【 STAGE,5 北陸・山陰編
1,701km
】
日程 1991年 10月 24日 (木) 〜 10月 29日 (火) 北陸・山陰編 (1,701km) 行程豊栄市 ⇒ 新潟市 ⇒ 寺泊町 ⇒ 直江津(上越市) ⇒ 糸魚川市 ⇒ 魚津市 ⇒ 滑川市 ⇒ 富山市 ⇒ 高岡市
⇒ 氷見市 ⇒ 七尾市 ⇒ 能登島町能登島一周
能登島町 ⇒ 田鶴浜町 ⇒ 穴水町 ⇒ 能都町 ⇒ 珠洲市 ⇒ 禄剛崎 ⇒ 輪島市 ⇒ 門前町 ⇒ 羽咋市
⇒ 金沢市 ⇒ 小松市小松市 ⇒ 加賀市 ⇒ 東尋坊 ⇒ 三国町 ⇒ 越前町 ⇒ 敦賀市 ⇒ 三方町 ⇒ 高浜町 高浜町 ⇒ 舞鶴市 ⇒ 天橋立 ⇒ 伊根町 ⇒ 丹後町 ⇒ 網野町 ⇒ 久美浜町 ⇒ 城崎町 ⇒ 竹野町
⇒ 香住町 ⇒ 鳥取砂丘10月29日(火) 鳥取砂丘 ⇒ 羽合町 ⇒ 北条町 ⇒ 赤碕町 ⇒ 大山 ⇒ 米子市 ⇒ 境港市 ⇒ 島根町(加賀の潜戸)
⇒ 鹿島町 ⇒ 松江市 ⇒ 大社町 ⇒ 日御碕 ⇒ 大社町 ⇒ 出雲市 ⇒ 太田市 ⇒ 江津市
テントをたたもうと思ったら雨が降り出す。雨が一段落するのを待って、テントをたたみトイレに行く。 何気なく芝生を歩いていたら200円拾った。ラッキー!!
地元のオバちゃんに今日は自衛隊機が飛ぶかどうか聞いてみる。 日曜日は飛ばないことが多いからだ。すると、『年中飛んでいるからわからない、気にしたことがないので飛行場まで行ってみろ』と言う。
音がするのでたぶん飛んでいるのだろう。
【小松空港】は、きれいな飛行場で、日曜だけあってけっこう混んでいる。 利用客だけではなく、見物のみの人も結構多いのだろう。
送迎ゲートは閉鎖されており上にあがれなかった。 例によって空港にいるタクシーの運ちゃんに飛行機の見物ポイントを聞く。
空港脇の貨物ターミナルへ行けば見えるという。
でも今日は金沢の身障者スポーツ大会に皇太子殿下が来ているので、午前中はあまり飛ばないという。
昨日もあまり飛ばなかったそうだ。 そういえば市内にはパトカーが多い。 大阪の方からも警備の応援に来ているようだ。
貨物ターミナルに行くとおまわりさんがいた。 どうも見にくいので、またポイントを聞く。
自衛隊入り口の向こう側が良いという。 行ってみると滑走路を正面から見る所だった。
旅客機が1機上がったがけっこうな迫力だ。が、軍用機は30分のうち1機も上がらなかった。せっかく来たのに皇×子のバカヤロー!!
走り出して少したつとまた雨が降ってきた。 降ったりやんだりで、雨がやんで休んでいると、また降り出すという感じで、
雨雲と追いかけっこをしているようだ。
夜半から雨が降り出す。初のテントでもう雨だ。風も出ている。でもこのテントは風にも強そうだ。10:00過ぎに雨があがる。早々に連泊を決める。
今日は島めぐりをする。
一周40km位の島らしい。
途中で買い物をしながら走る。どうもエンジンの調子がおかしい。
必要なものはだいたい手に入ったが、ローソクだけはなかった。
我々が普通使っている白いのは洋ローソクだそうで、
島では緑色の和ローソク(時代劇で使うような太いやつ)が主流だそうだ。
初めて見たが、 1本20〜50円と高い。島の中心の向田でようやく小ぶりのローソクを買う。
島の風景はきれいだが、とくにここはいいという所はなかった。
キャンプ場が一番景色がいいような気がする。
店で話しを聞くと、島民も七尾市へ行くのに橋を有料で渡るらしい。
それでも買い物は七尾まで行くとのこと。
島の生活は何とも不便なものだ。
本日の走行 : 59km
今回買ったこのテントは2人用だが、前室付きのちょうど良い大きさで、
なかなか居心地も良く、けっこう落ち着く良いテントだ。
しっかり寝坊して9:30出発。
ゴミを捨てに行き、家にTELする。
【東尋坊】は人ばかりでバイクを止めるところもないのでパスする。
けっこう海も見飽きてきている。
あとは特別な見所もないので、ひたすら走る。
【高浜町】に入ったところで【白浜キャンプ場】を目指す。
地元で道を聞くが、よくわからない。そのうちに【城山公園】という所に出た。
管理人のオッサンにキャンプ場を聞くが、
『もう夏じゃないからここにテントを張って行け』と言うので、公園の隅っこにテントを張る。
一段落してビールを飲んでいると、三河ナンバーのK氏が来た。
二人で酒を飲みしばらく話す。
本日の走行 : 234km
砂丘の駐車場でM氏と別れる。ひとりで砂丘を散策する。朝一のためか誰もいない。
自分のイメージでは地平線まで砂丘が広がっていると思っていたのだが、
それほど広い印象を受けなかった。
きのうフロに入れなかったので、フロに入りに【皆生温泉】へ寄って行く。観光案内所で公衆浴場を聞き、行ってみる。
ソープ街の隅にあり、なかなか歩くのに骨が折れそうだ。
11:30から開くというので、まずサテンで食事をとる。
フロで13:00近くまでゆっくりして出発。
【境水道大橋】を渡り鳥取県から島根県へ。
隠岐の島が見たかったのだが、方向がわからず、結局見えなかった。
【加賀潜戸のハナ】を見て(車1台分の道でバスは入れない)松江へ。
1時間おきに目が覚め、よく眠れなかった。7:00に出発する。今日はあまり見る所がない。 【能登】を目指し、ひたすら走ることにする。
寄ったところは【親不知】のみ。
【富山】で鱒寿司を食べようと思っていたが、しっかり忘れて通り過ぎてしまった。
朝、公園に別の管理人が来て、『ここはキャンプ禁止だ!』と怒られる。『話しが違うぢゃね〜か!』
テントをたたみK氏と10:30頃まで話してから別れる。
まず、有名な日本三景の【天橋立】へ。たいした所ではない。どこが良いのだろうか?
もしかして、高い所から見た方がきれいなのかな?
だが、これで日本三景は、【松島】についで二景めだ。
次に若狭湾国立公園の【経ヶ崎】へ。昼食をとり、展望台まで400mの急坂を上がる。
ここも思ったほどたいした展望ではなかった。
下る途中、老人の団体が上がってきた。上まで全員行けるだろうか?
けっこうたいへんだよ。
すれ違ったバスのガイドさんが、昔好きだったK子にそっくりで、
思わず立ち止まってじっと見てしまった。
むこうは不思議そうな顔をしていたが、それにしても良く似ていてびっくりした。
神戸ナンバーのバスだったので、たぶん人違いだろう。
写真を撮ってくれば良かったがすれ違いざまだったのでしょうがない。
キャンプ場を探しながら海岸沿いを走るが、砂浜キャンプだったり、閉鎖中だったりで、どこもペケ。
(砂浜のキャンプはテントが砂だらけになるし、ペグは効かないし大変なのだ)
風呂にも入りたかったので、鳥取まで行きサウナに泊まろうと思った。
途中【鳥取砂丘】があったので暗かったが下見に寄ってみる。
砂丘の駐車場でテントを張ろうとしているライダーがいたので話しかける。
コーヒーを飲んでいけというのでごちそうになる。
話しをしているうちに酒を飲み始め、結局そのM氏のテントに泊めてもらった。
本日の走行 : 267km
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18:00だ。すっかり暗くなってしまった。
初めて張るおニューのテントは明るいうちに張りたかった。
やっぱり本州のキャンプ場は高い。
北海道なら200〜300円で泊まれるような所なのに1000円もとられた。
まあしかたがない。これでも県営だそうだ。
レク施設はけっこうきれいで設備もしっかり整っている。
多目的広場もあり、結構広そうだ。
明日はできれば【小松基地】まで行きたい。
今夜はあたたかい。
本日の走行 : 399km
17:00頃 【能登島】へ着く。
キャンプ場を探すがぜんぜんわからない。
一旦キャンプ場らしきところに出るが、
荒れ果てていてキャンプ場なのかよくわからない。
結局島を一周してしまった。
地図板を再度確認して、なんとか【Weランドキャンプ場】着。
シジミで有名な【宍道湖】の脇を通る。どこかのオバさんがシジミをとっていた。
【出雲大社】は帰りにお参りするとして、先に【日御碕】へ行く。
それにしてもこの辺は釣りをしている人が多い。
どうやって岩場に降りるのかわからない様な所で釣りをしている。
景色を見ながら【禄剛崎】まで行く。能登はけっこうライダーが多い。何回かピースをする。
天気も良く、気持ちが良い。
【輪島】で給油して海沿いを走る。
海がきれいだ。
【金沢】の手前で暗くなる。
地図にあるキャンプ場を探すが、見つからない。
地元の人に聞いて行ってみるがない。
もう真っ暗だ。
仕方がないので【小松】まで走る。
【小松】でやっと【安宅海浜公園キャンプ場】を見つける。
もう21:30だ。
【小松基地】を楽しみにして来たのだが、明日は日曜日。
自衛隊機が飛ぶかどうかわからない。
天気予報は雨とのこと。
本日の走行 : 394km
再び【出雲大社】に戻り、お参りをする。もう真っ暗だ。
神殿は扉が閉まっていて中が見えないが、丁寧にお参りする。
良縁があると良いが・・・。 良縁があると良いが・・・。
良縁があると良いが・・・。 真剣。
寝場所を探してしばらく走る。【江津中央公園】を見つけ行ってみる。
案内板によると、ここはキャンプ場もあるようだが、暗くてよくわからない。
しかたなく駐車場の隅にテントを張る。
酒を飲んでいると犬が草むらの中を近寄ってきた。
よく見ると何か背が低い。
黒い顔をしている。タヌキだ!
P.S. 【出雲大社】から【大社駅】へ寄った。廃止になった駅は建物のみライトアップされ、保存されるようだ。
立派な駅だった。
本日の走行 : 348km