10年振りに裏摩周へ 】


日程
2001年 91日 (土) 〜 98日 (土)
 
行程
 自宅 ⇒ 八戸フェリーターミナル
 八戸フェリーターミナル ⇒ 苫小牧フェリーターミナル ⇒ 門別 ⇒ 静内 ⇒ 浦河
 ⇒ アポイ岳/【アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場】 泊

93日(月)

 【アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場】 ⇒ 襟裳岬 ⇒ 広尾 ⇒ 浦幌 ⇒ 釧路 ⇒ 厚岸 ⇒ 厚床
 ⇒ 根室/【根室市キャンプ場】 泊
 【根室市キャンプ場】 ⇒ 根室 ⇒ 納沙布岬 ⇒ 根室 ⇒ 厚床 ⇒ 標津 ⇒ 羅臼  ⇒ 知床峠 ⇒ 宇登呂
 ⇒ 小清水 ⇒ 弟子屈 ⇒ 多和平/【多和平キャンプ場】 泊
 【多和平キャンプ場】 ⇒ 虹別 ⇒ 裏摩周 ⇒ 藻琴山 ⇒ 網走 ⇒ 紋別
 ⇒ 枝幸/【はまなす交流広場キャンプ場】 泊
 【はまなす交流広場キャンプ場】 ⇒ 猿払 ⇒ 宗谷岬 ⇒ 野寒布岬 ⇒ 手塩 ⇒ 遠別
  ⇒ 初山別/【みさき台公園キャンプ場】 泊
 【みさき台公園キャンプ場】 ⇒ 苫前 ⇒ 士別 ⇒ 旭川 ⇒ 美瑛 ⇒ 富良野 ⇒ 門別
 ⇒ 苫小牧フェリーターミナル/東日本フェリー 泊
 大洗フェリーターミナル ⇒ 岩間IC ⇒ 戸田東IC ⇒ 自宅

 

フェリーの中でマニュアルを読んで、 初めてデジカメで撮った写真は自分。
バックは苫小牧の街並み。 入港間近。


8km先まで続く岩礁。

ゼニガタアザラシが棲息するらしいが、一度も見たことがない。


5:30発室蘭行き、と思ったフェリーは苫小牧行きだった。

これは好都合。

今年もまずは根室に花咲ガニを買いに行くので、

苫小牧着のほうが便利が良い。

 

仕事の都合で今年の夏休みは9月上旬になった。

出発前日の晩に新宿の某大型カメラ店でデジカメ購入。 最初からズームの大きな機種に絞って現物を見て買おうと思っていたのだが、

ボディが大きく、高ズームにすると手ぶれが心配なので、店員と相談した結果、胸ポケットに入る最小最軽量のコンパクトタイプを購入。

これでいっそう北海道ツーリングが楽しみになった。


白亜の灯台は海抜73m

1889年(明治22年)に初点灯という歴史ある灯台だ。

今日は人影もまばら。 少しゆっくりする。

空と海と海岸段丘がマッチして抜群のロケーション。  ここは日高山脈の最南端で、【日高山脈襟裳国定公園】だそうな。

200194日(火) 晴れ

【根室市キャンプ場】(R44) ⇒ 根室(道道35) ⇒ 納沙布岬(道道35) ⇒ 根室(R44) ⇒ 厚床(R243R244) ⇒ 標津(R335
⇒ 羅臼(R334) ⇒ 知床峠(R334) ⇒ 宇登呂(R334) ⇒ 小清水(R391) ⇒ 弟子屈(R243、道道1040
⇒ 多和平/【多和平キャンプ場】 泊

200192日(日) 晴れ 北海道・苫小牧上陸

八戸FT(東日本フェリー) ⇒ 苫小牧FTR36R235) ⇒ 門別(R235) ⇒ 静内(R235) ⇒ 浦河(R336
⇒  アポイ岳/【アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場】 泊


昼過ぎに苫小牧フェリーターミナル着。

良い天気だ。

今日は真っ直ぐ東へ向かう。

サラブレッド銀座と呼ばれる新冠(にいかっぷ)、静内を抜け、浦河へ。

ここは日高支庁があり、道内の大都市にはかなわないが、

結構賑やかな街だ。

今日は襟裳岬の手前、様似町にある

【アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場】にテントを張る。

200193日(月) 晴れ

【アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場】(R336)⇒ 襟裳岬(道道34) ⇒ 広尾(R236) ⇒ 浦幌(R38) ⇒ 釧路(R44
⇒ 厚岸(道道123) ⇒ 厚床(R44) ⇒ 根室/【根室市キャンプ場】泊

200195日(水) 晴れ

【多和平キャンプ場】(道道1040R243) ⇒ 虹別(道道885150) ⇒ 裏摩周(道道1034R391、道道102) ⇒ 藻琴山(道道102
⇒ 網走(R238) ⇒ 紋別(R238) ⇒ 枝幸/【はまなす交流広場キャンプ場】 泊

200191日(土) 晴れ

自宅(一般道、東北道、八戸道) ⇒ 八戸フェリーターミナル


【襟裳岬】

根室へ向かう途中の通過点として、必ず立ち寄る。

いつもの見慣れた心安まる景色だ。

沖合で暖流の黒潮(日本海流)と寒流の親潮(千島海流)が

ぶつかるため、普段は霧が多い岬で、霧笛の設備もある。


今日も晴天。

右の写真は襟裳岬へ向かう途中でパチリ。

もう新しいデジカメを使いたくてしょうがないのだ。

バックは航空自衛隊・襟裳第36警戒隊のレーダーサイトと発電用風車。

北海道らしい風景が広がる。

 


右の写真は、『あまりに直線が長いのでちょっと一服』の図。

釧路までもうひと頑張りだ。

 


河床の色とダブってしまっているが、

右の写真で鮭を数匹捉えることができた。

9月の上旬で既に鮭の遡上を見ることができて

ちょっと感動!


【納沙布岬灯台】

日本の灯台50選に選ばれた灯台で、

初点灯は1872年(明治7年)という古い歴史を持つ。

目の前の珸瑶瑁(ごようまい)水道は暗礁浅瀬が多く、

昔から航海の難所として恐れられていたらしい。


納沙布岬から根室へ戻り、

目的の『花咲ガニ』を家に送って知床を目指す。


カキで有名な厚岸からは道道123を使い、霧多布を経由する。 今日は根室市手前の温根沼にある【根室市キャンプ場】にテントを張る。

根室近辺ではここが唯一のキャンプ場だ。

のんびり来たせいか、キャンプ場に着く頃には既に日没。 JR根室駅付近で買い出しをしてキャンプ場に向かう。

夕暮れに着けばサンセットが美しいキャンプ場である。


【知床横断道路】

羅臼岳の頂上を初めて見た。

いつもは頂上付近に雲がかかって全貌が見えないのだが、

今日はバッチリ。

本当にきれいだ。


【知床峠】

右の写真は知床峠から羅臼側に少し下って

羅臼岳を写したもので、長老お気に入りの1枚。

パソコンの壁紙に使うことにする。

知床峠パーキングからの羅臼岳。

知床峠パーキングから遠く国後島を望む。

さあ今日は弟子屈(てしかが)まで南下して【多和平】でキャンプだ。

この【多和平】は一度来てから病み付きになった場所で、大のお気に入りだ。

付近には店がないので、弟子屈のA-COOPで買い出しをして行く。


【多和平】 標茶町育成牧場。

北海道の中でも5本の指に入る個人的に大好きな場所。

羊がいる、牛がいる、馬がいる。(キタキツネもいる)

昼は雄大なロケーション。

夜は満天の星空が魅力。


【裏摩周展望台】

ここは、日本一周以来10年振りに来た。

自然保護が強化され、湖畔に降りる獣道も完全通行止め。

売店の場所も移動していた。

売店のオバちゃんと少し世間話をして、キーホルダーを購入する。


『千葉さん前』に続いて、またまた発見してしまいました。

バス停 『荒木さん前』。

北海道を走っていると、たまにこういうバス停に出会うことがある。

網走交通は 『××さん前』 と、さん付け。

他のバス会社は 『福田宅前』 とか 

『福田前』 なんて呼び捨てのところも。

でもやっぱり ”さん” 付けが一番味があるように思う。


ここからは網走に出て、オホーツク海沿いを北上する。

ツーリングマップルに載っている【はまなす交流広場キャンプ場】に

行ってみようと思う。 どうも電源が無料で使えるらしい。


360°どこを見ても牧場。

2,232ha って広さは見当もつかない。

牧草地の肥料まきが、ヘリコプターで2日半もかかるんだってさ。

【クッチャロ湖】 : 浜頓別町
白鳥が飛来する湖で知られる汽水湖。 深さは3m程らしい。 湖畔には有料の『クッチャロ湖畔キャンプ場』がある。


【宗谷岬】

また来てしまいました。 日本最北端の地。

岬は土産物屋や観光客で賑やかなので、

あまり最果てムードを感じない場所だ。

キャンプ場はないが、ここで野宿する人達も多いらしい。


【道の駅・さるふつ公園】

昔、『猿払公園キャンプ場』だった所が新たに道の駅としてリニューアル。

テントサイトは道の駅の左側に移動し、なんと温泉まで併設している。

観光バスが着くので、昼時のレストランは大混雑するようだ。

キャンプ料金は\200と安いが、

時間帯によって海側からかなり強い風が吹く。


【宗谷丘陵】

宗谷岬の土産物屋の脇道を上がると、広大な丘陵地帯が広がる。

黒牛が放牧され、遠くにサハリンが見える。

岬よりこの丘陵からの方が眺めが良い。

小高い丘の上にあるのは『丸山レーダーサイト』。

金曜日はデジカメ購入で時間を使ってしまい、準備が完了したのは夜遅く。 結局、土曜の午後自宅を出発。

今回も例年に習って、東北道を走って八戸からフェリーに乗る予定だ。

今回の相棒は今年6月に買ったばかりの新車。 VTR1000F・ファイアーストーム。

バイクも新品、デジカメも新品。 もう気分はルンルンだね。

この時間に出発だと、2日の早朝のフェリーで、室蘭行きがあるはずだ。

この時期、八戸からのフェリーはかなり空いてる。

客のほとんどはトラックだからだ。

途中でメシを食ったりしながらも、走りは順調。 未明に八戸フェリーターミナル着。

フェリーターミナルは煌々と電気がついており明るい。 受付が始まるまで自販機のビールを飲んで待つ。


【アポイ山麓ファミリーパークキャンプ場】  有料 : \520

根室へ行く途中で良く利用するキャンプ場だ。

苫小牧に朝上陸すれば浦幌森林公園キャンプ場へ。

午後上陸すればここでキャンプと決めている。

と言うか、いつもこの辺で日が暮れちゃうんだよね。


【黄金道路】

道路名称の由来はご存じの方も多いと思うが、あえて説明すると、

『黄金を敷き詰めるぐらいの巨額を要した』ことから名付けられた。

道路が波を被ったり、土砂崩れ、トンネル工事等、難工事の連続で

尊い犠牲も随分出ている。

個人的には適度なワインディングで走って楽しい道だ。

何川だろう?

広尾町に入る手前にある川。

休憩のため立ち寄る。

海が近いため、ここで柵を設けて鮭の遡上を管理しているようだ。


JR根室本線・尾幌駅】  単線非電化。 いいねぇ〜。

釧路市内からR44(根訓国道)を使わず、

海沿いの道道142を走り抜けると、

R44との合流地点にポツンとある駅で、

貨車(車掌車)を利用した小さな駅舎を持つ無人駅である。

1日に釧路方面10本、根室・厚岸方面8本の発着がある。


【根室市キャンプ場】 無料

高台にありロケーション抜群。

サイトは多少傾斜があるものの、居心地は良い。

夏のシーズン中は結構混雑する。


目的の花咲ガニは根室半島を1周した後に買うことにする。

朝、この時間、まだ店が開店していないから・・・ 。


【野寒布岬】

宗谷岬から稚内市内を抜け、海沿いを行くと

野寒布(のしゃっぷ)岬がある。

宗谷岬ほど賑やかではないが、駐車場、トイレ、土産物屋、

食堂、寒流水族館がある。

200196日(木) 晴れ

【はまなす交流広場キャンプ場】(R238) ⇒ 猿払(R238) ⇒ 宗谷岬(R238) ⇒ 野寒布岬(道道254) ⇒ 抜海(道道106
⇒ 手塩(R232) ⇒ 遠別(R232) ⇒ 初山別/【みさき台公園キャンプ場】 泊


【みさき台公園キャンプ場】

手塩から遠別を抜けると初山別村があり、そこに金比羅岬がある。

金比羅岬には宿泊レジャー施設の『岬センター』と、

天文台と灯台、そしてキャンプ場がある『みさき台公園』があり、

今日はここでキャンプする。

以前、日本一周の時に偶然立ち寄り、一発で気に入ってしまった場所だ。

以来、北海道に来ると必ずと行って良い程ここに来る。

入浴は岬センターで、\310で温泉浴が楽しめる。

が、近くに商店が無いのが残念だ。

どうも低気圧が通過したようで、大洗港付近の海は荒れ模様。

200197日(金) 晴れ

【みさき台公園キャンプ場】 ⇒ 苫前(R239) ⇒ 士別(R40) ⇒ 旭川(R237) ⇒ 美瑛(R237) ⇒ 富良野(R237
⇒ 門別(R235R36) ⇒ 苫小牧フェリーターミナル/東日本フェリー 泊

200198日(土) 曇りのち晴れ

大洗フェリーターミナル(県道1643) ⇒ 岩間IC(常磐道、東京外環) ⇒ 戸田東IC(一般道) ⇒ 自宅


【はまなす交流広場キャンプ場】

オホーツク海に面した無料のオートキャンプ場。

きちんと区画が割り振られているが、無料のため早い者勝ち。

本当に電源も無料だったのはラッキーだった。

オートキャンプの区画だけではなく、

芝生の上では一般のキャンプも可能だ。

トイレは少し離れた所にあるが、虫除けの超音波装置付きの

きれいなトイレだった。

ここはキャンピングカー多し。

根室市内から納沙布岬へ向かう道道35号線の一コマ。

なんとも例えようのない雄大な風景が広がる。 これだけ一直線な地平線が見られるのもこの地域ならではだろう。


【納沙布岬】

知る人ぞ知る本土最東端の岬。

目の前の珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうには

ロシアの実効支配が続いている歯舞諸島。

歯舞諸島貝殻島まではわずか3.7kmしか離れていないため、

ロシアの巡視艇が海上に頻繁に姿をあらわすらしい。

根室市キャンプ場からの温根沼大橋と太平洋。


【道道106号・日本海オロロンライン】

野寒布岬を南下して少し走ると、

私の大好きな道、『日本海オロロンライン』が始まる。

ここにあるのは、海、空、原野と、ほぼ真っ直ぐな道路。

地平線に向かって走っている感じがなんともたまらなく好き。

手塩までの道程は爽快そのものだ。


今日は苫小牧から、23:45発大洗行きのフェリーを予約してあるので、

ただひたすら走るのみ。

22:00頃までにフェリーターミナルに着けばよいのだが、

最悪間に合わないとヤバいので、ひたすら走る。

よって今日の風景写真はありません。 悪しからず。


なんとかフェリーに間に合って、一番船底のデッキへ。

デジカメのストロボがオフになっていて、

こんなブレブレ写真の出来上がり。

9時間の船旅で、苫小牧フェリーターミナル着。 晴天!
キャンプ場の駐車場。けっこう広い。
夏のシーズンはアポイ岳登山のベースにもなる。


【晩成温泉への分岐路】

右へ広尾町、襟裳岬。左へ浦幌町、釧路方面。

正面へ行くと、晩成温泉で太平洋へ。

今回は晩成温泉には寄らなかったが、

\350で天然温泉が堪能でき、キャンプ場もある。

このあたりは鹿飛び出し注意(ヘッドライトに向かって突っ込んで来る)

左の写真の左側の建物は、この付近唯一の酒屋兼雑貨屋。


本土最東端の鈴木食堂で【生ホタテ丼】を食す。 う〜ん満足。

しかし、どうもこの食堂は生サンマ丼が名物らしいが、

それはまた次の機会の楽しみにしておこう。


【岬の昆布漁】

一家総出の昆布漁だ。

とうちゃんは舟で昆布を採ってくる。 かあちゃん婆ちゃんは海岸で待つ。

採れた昆布をクルマに乗せて、昆布干し場に向かうのだ。

多和平キャンプ場全景。
傾斜地なのがちょとね・・・


【藻琴山展望台】

藻琴山温泉から少し上がった所にある展望台。

屈斜路湖がきれいに見える。

が、屈斜路湖の眺めは美幌峠が一番かなと私は思う。

【大洗フェリーターミナル】

無事到着。

結局ストロボの設定方法がよくわからないまま大洗に着いてしまった。

さあ、ここから常磐道・岩間ICまでもう一頑張り。

SAで夕食にしよう。

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