中央本線の輸送強化として
 列車の待避や交換を目的に設置された
 信号場で、X型の通過可能型スイッチ
 バック構造を持ち、旅客の扱いや貨物駅
 としての機能も持っていたようである。
 場所は善知鳥(うとう)トンネル出口(北側)
 すぐで、旧ホームは山中に設置されていた
 ため、集落からは少し距離があり、周囲に
 民家はない。
 みどり湖駅から徒歩でアクセスでき、
 荒れたホームやレールがヤブに埋もれて
 残っている。
20115月撮影
X型のスイッチバック構造を持つ旧信号場は広く、
写真のみではわかりにくいので、撮影場所に番号を振りました。
塩 尻
しおじり
小野
20104月撮影
駅名  塩尻(しおじり)
駅構造

 島式ホーム36線の地上駅。

駅舎
 橋上駅舎。
管理形態
 社員配置。
きっぷうりば
 みどりの窓口(6:0021:30)、
 指定席券売機、自動券売機。
駅内店舗
 駅舎内 : NEWDAYS、駅そば、他。
 ホーム : 売店(駅弁、土産物等)、
       自動販売機(飲料他)。
連絡通路
 東西自由通路。
管轄
 東日本旅客鉄道 長野支社。
管理
 塩尻駅。
平均乗降人員
 3,604人/日(2009年度乗車人員)。
 3,679人/日(2008年度乗車人員)。
開業日
 1902年(明治35年)1215日 開業。
 1982年(昭和57年)517
  駅を中央東線側から北へ600m程の
  篠ノ井線側に移転。
所在地
 長野県塩尻市大門八番町9-1
備考
 長野県内では東京、名古屋、松本の
 3方面へ路線が集散する要衝となって
 おり、篠ノ井線、中央東線、中央西線、
 中央本線辰野支線の計4路線が
 乗り入れる。
 駅東口は市街地になっており、
 長野県道301号塩尻停車場線沿いに
 商店街が伸びている。
 尚、この商店街は移転前の旧駅を
 中心に形成されたものである。
 旧駅舎跡地には『ヘルスパ塩尻』という
 スポーツ施設が建っている。
 また、駅西口は住宅地になっており、
 宅地が切れるとぶどう畑が広がる。
塩尻駅東口。 大きな駅前ロータリーがある。
3番のりばから、辰野行き『ミニエコー』が折り返して行った。
辰野支線専用ののりばはなく、13番、4番のりばに発着する。
辰野支線は、小野経由辰野行きとして案内されている。
辰野支線の当駅からの上り列車は、すべて辰野行きであり、
岡谷行きの設定ははない。(岡谷へは、本線のみどり湖経由が早い)
塩尻
信濃川島 行
For  SHINANO-KAWASHIMA
下り1番のりばより、塩尻方面を見る。
隣の島式ホームにも待合室が設置されている。
構内跨線橋。
階段部分がホームの上屋を貫いて造られている。
使われていない旧3番のりば南側より、塩尻方面を見る。
3番のりばより、南側(岡谷・信濃川島方面)を見る。
3番線と左の側線はホーム端付近にて車止めになっており、
架線も廃されている。
写真型駅名標にプリントされている場所の標記はないが、
地元の名所である、『しだれ栗森林公園』と思われる。
駅舎北側にある、旧貨物ホーム跡。
貨物線が敷設されていた跡地には住宅が建っている。
(廃)
乗換のご案内
JR東日本 篠ノ井線
塩尻 ⇔ 篠ノ井
JR東日本 中央本線中央東線
東京 ⇔ 塩尻
JR東海 中央本線(中央西線)
塩尻 ⇔ 名古屋
自動改札機の左にみどりの窓口、自動券売機。その左は自由通路。
右の待合室内にはNEWDAYS(コンビニ)、駅そばがある。
34番線ホームの松本寄りでは、ぶどうが栽培されている。
駅名標には、塩尻市特産の信州ぶどうが描かれている。
※移転前の塩尻駅については、中央本線(中央東線)を参照下さい。
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@より本線の小野・辰野方面(南側)を見る。
前方かすかに善知鳥(うとう)トンネルが見える。
旧ホームは右へ分岐する線路の先にある。
本線(単線)からの分岐器は廃されている。
Aより本線の小野・辰野方面(南側)を見る。
左側が本線(単線)、中央が旧ホームへの引き上げ線、
右側にも本線と並行した側線が残っている。
尚、旧ホームへの線路はヤブの群生がひどい。
Bの旧ホームへの引き上げ線から本線方向を見る。
列車の傾きから、南側(右側)の善知鳥トンネルに向けての
上り勾配の状態がわかる。
本線の勾配標によると、このあたりの勾配は2025‰程度のようだ。

尚、本線分岐点付近以外はヤブになっていない。
Bより本線を背に旧ホームを見る。
樹木が育っているが、ホーム上や路盤はヤブ化が
進んでおらず、きれいな形で残っている。
また、ホームには駅名標の枠が残っている。
Bより旧ホームから本線方向を見る。
集落への道は廃道になり、自然回帰が進んでいるようで、
痕跡を捜すも発見できなかった。
Bより本線、旧ホームを背に車止め方向見る。
引き上げ線はかなり奥まで続いており、
途中には速度制限標識と思われる遺構も残る。
線路はこの先盛り土の中に立ち消えており、車止めはない。
その先には川が流れており、急な斜面が行く手を塞いでいる。
Cの引き上げ線跡より本線の小野・辰野方面(南側)を見る。
こちら側の線路も所々土に埋もれ、ヤブ化が進んでいる。

Cの引き上げ線跡より本線の塩尻方面(北側)を見る。
寺山トンネル入口が見える。
引き上げ線は、地図上では寺山トンネルの右脇奥まで
続いているが、実際は撮影立ち位置付近で線路が立ち消えている。

尚、本線上にあるのは寺山踏切で、遮断機・警報機とも設置がない。
踏切の右手には引き上げ線の下をトンネルでくぐる小径が集落へ
続いている。 また、踏切左手は山中へ通じる道があったようだが、
現在では自然回帰が進み、道の踏み跡すらわからなくなっている。

Dの本線・寺山踏切より、小野・辰野方面(南側)を見る。
正面の築堤上に引き上げ線が敷設されている。
集落から旧東塩尻信号場への分岐路。
右手の坂を上がると本線の@の場所に出ることができる。
(古い継電器室がある)
左の道を進むと、右手に本線をくぐるトンネルがあり、
その先、道はヤブ化し立ち消えている。
一本道であり、方向的に考えるとその立ち消えた道が
旧ホームへの唯一の通行道であったのではないかと思われる。
JR東日本 中央本線 辰野支線 : 小野駅東塩尻信号場塩尻駅