ウニ丼が食べたい! 】    
      


日程
20040724日 (土)  〜  0731日 (土)
 
行程
 自宅 ⇒ 所沢IC ⇒ 佐久IC ⇒ 女神湖 ⇒ 白樺湖 ⇒ 美ヶ原 ⇒ 車山高原スキー場
 ⇒ ペンション【あれ!あれ!】泊
 ペンション【あれ!あれ!】 ⇒ 美ヶ原高原美術館 ⇒ 美鈴湖 ⇒ 松本城 ⇒ 白馬 ⇒ 糸魚川 ⇒柏崎
 ⇒ 道の駅【越後出雲崎天領の里】/野宿
 道の駅【越後出雲崎天領の里】 ⇒ 新潟港/フェリー泊
 小樽港 ⇒ 積丹岬 ⇒ 岩内 ⇒ 倶知安 ⇒ 真狩 ⇒ 支笏湖 ⇒ 千歳 ⇒ 紅葉山
 ⇒ 夕張/【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】泊
 【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】 ⇒ 桂沢湖 ⇒ 三笠 ⇒ 岩見沢
 ⇒ 夕張/【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】泊
 【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】 ⇒ 桂沢湖 ⇒ 芦別 ⇒ 富良野 ⇒ 狩勝峠 ⇒ 新得 ⇒ 鹿追
 ⇒ 士幌 ⇒ 足寄 ⇒  オンネトー ⇒ 阿寒湖 ⇒ 弟子屈 ⇒ 多和平/【多和平キャンプ場】泊
 【多和平キャンプ場】 ⇒ 釧路 ⇒ 浦幌 ⇒ 池田 ⇒ 芽室 ⇒ 清水 ⇒ 日高 ⇒ 鵡川
 ⇒ 苫小牧港/フェリー泊
731日(土)
 大洗港 ⇒ 水戸大洗IC ⇒ 戸田東IC ⇒ 自宅

 


早朝5:00小樽へ上陸。さぁ今年も夏の北海道の始まりだ!

ずいぶん北海道には来ているが、小樽へ上陸したのは初めて。

普段は東北道を走って、八戸−苫小牧を利用するのだ。


で、今回は14年振りに積丹半島へ行ってみた。

前回は神威(かむい)岬へ行ったので、

今回は積丹(しゃこたん)岬へ行ってみる。

正直、神威岬は駐車場からけっこう歩いた記憶があって、

ちょっとシンドかったのだ。

駐車場にバイクを置き、岬への遊歩道を上がって行く。

神威岬は歩いた甲斐がある程の絶景が広がるが、

う〜ん、ここはこんなものかな・・・。



時刻はまだ 8:30。積丹岬の観光食堂はもう営業を始めたようだ。

ウニ丼があったので食べようか迷うが、やっぱり一般の食堂を探して食べようかな。

少し走ると営業中の食堂発見。【漁師の店】って書いてある。

さっそく入って”生ウニ丼”を注文。

右の写真がそれ。 ウニは”ムラサキウニ”で2,200円なり。(朝食にしちゃちと高い!)

ムラサキウニはちょっと色が白いでしょ?

だけど”バフンウニ”はもう少し色が濃い。金額は 時価だそうな。(4,000円くらいだと)

”ウニ丼”というと、北海道のどこでも食べられそうなイメージが

あるが、実は大都市以外ではこの積丹半島と

利尻・礼文・稚内あたりに店が多いのだ。


夜半から降り始めた雨が午前中まで残る。

じーちゃんチャリダーが街で夕張メロンを買ってきた。

くさりかけなんで2500円だと。 1個もらって食べる。

うまいんだけど、熟れすぎでグチャグチャだ〜。


幸い午後から雨は上がり、曇りながらも降る気配はない。

次の目的地に移動するには時間的に遅いため、

近場を見てまわることにする。

清水沢からR452を北上。今は廃線だが昔は大夕張鉄道が通っており、

今もその名残が各所でみられる。

右の写真は【南大夕張駅】跡。機関車、客車と共に駅が残されている。


15:00。支笏湖に到着。 樽前山がきれいだ。

支笏湖は最大深度360mで、秋田県の田沢湖に次いで

日本で2番目に深い湖だそうだ。  ⇒ちょっとウンチク。

周りは原生林や、山に囲まれ観光地らしさはない。

たまにクルマが通るくらいで、静かな湖である。


と、言うことでここは新潟港。

ここから小樽行きの新日本海フェリー【らいらっく号】に乗るのだ。

関東甲信越から北海道への長距離フェリーは、

この【新潟⇔小樽】の新日本海フェリーと、

【大洗⇔苫小牧】の商船三井/東日本フェリーの二つが代表的。


仮に東京出発として、両社を比較すると、

商船三井/東日本フェリー(大洗⇔苫小牧) 19時間45

 1,東京から100km圏で乗り場近くまで高速道路使用可。
 2,料金高いが、寝台では電源が使える。(携帯やデジカメの充電に便利)
 3,スリッパ等、細かいサービス有り。
 4,苫小牧発着で12便のため道東・道央方面へは便利。

新日本海フェリー(新潟⇔小樽) 18時間

 1,東京からは高速があるが、200km以上あってちと遠い。
 2,料金安いが、寝台には電源やスリッパなく、エコノミー感強い。

 3,道北へは便利。

 

今年は 724日(土)〜 81日(日)に夏休みをとった。

本当はすべての日を北海道ツーリングにあてたかったのだが、NKRMツーがあるんだって?
しゃーない。北海道に行くついでに寄って行くか・・・。

と、言うことで

2004724日(土) 晴れ
2004725日(日) 晴れのち大雨

この二日間については NKRM 【鳴らせ!アモーレの鐘】  を参照してちょ。


16:30 桂沢湖着。

ここはダムによる人造湖とのこと。

国設キャンプ場があるが、誰もおらず少し寂れた感じは否めない。

 

 

 

三笠鉄道村の先にある【幌内炭鉱跡】。

廃墟と壊れた機械が放置してある。

何のための建物か、何に使った機械かもわからず

壊れ方も中途半端で、一人でいるとなんか怖い。

羽幌炭鉱跡のようなゴーストタウンの怖さとはまた違う怖さがあり、

あまり長居をする気にならない。

 

私の足先を黄色と黒の模様のヘビが横切っていった。

(私はヘビはけっこう平気なのだ)

 


湖近くの幾春別川にかかるトラス橋は鉄道橋かな?

大夕張鉄道が廃止されたため、森の中に橋だけが

残っているのかな?


これも【幌内炭鉱跡】近くで見つけた鉄道橋。

廃止された大夕張鉄道のものだろうか?

それとも炭鉱用のものだったのかな?

 

さあ、そろそろテントに帰らねば。

 

フェリーで小樽着 ⇒ 夕張(泊) ⇒ 多和平(泊) ⇒ フェリーで苫小牧発
小樽まで18時間。 酒飲んで寝ちまおぅ。


腹も膨れたところで、真狩(まっかり)村を目指す。

歌手”細川たかし”さんの出身地である真狩村は、

【蝦夷富士・ 後方羊蹄山】の麓にあるきれいな村だ。

村のほぼ中心部にある公園には、”細川たかし記念像”が

あり(写真左)、 像の下部に書いてある曲名の手形に手を当てると、

【北酒場】、【心のこり】、【矢切の渡し】とかの曲が流れるのだ。

観光客にはめずらしいらしく、曲が鳴り止むことがない。

村のはずれにある、”細川たかしを讃える碑”。

どうも、生家の近くに建てたらしい。

(地元の人の話では、今は札幌に実家を移したとのこと)

こちらは観光客もなく、地元のクルマが行き交うのみ。

羊蹄山が素晴らしくきれいだ。

 

私は15:00を過ぎるとボチボチとキャンプ地を探すことにしている。 夕張にキャンプ場が2つくらいあるので行ってみる。

途中のCOOPで夕張メロンを会社に送って(けっこう高いんだね)、まず【ゆうばり丁末風致公園大草原キャンプ場】へ。

山の上の高原で、広くていい感じなのだが、誰ひとりいない。 無料のようだが、こりゃちとさびしいな。

もうひとつの【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】へ。ここはけっこう人がいて管理人もいる。ディキャンパーやライダー、

じーちゃんのチャリダーもいる。  無料とのことなので、今日はここに落ち着くことにする。


薄々感じている方も多いと思うが、

実は”長老は”鉄道好き。(まぁプチてっちゃんかな)

【三笠鉄道村】なる看板を見つけ、ワクワクしながら行ってみる。

ありゃりゃ?誰もいないし、建物も閉まってるぞ〜。

時刻は既に17:30か。

17:00閉館だとさ。 う〜ん残念!

 


なんか、食堂車の中で実際に食事が出来たりして楽しそうだなぁ。


ところで、みんな”お菊人形”って知ってる?

例の髪の毛が伸びる日本人形ね。

当初オカッパだった髪は持ち主が亡くなってから伸び始め、

もう腰のあたりまであるらしい。 最近は口が開いてきたという情報も・・・ あ〜こゎ〜。

で、岩見沢から道道38を南下すると万字という所に萬念寺という浄土宗のお寺がある。

ここにその”お菊人形”が安置されているのだ。 (大きな看板がある)

”お菊人形”はテレビで知っていたが、

まさかこんなところにあるとは思わなんだ。ちょっと意外。

見に寄ったのだが、さすがに18:00過ぎ。

すでに閉まっていた。  拝観は無料とのこと。

 

左の写真は【万字小学校】。

過疎のため既に廃校。

青く大きな石には”万字小学校廃校記念碑”とある。

果たして廃校というマイナーな出来事は記念するものなのかな?


今日も 【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】に連泊する。

明日の天気は良さそうだ。


石炭の歴史村ファミリーキャンプ場。

写真ではわかりにくいがテントサイトは山の斜面を利用し、

段々畑のようになっている。

これは昔、炭鉱で栄えた頃に住宅があった跡とのこと。

当時は山の斜面までを開拓して宅地を造るほど

人口が多かったらしい。

ここはクルマやバイクがあれば買い出しも近いし、

町には日帰り温泉もあって、なかなか良いですよ。

しかも無料だしね。


富良野では”へそ祭り”開催中。

今年で第36回というから、

イベントとしてはそこそこの歴史があるんだね。

夜は賑やかなんだろうなぁ。

日程が限られているバイクの旅では夜までいられないよ〜。

昼間も野菜やワインの直売をやったりしてる。

どうも今日が最終日らしい。

JR富良野駅前。

止まっている列車は名物のツーリングトレイン。

中は、畳敷きのお座敷列車のようになっていて、

ひとり一畳分のスペースを数百円で貸してくれる。

寝袋持参で泊まるのだ。(列車は動かないので安心を)

昔は富良野、帯広、釧路、根室駅等に設置してあったが、

今はどれだけ残っているのだろうか?  釧路のはもうないとか・・・


駅前の広場では幼稚園児たちを集めて、なにやら始まったようだ。


【道の駅 南ふらの】

ラベンダーがきれい。

北海道ではちょうど今頃が見頃らしい。

 

富良野を帯広方面にR38を進むと狩勝峠がある。

今日は天気も良く、十勝平野の眺めがきれいだ。

なになに ”日本新八景”だって?

ぢゃ残りの七景は?  え〜い調べちゃえ!

 ・華厳の滝(栃木県)
 ・室戸岬(高知県)
 ・木曽川(愛知県)
 ・雲仙(長崎県)
 ・十和田湖(青森県)
 ・上高地(長野県)
 ・別府(大分県)

だそうな。


ぢゃ ”日本旧八景”は?

う〜ん困ったな。

たとえば神奈川県に、【金沢八景】という地名が残るように、

八景っていうのは結構日本中にたくさんあるみたい。


足寄(あしょろ)といえばここ!

松山千春の生家。 駅からも歩いてこられる。

家の前には観光バスが止められる広い駐車場(空き地?)と

公衆トイレがある。

久し振りに行ったら、あ〜ら改築したのね。

肖像画もスキンヘッドのものが追加されてるし・・・


足寄からオンネトーに寄ってみる。 (ま〜ここも足寄だけど・・・)

エメラルドグリーンの湖水は相変わらず神秘的。

水質は弱酸性。魚はいないそうだ。

左に 【雌阿寒岳】、右に 【阿寒富士】ね。


阿寒湖には17:30着。 もう夕方で観光客もまばら。


阿寒湖を過ぎ、何気なく走っていると一本の橋を渡った。

ありゃ滝があるぞ?

橋には 【滝見橋】って書いてある。

ふ〜ん。けっこうきれいぢゃん!


双湖台。ここも14年ぶり。

上の湖が【ペンケトー】で下の湖が【パンケトー】だと。

この高さからぢゃ下の湖しか見えんがな。

魚はいるらしく、地元の漁師が入るそうだ。

山深くて行けそうもないが、地元の人しか知らない道があるんだろう。


さあ、暗くならないうちにキャンプ地の多和平へ急ごう。

弟子屈(てしかが)で買い出しもしなくちゃ!


【多和平】

ここは道内でもお気に入りの場所。

開陽台よりこっちが好き。

しかし、朝起きると、一面の霧。

自慢の大展望もまったくきかない。 残念!


今日は苫小牧まで走らねばならず、少しだけ強行軍。

しかし、こんな天気ぢゃいやだなぁ。


多和平を下ると霧も晴れ、良い天気になってきた。


手始めに、最近有名になってきた【900牧場】へ行ってみる。

へ〜 多和平に劣らず良い展望だね。

どうも、キャンプサイトがあるらしいが、どこだかよーわからんなぁ。


【釧路湿原】

とりたてて何があるわけではないが、強いて言えば雄大な景観ね。

国立公園であり、タンチョウがいたり、ラムサール条約に登録されるなど、

学術的には貴重なものなんだろうなぁ。

 

施設もこれから充実していくことだろう。

焼きとうもろこし おいしかったよ。


道道136、トマム−占冠の間を走っていると、

道端に何やら看板を発見。

ちょっと興味を持って引き返してみると、

それは【不思議な泣く木】であった。

道路工事のため、伐採しようとすると木が泣くのだそうだ。

幹は傷ついているけど、葉は青々として存在感あるね。

 

 

 

さあもう17:30

23:45のフェリーを予約してあるから、

21:30ころには苫小牧港に着かないとね。

 

その時間のフェリーターミナルは食堂がすべて閉まっていて

開店しているのは土産物屋を兼ねた売店のみ。

途中でメシも食っていかないと・・・

 

なんとか予定通り21:30。苫小牧港着。

もう少し北海道にいたかったな。 またゆっくり来る機会があるだろうか?


大洗港には翌日19:00ころ着の予定。二等寝台なんでゆっくりぢゃ〜。

よしよし、酒飲んで寝ちまえ。


『え〜船内にお医者様はおられませんでしょうか?』

なんじゃ?


『え〜お客様にお知らせ致します。え〜船内で急病人が発生しました。


え〜本船は一旦仙台港の近くまで行き、え〜そこからヘリで急病人を搬送いたします。

え〜つきましては大洗港入港が二時間ほど遅れますことをご了承下さい。』


了承できねぇ!

2004726日(月) 晴れ

道の駅【越後出雲崎天領の里】(R402) ⇒ 柏崎(R402) ⇒ 新潟港(新日本海フェリー)/船中泊

20040727日(火) 晴れ 北海道・小樽上陸

小樽港(R5) ⇒ 余市(R229) ⇒ 積丹岬(R229) ⇒ 岩内(道道66) ⇒ 真狩(R276) ⇒ 支笏湖(道道16
⇒ 千歳(R367、道道226,462) ⇒ 紅葉山(R452、道道38) ⇒ 夕張/【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】泊

20040728日(水) 雨のち曇り

夕張/【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】(道道38) ⇒ 清水沢(R452) ⇒ 桂沢湖(道道16,917
⇒ 三笠鉄道村/幌内炭鉱跡(道道1129,917) ⇒ 岩見沢(道道30,38) ⇒ 夕張/【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】連泊

20040729日(木) 晴れ

夕張/【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】(道道38) ⇒ 清水沢(R452) ⇒ 桂沢湖(R452、道道135) ⇒ 富良野R38
⇒ 清水(R274) ⇒ 士幌(R241) ⇒ 足寄(R241) ⇒ 阿寒湖(R241) ⇒ 弟子屈(R243、道道1040
⇒ 多和平/【多和平キャンプ場】泊

20040730日(金) 晴れ

多和平/【多和平キャンプ場】(道道53) ⇒ 900牧場(道道53) ⇒ 釧路(R38) ⇒ 浦幌(R38) ⇒ 池田(R38) ⇒ 清水(R237
⇒ 日高(R237) ⇒ 門別(R235) ⇒ 苫小牧/(東日本フェリー)船中泊

生ウニ丼。 \2,200なり。
羊蹄山をバックに 『細川たかしを讃える碑』
観光客も少なく、静かな【支笏湖】
旧大夕張鉄道・南大夕張駅跡。
誰もいない【三笠鉄道村】
到着時間が遅く、既に閉館。
【幌内炭鉱跡】。 物音ひとつしない。
【萬念寺】。『お菊人形』を安置している。
廃校となった【万字小学校】。
【石炭の歴史村ファミリーキャンプ場】
富良野の【へそ祭り】会場。
さすがに昼間はひっそり。
JR北海道・富良野駅のツーリングトレイン。
歌手・松山千春さんの生家。
夕方の【阿寒湖】
900牧場】。 ここも多和平同様、見渡す限り牧場だ。
900牧場】の観光施設。 まだまだ人が少ない。
【釧路湿原展望台】。 遊歩道が整備されている。
 HOMETouring > ウニ丼が食べたい!
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不思議な泣く木
『細川たかし記念像』がある【真狩川河川公園】