【 バイク仲間と旭川ラーメン? 】
これはまだまだ ”長老” こと私がロングツーリング初心者のころのツーリングレポートで、
宿泊もテントや寝袋ではなく、一般の民宿やビジネスホテルを利用して走っていた頃のものです。
今読み返すと、はずかしい部分もありますが、当時はそのスタイルで充分楽しかったのです。
文章と写真は当時勤めていた会社の社報に掲載を依頼され書き下ろしたものをそのままUPします。
あ〜はずかし・・・ ^^;
【 8月12日】 (月) 晴れ盛岡でK氏と別れ、青森へ。 もう北海道は目の前だ!!
しかし、青森港で私を待っていたものは、数百台のバイクと、
『三日待ちだよ!』
という係員の冷たい声であった。
しかたがないので、下北半島の大間港へ。ここでもいつフェリーに乗れるかわからないとのこと。
半ベソをかきながら最後の望みを託し野辺地港へ。
青森、大間より空いてはいるが、それでも大変なバイクの数である。
夏の北海道ってなんて遠いんだろう・・・。
乗船手続きの整理券をもらい、待合室で知り合いになった栃木のT氏と酒の買い出しに出かける。
どうせフェリーにはいつ乗れるかわからないのだ。
夜になり二人で酒を呑みはじめると、宮城のE氏、神奈川のN氏、新潟のS氏、兵庫のY氏が次々と仲間に入り、
芝生の上で宴会が始まる。
皆、それぞれに目的地を持ったソロライダーだ。
E氏がコーラの缶とローソクで器用にランタンを作る。S氏はつまみを、N氏は蚊取り線香を持ってくる。
なんて不思議な連中だ。
日程 : 1985年
8月11日(日)〜
8月18日(日)
記 :”長老”
行程 : 自宅 ⇒ 青森港 ⇒ 大間港 ⇒ 野辺地港 ⇒ 函館港 ⇒ 大沼公園 ⇒ 長万部 ⇒ 真狩村 ⇒ 旭川市
⇒ 札幌市 ⇒ 函館港 ⇒ 青森港 ⇒ 田沢湖 ⇒ 自宅
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【 8月13日】 (火) 晴れ午前四時乗船。
バンザ〜イ! 皆一緒の便だ。
ちなみに待ち時間は14時間であった。悲惨!
函館港で朝食をとった後、道中の無事を約束し合い、
それぞれの目的地へ出発。
雨とフェリーで予定が中途半端になった私は
納沙布岬をあきらめ、うまい物食べ走り?ツーリングに
変更する。
手始めに大沼公園のトウモロコシ。
長万部の毛ガニを食べる。 うまい!
【 8月18日】 (日) 晴れ午後7時。無事帰宅。
多くの仲間と旭川ラーメンが印象に残った旅であった。
【 8月16日】 (金) 晴れ帰りのフェリーが心配になってきたので 函館港へ直行する。午後6時着。
フェリー乗り場で栃木のT氏と再会。
切符も買わず、昼から待っていてくれたとのこと。約束もしてないのに律儀な奴だ。
バイクで北海道に行こうと思った。日本最北端の地へ・・・。
なんてロマンチックなのだろう。
【 8月11日】 (日) 雨
もう二日間も雨が降っている。
一向にやむ気配がない。待ちきれず合羽を着込み夕方出発。東北自動車道を北上する。
雨の夜は恐い。ハンドルにしがみつき必死で走る。
途中で知り合った千葉のK氏とサービスエリアで周りの冷たい視線の中で仮眠。
【 8月15日】 (木) 晴れ林道に入ろうとしたところ、『熊に注意』の看板。即引き返す。小心者め!
夜は札幌ラーメンを食べ、男爵いもで呑む。
昭和61年7月20日 MARTIAN NEWS 第226号 掲載
【 8月17日】 (土) 晴れ午前2時、係員の手違いでかなり早く乗船。ラッキー!
T氏の誘いでギャルが多いという田沢湖へ行く。
どうやらT氏の言うギャルとはおばさんの意味らしい。 ガソリン代返せ!
【 8月14日】 (水) 晴れ
歌手、細川たかしさんの故郷である真狩村へ。羊蹄山の麓にあり、交通取り締まりさえしていなければ美しい最高の村だ。
今日は旭川へ旭川ラーメンを食べに行く。
当時の写真が見つかったので掲載します。