米坂線 ②　（羽前小松駅、犬川駅、今泉駅、白川信号場、萩生駅）

東　北・甲信越

東日本旅客鉄道　米坂線（よねさかせん）

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今泉

羽前椿　行

For 　UZEN-TSUBAKI

2010年08月撮影

駅名	羽前小松（うぜんこまつ）
駅構造	相対式ホーム2面2線の地上駅。
駅舎	木造の地上駅舎。
管理形態	簡易委託。
きっぷうりば	出札窓口、簡易自動券売機。
駅内店舗	なし。
連絡通路	構内跨線橋。
管轄	東日本旅客鉄道仙台支社。
管理	米沢駅。
乗車人員	289人／日（2009年度平均）　278人／日（2008年度平均）
開業日	1926年（大正15年）9月28日。
所在地	山形県東置賜郡川西町大字上小松1644。
備考	川西町の中心駅らしく、委託駅ながらも　比較的大きな木造駅舎と相対式ホーム、　構内跨線橋を備える。　また、かつては貨物の扱いもあったようで、　線路は廃されているものの、駅北側には　頭端式貨物ホームが残っている。　米坂線は当駅をほぼ南北に走っている。　町役場のある西側を中心にに町が形成　されており、東側は西側に比べて田畑の　占める割合が大きい。　駅舎は町役場側の西口に設置されて　いるが、東側にも出入り口があり、　簡易自動券売機が設置されている。　また、駅ではレンタサイクルも扱っている。

駅名	犬川（いぬかわ）
駅構造	単式ホーム1面1線の地上駅。
駅舎	鉄骨構造の地上駅舎。
管理形態	無人。
きっぷうりば	なし。
駅内店舗	なし。
連絡通路	なし。
管轄	東日本旅客鉄道仙台支社。
管理	米沢駅。
乗車人員	－
開業日	1926年（大正15年）9月28日。
所在地	山形県東置賜郡川西町大字小松番外地。
備考	単式ホームと駅舎（待合室）のみの　簡素な無人駅である。　駅舎は2000年2月に改築され、まだ　新しさを感じるきれいなものである。　米坂線は当駅をほぼ南北に走っている。　線路東側にホームがあり、駅を中心に　東側に小さな集落が形成されている。　また、駅の西側を国道287号線が並行　しているが、駅からは500m程離れている。　集落を外れると田園地帯が広がっており、　小集落が多く点在している。

2010年08月撮影

羽前小松駅の駅舎は米坂線の他に乗り入れる路線のない単独駅としては
比較的大きなもので、かつては多くの利用者があったことが伺える。

写真正面左手が出札窓口。　何故か駅舎内に並んでいる
自転車はレンタサイクルで、3時間以内は200円とのこと。

2000年2月に改築された犬川駅駅舎。
簡素だが印象的なデザインをしている。

狭いが明るい待合室。

ホーム南端より、坂町・今泉方面を見る。
駅西側は田園地帯であり、民家は遠くに見えるのみである。

駅名	今泉（いまいずみ）
駅構造	＜JR東日本＞　　島式ホーム1面2線の地上駅。　＜山形鉄道＞　　島式ホーム1面2線の地上駅。　計2面4線の地上駅。
駅舎	木造の地上駅舎。（共同使用駅）
管理形態	社員配置。（JRの管理駅）
きっぷうりば	＜JR東日本＞　　みどりの窓口（8:40～18:00）　　簡易自動券売機。　＜山形鉄道＞　　自動券売機。
駅内店舗	なし。（飲料の自動販売機あり）
連絡通路	構内跨線橋。
管轄	東日本旅客鉄道仙台支社。
管理	米沢駅。
乗車人員（JR）	251人／日（2009年度平均）　258人／日（2008年度平均）
開業日	1914年（大正3年）11月15日　　国有鉄道長井軽便線　　（現フラワー長井線）の駅として開業。　1926年（大正15年）9月28日　　米坂線開業。
所在地	山形県長井市今泉番外地。
備考	JR米坂線と山形鉄道・フラワー長井線　（旧国鉄長井線）の2路線が乗り入れる。　フラワー長井線は当駅の北側で米坂線　に乗り入れる形で線路を共有する配線　になっている。　当駅はJR東日本が管理する共同使用駅　で、路線別にホームが別れているが、　改札は1ヶ所となっている。　古い木造駅舎は改修が重ねられている　らしく、あまり古さを感じないが、ホーム　には開業時からのものと思われる木造の　古い上屋が残っている。　特にフラワー長井線のホームは、　国鉄の民営化と同時に時が止まったか　のような懐かしさが漂っており、　素晴らしい雰囲気を醸し出している。　駅は長井市の南端に位置する今泉地区　の玄関口になっており、集落の西端に　位置する。　駅の西側には広大な田園風景が　広がっている。

今泉駅はJR東日本と山形鉄道の共同使用駅であるが、
駅舎に山形鉄道の標記はない。

正面がみどりの窓口と改札口。
改札口右手に山形鉄道の自動券売機がある。
また、写真左手奥にJRの簡易自動券売機が設置されている。

おそらく開業当時からのものと思われる木造の上屋とベンチ、
のりば案内、のりば番号標等が素晴らしい味を出している。
米沢、犬川方面を見る。

改札を入ると跨線橋の階段とトイレがある。
尚、改札口は写真右手にある。

2010年08月撮影

構内跨線橋からの駅前風景。
メインストリートは、山形県道161号今泉停車場線である。
尚、駅前広場はそれほど広くない。

今泉駅構内跨線橋より、米坂線・米沢、フラワー長井線・赤湯方面を見る。
左へ赤湯方面に向かうのがフラワー長井線。
手前の分岐器は左へ1番線、右へ2番線へ入線している。
右側の直進方向から不自然な曲がり方で入線して来るのが米坂線である。
今泉駅南側においては、米坂線とフラワー長井線は別々に入線し、
渡り線は設けられていない。

今泉駅南側の『越後街道踏切』より、南側を見る。
直進方向へ米坂線・米沢方面、左へフラワー長井線・赤湯方面である。
線路上を国道113号線がオーバーパスしている。

2010年08月撮影

駅名	萩生（はぎゅう）
駅構造	単式ホーム1面1線の地上駅。
駅舎	鉄骨構造の地上駅舎。
管理形態	無人。
きっぷうりば	なし。
駅内店舗	なし。
連絡通路	なし。
管轄	東日本旅客鉄道新潟支社。
管理	小国駅。
乗車人員	－
開業日	1931年（昭和6年）8月10日。
所在地	山形県西置賜郡飯豊町大字萩生。
備考	単式ホームと駅舎（待合室）のみの　簡素な無人駅である。　駅舎は1994年12月に改築され、まだ　新しさを感じるきれいなものである。　駅周囲は田園地帯になっており、　駅を中心に小さな集落が形成されている。　また、田園地帯には民家がポツポツと　点在している。　また、駅の西1km程を山形県道10号　長井飯豊線が南北に走っており、　県道沿いにやや大きめの集落が　細長く形成されている。

1994年12月に改築された萩生駅駅舎。　待合室と駅事務室がある。
一見木造駅舎に見えるが、建物財産標には鉄骨構造と標記されている。

待合室内の様子。

ホーム北側より、坂町・羽前椿方面を見る。

羽前椿駅へ

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駅東口にも出入り口がある。
右側の小さな建物がきっぷうりばになっており、
中には簡易自動券売機が設置されている。

上り2番のりば北端より、米沢・中郡方面を見る。
写真左端の駅名標の先に小さな農園が造られている。

構内跨線橋の階段より、下り1番のりば坂町・犬川方面を見る。

上り2番のりば中程より、坂町・犬川方面を見る。

西口の駅舎前のメインストリートは山形県道8号川西小国線である。
また、車が右方向に進んでいる所が国道287号線長井街道になる。

下り1番のりば北端には、旧貨物ホームが残っている。
頭端式ホームになっており、2線分のスペースが更地になっている。

駅舎前より、米沢・羽前小松方面を見る。
上り下りとも駅舎前が列車の乗車位置になっている。
駅舎からホームに小さな上屋を伸ばせば
雨雪に濡れなくて済むと思うのは私だけですか？

ホーム南端より、米沢・羽前小松方面を見る。

ホーム北端より、坂町・今泉方面を見る。
国鉄タイプの駅名標と木製の電柱が残る。

駅舎前より駅前広場を見る。　広場を出ると正面に
山形県道240号犬川犬川停車場線が東に向かって延びている。

構内跨線橋前付近より、坂町・萩生方面を見る。
基本的に3番のりばが上り米沢方面、4番のりばが下り坂町方面となる。

ホーム待合室は後から新たに建てられたようだが、
古い上屋によくマッチしている。

駅前のバスのりば。
3路線と思ったらバス停は市営バスのみで、後の2つはタクシーのものだ。
運転手は客がバス待ちかタクシー待ちか、どのように判断するのだろうか？

4番のりば南端より、坂町・萩生方面を見る。
駅舎寄り（右隣）のホームが山形鉄道フラワー長井線の専用ホームである。
フラワー長井線は上屋の老朽化が進んでいるようだ。

今泉駅構内跨線橋より、米坂線・坂町、フラワー長井線・荒砥方面を見る。
フラワー長井線の1番線、2番線が手前の分岐器、
その奥に米坂線の3番線、4番線の分岐器があり、
最終的に単線となって旧白川信号場へ向かっている。
この配線は元々のフラワー長井線（旧国鉄長井線）の後から
米坂線が開通したためである。