第2回NKRM結果報告
【奥多摩へ紅葉を見に行こうツー】
1995年11月
4日(土) 晴れのち雨(日中は絶好のツーリング日和)
記 :”長老”
第2回と大げさに銘打ってはいるが、第1回は台風のため中止となっており、 実質的には初めてのライダー ズ・ミーティングである。
JR青梅駅前集合 ⇒ 奥多摩湖 ⇒ 柳沢峠 ⇒ 塩山市 ⇒ 未定という、東京から山梨県へR411を走る大まかな走行コースは決めてあるが、
その時々の場所と時間によって、皆の意見を聞きながら適当に走ろうという
主催者にあるまじき いいかげんな考えで当日を迎える。まあ何とかなるだろう。
集合時間の10:00に5分遅れて青梅駅前到着。 既に参加者8名の内4名が集まっていた。
皆で残りの参加者を待つことにするが、誰も来る気配がない。ここに向かっているのか?、集合場所がわからないのか?
それとも約束を忘れているのか?、どうなってるの?
遅れている参加者を待つ間に、皆でそれぞれのバイクの品評会が始まる。バイク仲間が集るとお決まりのパターンであるが、これがなかなか楽しい。
皆、人のバイクを『いいなあ』とか言ってほめながらも、自分のバイクが一番カッコイイと思っているに違いない。
11:00まで待つが、しびれをきらして出発。(来ない人の名前は伏せておこう)。
渋滞などではぐれた場合の集合地点を奥多摩湖の第一駐車場と決め走り出す。 青梅市内の渋滞をすり抜け、
12:00頃奥多摩湖着。紅葉シーズンと連休が重なり第一駐車場は車で満杯。
第二駐車場にやっとバイク5台分のスペースを見つける。
既に昼飯の時間であるが、ここで第一回目の全体会議を行う。 議題は『昼飯』。下記の4択である。
@、奥多摩市内まで戻り、食堂へ。
A、第一駐車場へ戻り、軽食をとる。
B、このまま進み、柳沢峠ドライブインで食事をする。
C、我慢して柳沢峠を越え、塩山市からR140に入り、名物の猪豚を食べる。
どうも皆、普段食えない猪豚の誘惑に負けたらしくCに決定。 昼飯はしばらく我慢するということになった。
奥多摩湖から柳沢峠までのR411は以外と知られていない紅葉の名所であり、またバイクにとってはコーナーが連続する
超オイシイ道である為、待ち合わせ場所を柳沢峠ドライブインとし、 この区間約30kmを フリー走行とした。
紅葉を眺めながらのんびり走るもよし、コーナーを攻めるもよし、気の合う者同士で一緒に走るもよし、
とにかく無理をせず自分のペースで走ることにする。
完全舗装の道だが、ここから先は事故っても救急車がくるまでに命がある保証がないほどの山奥である。
新しいバイクで参加の、”あんへろ”が最初に出発した後、各自がそれぞれのタイミングで出発して行き、
少し間を おいて私”長老”は最後に走り出す。
丹波山村を過ぎ、柳沢峠へ高度を上げていくと素晴らしい紅葉が視界に飛び込んでくる。
ピークにはまだ 1〜2週間早いかと思われるが、好天に恵まれたこともあり、思わずバイクを止めて景観に見入ってしまう。
やはり皆も思い思いの場所でバイクを止めており(”ザッキー”は途中で缶コーヒーを飲んでくつろいでいた。アホ!!)
追い越し追い越されて柳沢峠着。ここも車で大渋滞。少し休憩して昼飯を食いに出発。
ここから塩山市までは 急カーブと急勾配が続く下り坂であり慎重に走る。
塩山市からR140に向かう途中にある恵林寺でバイクを止める。
ここは甲州武田家の菩提寺であり武田信玄の墓があるが、皆、頭の中は猪豚で一杯で武田信玄など眼中にないらしい。
見学はせずに出発する。
R140をしばらく走ると猪豚料理のS屋がある。 小さな案内板に従って細い道を左へ。
店の前まで来たがどうも様子がおかしい。 なんと閉店しているではないか!!
ここまで昼飯を我慢して走って来たのにどうするべ〜。 この時点で既に15:00になろうとしている。
近くに食堂はなく、困っていると小さな張り紙が目に入った。何々? 『新店舗は国道沿いで営業しております。』 ラッキ〜! !
既に昼食の時間ではないが、シーズン中のためか店内は結構混雑している。
皆で『猪豚焼肉定食』を注文するが、約一名『猪豚ほうとう』なるものを注文する協調性のない奴がいる。
(社員旅行で大暴れした酒乱の”ザッキー”!! お前だ!!)
注記1.『ほうとう』とは簡単に言うと、山梨県の郷土料理の煮込みうどんです。カボチャとか入っていてうまいです!
ここの猪豚焼肉は自分で焼くのだが、富士山の溶岩で作った板の上で
焼く石焼きである。 皆、猪豚は豚肉よりも あっさりしていてうまいと言う。
ふ〜ん、私にはよくわからない。
何か店の宣伝のようになってしまうが、 ここには猪豚牧場もある。
小屋の中に猪豚が数頭いるだけだが、
オスが隙を見てはメスに乗りかかろうとするので 全員で大爆笑。
腹も膨れたし、さあ出発という時になって私は重大な問題を指摘されて
しまった。 集合した時から 皆仲良く話していたので、
私は全員が知り合いだと思っていたのだが、
皆 ”バシシ”のことを知らないといい、 ”バシシ”も皆を知らないと言う。
あわてて自己紹介を始める。
”バシシ”ごめんね。 次のミーティングからは気をつけます。
時間は既に16:00をまわっているが、もう5km程走ってもう一つの紅葉の名所である広瀬湖へ。
時間帯も遅いためか以外とすいている。 ここで初めてバイクを並べて記念撮影をする。
帰路をいろいろと相談した末、R140を塩山市内まで戻り、渋滞を覚悟でR20(甲州街道)を帰ることにする。
塩山市内に入る頃には既に真っ暗、中央本線JR塩山駅前を抜けぶどう園に囲まれた道を少し走ると
勝沼ぶどう郷の夜景が素晴らしくきれいだ。思わずバイクを止め予定外の休憩をとる。
勝沼からR20へ合流。笹子峠への登りで大渋滞にあう。このあたりのR20は道幅が狭くすり抜けに苦労する。
笹子峠手前にある最近流行の『道の駅』で作戦会議を開いた結果、大月市付近で夕食をとり、
渋滞の時間を避けて帰ろうということになった。
19:30、大月インター付近のファミレス(某デニーズ)に入る。
インターの高速案内板によると東京都内まで渋滞が続いているらしい。
21:00 までねばって体を暖め、(しかし夕方に食ったばかりなのに、皆よく食うなあ。)出発する。
R20では大渋滞で有名な大月市内、上野原町、相模湖町を制限速度+αで順調に抜ける。
作戦が功を奏したようだが山間を走っているのでメチャ寒い。
私のバイクにはハンドルにグリップヒータなるものが付けてあるのでまだいいが、皆寒いだろうなあ。
(誰だ!! 鼻水たらして走っている奴は!)
JR相模湖駅前で解散場所会議+1時間程休憩するがなかなか体が暖まらない。きりがないので帰りを急ぐ。
ローリング族(今でもいるのかな?)で有名な大垂水峠で雨が降ってきた。
前車のブレーキランプがメットのシールドについた雨滴に反射して前がよく見えない。
なんとか峠を越え八王子市内へ。いよいよ解散である。
R16との交差点で”バシシ”が左へ、”ザッキー”と”あんへろ”が右に別れる。ホーンを鳴らし手を上げる。
日野市内で”ほねっと”が右に折れ、とうとう一人になる。寒さにふるえ無事帰宅。なんと午前様。
体は冷え切っているが、バイクで走った後の疲れは充実感が伴い気分がいい。
参加したメンバーの方、お疲れさまでした。次回もこれにこりずに参加してちょ!!
PS
N社ライダーズ・ミーティングでは参加者を募集しています。
男性はもちろん、女性の方は特に歓迎します。参加者のレベルに合わせた走りをしますので、初心者の方もOKです。
”長老”まで気軽に問い合わせ下さい。
次回はまだ未定ですが、たぶん来年の4〜5月くらいに温泉ツーリング(露天風呂がいいな)を企画しようと考えています。
以上
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広瀬湖にて撮影。
参加者とバイクは右から、ザッキー(APRIRIA RS250)
あんへろ(KAWASAKI 250 ANHELO)、ほねっと(HONDA
JEID)、
バシシ(HONDA CBR250RR)、長老(YAMAHA
FZR1000)