【 STAGE,2 北海道 道東編
8,920km
】
日程 1991年 08月 09日 (金) 〜 09月 21日 (土) 北海道 道東編 (2,552km) 行程足寄 ⇒ オンネトー ⇒ 阿寒湖 ⇒ 双湖台 ⇒ 弟子屈町 ⇒ オンネトー/キャンプ場泊 オンネトー ⇒ 阿寒湖 ⇒ 弟子屈 ⇒ 鶴居村 ⇒ 釧路 ⇒ 塘路湖/キャンプ場泊 塘路湖 ⇒ 標茶町 ⇒ 多和平 ⇒ 虹別 ⇒ 弟子屈町 ⇒ 摩周湖 ⇒ 川湯温泉 ⇒ 美幌峠 ⇒ 屈斜路湖
⇒ 硫黄山 ⇒ 藻琴山温泉/キャンプ場泊藻琴山温泉/キャンプ場泊 藻琴山温泉 ⇒ 東藻琴村 ⇒ 美幌町 ⇒ 東藻琴村 ⇒ 藻琴山温泉/キャンプ場泊 藻琴山温泉 ⇒ 藻琴山 ⇒ 東藻琴村 ⇒ 網走 ⇒ 斜里町 ⇒ 清里町 ⇒ 小清水町 ⇒ 緑
⇒ 裏摩周展望台 ⇒ からまつの湯 ⇒ 養老牛温泉/キャンプ場泊09月03日(火) 養老牛温泉 ⇒ 開陽台 ⇒ 中標津町 ⇒ 標津町 ⇒ 斜里町 ⇒ 宇登呂 ⇒ 羅臼町
⇒ 標津町/ライダーハウス泊09月04日(水) 標津町 ⇒ 羅臼町 ⇒ 知床峠 ⇒ カムイワッカの滝 ⇒ 知床大橋 ⇒ 宇登呂/キャンプ場泊 09月05日(木) 宇登呂 ⇒ 知床五湖 ⇒ 知床峠 ⇒ 熊ノ湯 ⇒ 羅臼町 ⇒ 相泊 ⇒ 羅臼町 ⇒ 標津町/ライダーハウス泊 09月06日(金) 標津町 ⇒ セセキ温泉 ⇒ 薫別 ⇒ 標津町/ライダーハウス泊 09月07日(土) 標津町 ⇒ 野付半島 ⇒ 風蓮湖 ⇒ 根室/キャンプ場泊 09月08日(日) 根室 ⇒ 花咲港 ⇒ 納沙布岬 ⇒ 根室 ⇒ 浜中町 ⇒ 霧多布 ⇒ 厚岸町 ⇒ 標茶町
⇒ 多和平/キャンプ場泊09月09日(月) 多和平 ⇒ 川湯温泉 ⇒ 弟子屈町 ⇒ 多和平/キャンプ場泊 09月10日(火) 多和平 ⇒ 弟子屈町 ⇒ 多和平/キャンプ場泊 09月11日(水) 多和平 ⇒ 標茶町 ⇒ 中チャンベツ ⇒ 釧路/ツーリングトレイン泊 09月12日(木) 釧路/ツーリングトレイン泊 09月13日(金) 釧路 ⇒ 白糠町 ⇒ 本別町 ⇒ 士幌町 ⇒ 上士幌町 ⇒ ナイタイ高原牧場 ⇒ 上士幌町
⇒ 足寄 /キャンプ場泊
朝、吐く息が白い。お盆を過ぎると朝晩の冷え込みが強い。
ライダーハウスに同宿のライダー(事故の怪我で連泊している)の
強い勧めを断り出発する。
出発する頃(10:00頃)にはかなり暖かくなっている。
今日は【オンネトー】でキャンプと決めていたため、
取りあえず【オンネトー】に寄り、位置の確認をして阿寒湖に向かう。
【阿寒湖】は観光化されており、たいしたことはないと思っていたが、ゆっくり見てみると結構きれいだ。
遊歩道を歩き、キタキツネ、銀ギツネのいる土産物屋を見て回る。
ここで飼われているキツネは襟巻き業者から買った物で、養殖物だそうだ。
エキノコックスの心配はないらしい。
土産屋でキツネのテレカを買う。
しかたがないので、【シラルトロ湖キャンプ場】へ行こうと思い走っていると、【塘路キャンプ場】の看板を発見。
塘路(とうろ)湖の湖畔で結構良いところだったのでキャンプする。
ここは風呂が近くにないが、ガイドブックにも乗っていない穴場だ。
蚊の大群に悪戦苦闘しながらテントを張る。
近くの食料品店に虫除けスプレーがあったので、ついでに購入する。
本日の走行 : 181km
P.S. 家の留守電を確認したら、友人からTELが入っていた。
8/31(土)に大学の仲間が集まるらしい。行けなくて残念だ。
皆にビールでも送ってやろうかな。
管理人と話している最中にライダーが2人来て、一緒にテントを張ることにする。水辺から20m付近までは自然保護区域でテントを張れないので、場所捜しに苦労する。
やっとテントを張り、みんなで【湯の滝】へ行く。
朝一でガソリンを入れ、【知床五湖】へ行く。五つの湖全部を1時間位かけて見て回る。福島の五色沼の方がきれいだと思った。 あまりたいしたことはない。
湖というより沼が点在している感じだ。
霧雨の知床峠はほとんど視界がきかず、駐車場の車もまばらであった。
結局羅臼岳の頂上は三日間で一度も見えなかった。
近くにレストランがあったので、入っていく。 トーストとコーヒーを注文する。
【弟子屈】の街で迷うが、道道284をやっと見つけ釧路へ向かう。途中、【釧路湿原展望台】があったので、金350円也を迷いながら払い、入ってみる。
まああんなものだろう。眺めだけは良く、釧路の街と湿原がよく見えた。
市内ではまず【釧路駅】へ。
駅の電話帳でコインランドリーを探し、駅の反対側へ。
久し振りに洗濯をし、バッテリー液を補充(あぶない所だった)して、
R391を標茶へ向かう。
【弟子屈】で食堂を探し飯を食った。北海道初の焼き魚だ。サンマ定食を食べたが、やはりまだ季節が早いためか細い奴が2尾出て800円だった。
(いちおう生サンマだった)。腹がふくれたところで【摩周湖】へ。第一展望台は金を取られるのでパスし、第三展望台へ
(第二展望台は廃止されたらしい)。また霧のない【摩周湖】だ。(霧のない湖を見ると結婚が遅れるという噂がある)。
【裏摩周】へ回ろうと思ったが地図を見ると湖をまわる道がない。
養老牛温泉の方からまわるらしい。しかたがないので、後で来ることにして、【美幌峠】へ。
【オンネトー】はうわさ通りエメラルドグリーンの小さな湖だ。キャンプ場では小学校の林間学校が来ていてかなりやかましい。
夜もキャンプファイアーとかしてやかましいに違いない。
キャンプをするかどうか迷ったが、
『ここはかなり広いよ』 という管理人の話で泊まることにする。
田端に住んでいるというY氏と話しているうちに、出発が10:00になってしまった。出発の準備をしていると、朝4:00頃から釣りに行ったクルマの2人組が帰ってきた。
立派な鱒を4尾釣ってきた。白子やスジコを取り出し、自分でさばいていた。
本当に釣りが好きそうだ。
2人組だが、1人はヒッチの人らしく釣りについてまわっているそうだ。
知床半島のオホーツク海側の道はこの【知床大橋】で行き止まり。 ここから知床岬までは徒歩となる。
キャンプ場では朝から草刈りが始まった。追い出されるように出発。 【開陽台】へ向かう。後ろに山があるため330度展望だが、眺めは結構良い。
でも【多和平】の方が牧場できれいだ。
【中標津】でコーヒーを飲んで斜里へ向かう。途中、【川北温泉】の標識を発見。
地図で見ると5kmくらいなので、ダートを走り行ってみる。 昔は旅館があったらしく、
タイル張りの無料露天風呂で、二つの浴槽があり泉質がちがうそうだ。
昔は男女別だったようだが、浴槽の境は腰のあたりまでの壁のため、正直丸見えだ。
テレビ局(札幌)が取材の下見に来ていた。
良かったら来週女の子を連れて撮影に来るらしい。
酒、パンの買い出しのため【弟子屈】へ向かうが、いつの間にか通り過ぎてしまい、往復30km位よけいに走って【弟子屈着】。
ガス欠寸前でGSに飛び込む。
食堂でカツカレーを食い(あまりうまくなかった)、
パン、酒の買い出しをしてからオンネトーに向かう。
(オンネトーは山の中なので、店がまったくないのだ)
キャンプ場からは徒歩15分くらいか。ここは天然の露天風呂で一番上が風呂になっていて、そこから湯が滝になって下へ落ちている。
下の滝底には魚がいた。こんな温かい水でよく魚が住めるものだ。(熱帯魚じゃあるまいし・・・)
すこしぬるい湯だが、北海道初の露天風呂に満足し(少し時間がズレれば女の子と一緒に入れた)、
写真を撮ってキャンプ場へ帰る。行きはまだ少し明るかったが、帰りは真っ暗。懐中電灯を手に帰る。
一人では怖くてとても歩けない。
本日の走行 : 207km
2:00頃、物音で目が覚める。足寄の【大阪屋食堂】でオバケの話を聞いたのでビビっている。
落ち着いて寝ようとしたが、となりの奴のイビキがうるさくて寝付けない。
朝起きたら、となりの奴は出発していなかった。
今日もゆっくり10:00頃出発する。
阿寒湖の先に無料露天風呂があったので行ってみる。
水車が作ってあり、その湯がステンレスの浴槽に落ちている。
きれいだが民家のそばで、おまけに車が通る道端にあるので入るには相当の勇気がいる。
(脱衣所もなく、浴槽にお湯があるだけ)
テントをたたんでいると、昨日と同様に蚊の総攻撃を受ける。すごい蚊の数だ。早々にテントをたたみ出発。
今日の第一目的地は【多和平】。
なるほど360度の展望で、地平線の見える牧場という文句はダテじゃない。
ここは無料キャンプ場にもなっていて、展望台の下にテントがたくさん並んでいる。
なんか風が吹きそうだが結構良いところだ。気に入った。
車が何台か来ていて、地元の温泉に詳しい人もいた。スキー場の近くに秘湯があるらしいが、1人では途中あぶないと言う。
冬のスキーシーズンまで人が来ないそうだ。
斜里までは道がすいていて1台も車、バイクに追いつきも追い越されもしなかった。
【宇登呂】につく頃には16:00をまわっていて、知床観光船も終わり。
詳しくは明日まわることにして、【知床峠】を越え(すごくきれいだった)
【羅臼】から【標津】へ向かい、ライダーハウス【さけの家】へ泊まる。
5人でお金を出し合って買い出ししてシチューを作って食べた。
本日の走行 : 244km
【標津】のサテンでモーニングを食べて、【北方領土館】に寄った。なんか変な臭いがした。【国後島】が間近に見える。あそこは日本なのだが、
ソ連(現ロシア)が不法に占拠している。困ったものだ。
羅臼を抜け、【知床峠】へ。
大阪から飛行機で来たという2人組に出会う。リッチでうらやましい。
写真を撮り、本日のメインイベント、秘境【カムイワッカの滝】へ。
ライダーハウスで海パンをはいてきたので、ツナギを脱ぐだけで準備完了。売店で履き物を借りる。いろいろあったが、ワラジに決定(無料)。
登ろうか迷っている2人組を無理矢理誘い、滝を登っていく。
ワラジが大正解で、ぜんぜん滑らない。
皆どうして裸足で登っているのだろう。怪我するよ。
岩は苔もなく登りやすい。
酸性の湯のため、苔がつかないそうだ。なめてみると、かなり酸っぱい。
ある程度登ったところで、適当な滝壺があったので、皆で大騒ぎしながら入る。
女の子は水着で入っていたが、やはり風呂に水着はNG。
海パンを脱ぎかまわずフルチンで入った。楽しかった。
来年からは環境保護のため、クルマやバイクは入れないとの噂があるが、
淋しい限りだ。
15:00をまわったので、30分位かけて慎重に下る。下りの方が滑りやすく恐いのだ。【知床大橋】まで行き、写真を撮って引き返す。
今日は【宇登呂】でキャンプする。
近くにスーパーがあるので、
今日は菓子パンではなく、食パンにチーズ、ハムの豪華版で夕食にする。
クッキングセット買おうかなぁ。
グループの隣にテントを張ってしまい、今夜はけっこううるさい。
しかし、今日は良い経験をした。
本日の走行 : 130km
オホーツク海を望む【カムイワッカ展望台】
前にも来たが、さすがに良い眺めだ。本当に素晴らしく、観光客も多い。しばし休息の後、 同じ道を【屈斜路湖】まで引き返し、湖を見てまわることにする。
途中の『ホクレン』で地図をくれと言ったら、200円とられた。
みんな100円とか、タダでもらっているのにガメツイGSだ。
でも、地図の原価は400円らしい・・・。
【屈斜路湖】では【池ノ湯】に行く。 湖のほとりに池のように温泉がわいている。
入っていこうと思ったが、あまりにもお湯が汚いので、誰もいなかったが入らなかった。
途中、【達古武(たつこぶ)湖キャンプ場】へ。標識に従い左折するがキャンプ場らしき物が何処にもない。
土の広場はあるのだが、誰かがキャンプをした形跡がどこにもない。
【砂湯】にはキャンプ場があり、砂を掘るとお湯が出る。ここでキャンプをしても良かったが、風呂にするだけの砂を掘るのが思ったより大変。
人間がひとり入る穴を掘るのに、ものすごい時間がかかるらしく、
途中で挫折した穴が落とし穴のようにたくさんあいていた。
時間も16:00なので、先へ進む。
【藻琴山】を通ったが、これが結構いい眺めで穴場のようだ。今日は遅いので取りあえずキャンプ場へ行くが、明日行ってみよう(どうも雨らしいが)。
書き忘れたが、【屈斜路湖】を過ぎて【硫黄山】に寄った。 山肌から噴煙が出ており、その周りが硫黄で黄色くなっている。写真を撮り、バイクに戻るとタンデムのライダーがバイクに女を乗せて写真を撮っていた。 私が行くと女の子が恥ずかしそうに下を向いてしまった。
結構かわいい女の子で、恥ずかしがる所などは私の好みだ。ガハハハ・・・ 頼んで写真を撮ってくれば良かったな〜。
今日は【藻琴山温泉キャンプ場】泊。 3日連続のキャンプだ。この辺はライダーハウスがないのでしかたがない。
バンガローは1000円とのこと。200円のキャンプにする。
お盆を過ぎると急に人出が減るそうで、
今日はキャンプ場に私ひとりだ。
貸し切りになってしまったが、少し淋しい。
ゆっくりと旅館の温泉に入り、友人の家にTELする。
みんなまだ帰っていない。金曜の夜だからかなぁ?
本日の走行 : 245km
一日中雨であった。10:00頃、友人3名にTELし、旅館のフロントに連続キャンプの申し込みと、夕食の予約をする。(食事の買い出しも面倒だ。)
本を読んで一日を過ごす。
夕食は旅館の部屋で取る。やはり結構すいているようだ。 ご飯を三膳食べてオヒツを空にした。売店で高い酒を買ってテントに戻る。
今日もキャンプ場を貸し切る。 ただし、土曜でもあり、バンガローには誰か入ったみたいだ。 明日は晴れるだろうか?
本日の走行 : 0km
厚い雲が空を覆っている。 今にも降り出しそうだ。 天気予報では昼から回復するというので、少し様子を見ることにする。12:00を過ぎても晴れてこないため、連泊を決め、買い出しに出る。道はだいぶ乾いてきた。
日曜日のためか閉まっている店が多く、【東藻琴村】では雑誌が手に入らず【美幌】まで行き、一日ゆっくり過ごす。
今日の温泉旅館はにぎやかだ。宴会でもやっているのだろう。
夜空に星がきれいだ。
本日の走行 : 61km
朝から強い日差しが差している。 良い天気だ。8/30に寄れなかった【藻琴山展望台】へ行く。
さすがに山だけあって、9:30だというのに、まだ雲に覆われている。
展望台への道は、工事中でダート。 その上、雲で視界がきかないので断念する。
(現在は大きな広場で展望台兼売店とトイレがある。また違った屈斜路湖が見える)
【網走市】に寄り、『たくぎん』でお金をおろして斜里へ向かう。
斜里岳、海別岳、知床の山々がきれいに見える。本当に良い天気だ。
【斜里】で『週間プロレス』を買い、小清水町への直線(超長い)を抜け、【裏摩周】へ。
道を間違えて【野上峠】まで行ってしまったが、なんとか到着。売店でテレカを買い、湖畔への道を聞く。 旧展望台から急な坂を下りるとのこと。
確かにものすごい急坂で、雨水が流れる部分が溝になっていて、オマケに滑るケモノ道だ。
かなりの時間をかけ、悪戦苦闘の末、ようやく湖畔に降りる。
Tシャツが汗でびっしょりだ。
苦労しただけあってなかなかいい感じの眺めだ。
(本当は保護のため、降りてはいけないのだ。)
コーヒーセットを持ってきて湖水でコーヒー沸かせばよかった。
この湖は川が流れ込まないため、水もすごくきれいで、魚が飛び跳ねている。
(虫を食べているとのこと)湖畔で 一休みして息を整え、急坂を登って駐車場に帰る。
汗でシャツがビショビショになる。
売店の椅子で休んでいると、オヤジさんがいたので話をする。 以下内容を記す。
@湖畔へ降りる道は、昔はしっかりZ型になっていたが、
真っ直ぐ降りる人が道を作り、そこに雨水が流れて 荒れてしまった。A旧展望台は木が成長して湖が見えなくなってしまったため、
10年位前に今の場所へ移った。B今の展望台からも降りる道があり、そこは殆ど直線的でZ型が3カ所位しかなく、
旧展望台の方より急である。C湖沿いにケモノ道があり、新から降りて、旧から登る(逆も可)こともできる。
D旧の道は、人があまり行かないように(湖や環境が汚れる)あのままが良い。
E夕日は開陽台より、【多和平】がきれい。
観光証明書をもらい、(オヤジさんと話すとくれるらしい)【養老牛温泉】へ。
途中に露天風呂の標識があったので、ダートではあるが、行ってみる。
標識には3kmとあったので、変な風呂だったら引き返せばよいと思った。
メーター読みで4km位行くと、川の脇に露天風呂があった。
【森林浴温泉からまつの湯】だ。オンロードでは行けないと裏摩周のオヤジさんが言っていたが、
養老牛温泉からは確かにキツイ道のようだ。
裏摩周で会ったライダー達も来ていて一緒に入る。 なかなかいい湯だ。
湯口からは熱湯に近い湯が出ており、あまり風呂が熱くなると、
川の水を引いてうめるらしい。
写真を撮って上がると、FZR400氏がエンジンが吹けないで困っていた。
皆で修理しようという話になったらしく、私もアレンキーを貸す。
(荷物を降ろすのが面倒だったが)
直るまで皆でつき合って(エアクリーナをはずし、取り付けたら直った)いたら18:00近くになってしまい、少し暗くなってきた。皆は【多和平】へ行くというが、
私はオヤジさんに聞いた【養老牛温泉】の【藤や旅館】の100円ハウスに行く。
旅館で聞くと、昨日バラしてもって行ったとのことで、ハウスはなかったので
困ってしまった。(旅館は満員とのこと)
キャンプ場の場所を聞くと裏がキャンプ場だという。ラッキー!!
川の流れる音が耳につくが、タダなので文句は言えない。
今日も星がきれいだ。(ミルキーウェイが見える)
本日の走行 : 224km
P.S. オヤジさんと話していた女の子3人組が夕日を見に【多和平】へ行った
(道を聞かれた)。 やっぱり【多和平】が良かったかな?
【羅臼】から【相泊】へ向かう。国後島がきれいに見える。
道は【相泊】で行き止まりである。
行き止まりにある食堂【熊の穴】に入り、トド定食を注文する。
トド肉は初めて食べるが、味や食感はクジラに良く似ている。
なかなかおいしかった。
ここは運が良ければトドの解体が見られるらしい。
【相泊】は1本道の行き止まりのため来た道を戻る。
戻る途中で【光苔発生地】に寄る。あまりよく見えなかったが、なんとなく光っていた。
海岸にある露天風呂の【相泊温泉】は先日の台風の波でなくなってしまったとのこと。
行ってみるとなるほど何もない。
海岸があるだけで、どこに温泉が湧いているのかわからない。
途中、【セセキ温泉】に寄るが、海岸に石を囲ってあるだけの風呂で
入るには少し勇気がいる。
お湯もぬるく、あまりきれいじゃない。
また、個人の所有らしく入るには漁師の許可がいるとのこと。
取りあえずOKをもらったが、入らなかった。
今日はとても寒く、ぬるい湯には入らないほうがいい。
今日は、羅臼の無料露天風呂【熊ノ湯】で熱い湯に入ったので、やめる。空模様が怪しいので、標津のライダーハウス【さけの家】へ直行する。
無料ライダーハウスのほとんどは、広場に仮設テントが張ってあるだけのもので、
いちおう床があってカーペットが敷いてあるものが多いが、ここも同様である。
居心地はけっこう良い。
ハウスには例の釣りの2人組がまだ残っていた。
着いたとたんに雨が降り出す。 明日も雨らしい。
本日の走行 : 172km
やな天気だ。 今日は走るのをやめ、休養日にする。クロスワードパズルを解いたりサテンに行ったりして午前中をつぶす。
午後になって昨日【セセキ温泉】で会ったチャリダーが来た。
海にそそぐ川の右側に熱い風呂があるというので、14:00過ぎから出かける。
1時間と少しで着く。 潮が満ちてきていて、やっぱりぬるい。
脱衣所もなにもない海辺で勇気を出して素っ裸になって入る。
足の下から温泉が湧いているのがわかる。
入っているうちに波で海水が入ってきて、湯が冷たくなってきたので、早々に出る。
一緒に入ったライダーも悲鳴を上げていた。
だんだんギャラリーが増えてきたので、冷たい中を少し待って上がる。
みんな『バカだなぁ』と思いながら見ているのだろうか。
【薫別】で鮭の孵化場を見て帰る。 なかなか立派な鮭が上がって来ていた。夜は皆でジンギスカンを食べる。 少し飲み過ぎてしまった。 今日は法定速度(60km/h)の道でネズミ取りをやっていた。
本日の走行 : 141km
天気予報は午後から50%の雨確率らしい。昼まで様子を見るが、空が明るくなってきたので出発する。
【野付半島】は観光客で一杯。景色はよいのだが、記念写真は順番待ちなほど人がいる。
早々に退散。厚床へ向かう。
【風蓮湖】で京都ナンバーのライダーに会う。
今日は【根室】に泊まるというので、一緒に行くことにする。
比布のライダーハウスで聞いた根室の【小沼商店】へ行ってみる。
話を聞くと、やはり花咲ガニをタダで食べさせてくれた。
売り物にならないような小さいカニだったが、けっこううまかったので家へ3バイ送ることにした。
16:00位になったので、取りあえず【根室駅】へ。
ツーリングトレインがあり、400円とのこと。
キャンプ場にしようか迷ったが、取りあえずキャンプ場を見てこようという話になり、
地図をたよりに【根室青少年キャンプ場】へ行くが、標識が何処にもない。
近くのゴルフ場で聞いてみると、2年くらい前になくなったとのこと。
温根沼のほうへ移ったらしい。
再び駅を通り、温根沼の【根室市キャンプ場】へ。なんだ、【小沼商店】のすぐそばじゃないか。海と国後島が見えるきれいな所だったので、テントを張ることにする。
テントを張ってから根室の街へ食事に2人で出かける。 久し振りにそばを食べた。 そば屋を出ると花火大会が始まっていた。
かなり遠いがオホーツク側の【弁天島】で打ち上げているそうだ。
今日、明日と根室ではカニ祭りをやっており、観光客も結構来ているようだ。明日行ってみることにする。
本日の走行 : 194km
朝から良い天気でテントの中が熱いくらいだ。今日は最初に【長節沼】へ行く。 まぁたいしたことはない。
【花咲港】も賑やかかと思ったら、普通の漁港で少しガッカリ。
【納沙布岬】へは草原の中の道を走る。
地平線が見える。
岬では歯舞諸島が見える。
ただ、観光化されているのが残念だ。
【霧多布岬】では祭りをやっていた。あまりの人混みに早々に退散する。
根室のカニ祭りもそうだった。 すごい人出だ。
やはり、日曜の観光地は行かない方がいい。
【厚岸】では有名なカキを売っていた。 今頃のカキはうまいのだろうか。
標茶で買い出しをして、【JR標茶駅】へ。
ここで釧路ナンバーと山口ナンバーのライダーに出会う。
これから【多和平】に行くというので、一緒に行くことにする。期待していたのに曇ってきてしまった。 夕陽も見えないし、星も見えない。
しばらく三人で話をして、釧路ナンバーのライダーは家に帰っていった。
家まで1時間位だそうだ。
少し風が強く寒い。 明日は天気だろうか?
星が見えないので、明日はテントを張りっぱなしでどこかへ行き、ここに連泊しよう。
多和平にて 本日の走行 : 255km
根室や知床に行くといつも思うこと。ここに来るとイヤでも『北方領土返還』の看板や島自体が目に飛び込んでくる。 島があまりにも近くにあるのだ。
北方領土に関しては殆ど関心のない人が多いと思う。 実際自分もあまり関心がなかった。
しかし、自分なりに調べてみると色々なことがわかってくる。
北方領土、択捉(えとろふ)島、色丹(しこたん)島、国後(くなしり)島、歯舞(はぼまい)諸島は昔から日本なんだよ。
日本が戦争(第2次世界大戦)に負けて世界にギブアップ宣言をした後に、ソ連(現ロシア)が戦後のどさくさにまぎれて
北方四島に侵略し勝手に占拠してしまって、現在に至るんだよ。(北海道もあぶなかったのだ。 まあこれは戦勝国のアメリカが
あげるよって勝手に言ったらしいんだけどね。) 不法に占拠された日本を早く取り戻したいと多くの人が願っているのです。
相変わらず曇っている。 今日は休養日にする。関東の方では台風が近づいているそうだ。
天気予報では、こちらはあまり降らないらしい。
午後から風呂へ行く。
【川湯駅】のそばに共同温泉があるというので行ってみることにする。
100円で入る。 銭湯より安い。
帰りに【弟子屈】で買い出しをして帰る。
星が見たくて今日も多和平に連泊する。
本日の走行 : 92km
天気は変わらない。 【多和平】の上空だけ厚い雲が覆っている。こうなったら天気と根比べするしかない。
夕方までクロスワードをして時間をつぶす。16:30位に【弟子屈】へ飯を食いに出る。
Aコープ4Fの食堂へ行き、迷った末、ホタテフライ定食を注文する。
ライスをお代わりしたらサービスしてくれた。 ラッキー!!
週刊誌は発売日が街によって異なるので困っていたが、弟子屈は早いようだ。
18:30テント着。 雲で夕陽が見れなかった。
しかし、20:00過ぎに酒のコップを洗いに出ると、なんと星が出ているではないか!!北の空(摩周湖側)は雲が厚いが、気になるほどではない。 天の川が見え、満天の星空だ。 やっぱり多和平に来た甲斐があった。
流れ星も2つ見えた。またまたラッキー!! 酒のコップを片手に30分位空を見上げるが、それにしても寒い。 吐く息が白い。
東京ではまだ残暑が厳しいと聞くが、北海道はもう秋の気配が漂っている。 シャツ、トレーナー、ブルゾン、カッパを着てもまだ寒い。
本当は芝生に寝そべって酒を飲みながら、飽きるまで星を見ていたかったが、寒さでそうもいかない。残念だ。
テントに戻ったら体が冷えていた。ここ一週間で今日が一番よく星が見えたらしい。 う〜ん余は満足じゃ!。 明日は出発する。
後は道央の襟裳岬、サラブレッド、友人のK氏との再会を残すのみ。
北海道に来て早1ヶ月が過ぎた。 まだ北海道にいたい気持ちが強いが、9月中には冬支度のため一旦家に帰らなくてはいけない。 何か寂しい。
本日の走行 : 41km
牛と記念写真を撮って出発する。【標茶】でサテンを探すが、一件も営業していない。しかたなく【釧路】まで走る。
釧路駅前で出会ったライダーとコインランドリーへ。
コインランドリーのそばのサテンで新聞を読み情報を収集する。
(彼はサテンには来なかった)
洗濯が終わると霧雨が降ってきた。
天気も晴れそうにないし、一度ツーリングトレインに泊まってみたかったので、今日は釧路駅の【ツーリングトレイン】に泊まることにする。
時間はまだ14:00過ぎであるが、チェックイン出来た。
ここは600円でたたみ一畳の指定席である。
あまり遠くの人とは話が出来ないのが残念。
隣の人を誘って街へ出る。デパート、本屋をまわり、小さな食堂に入る。
(ジェアラーには有名な食堂らしい)
ビールとホッケで1300円は高かったが、腹一杯になった。
ホッケがでかくて皿からはみ出しているのでまあ納得。
本日の走行 : 86km
朝、雲が厚かったが、少したつと良い天気になってきた。ツーリングトレインの人たちと話をしているうちに、朝食を食いに行こうという話になり、
【釧路港】まで歩いて水産センター1Fの食堂で朝食にする。
サンマ刺定食を食べる。 生サンマは一日で腐ってしまうので捕れ立てを喰うに限るのだ。
港に、人に注意をして歩いている変なオッサンがいた。だいぢょうぶ?
帰りに有名な【和商市場】に寄る。 例によって品物が安いのか高いのかわからない。
クジラ刺しの肉があったが、100gで400〜700円だった。
やはり高いのかもしれない。 生モノは送れないので何も買わなかった。ツーリングトレインに戻り、話をしているうちに、昼になってしまった。 皆で迷った末、連泊を決める。
昼飯は昨日夕食を食べた所の1Fで、【つるや食堂】へ行く。 サンマ焼き定食が450円で、魚も大きく、ベラボーに安い。
今日のフェリーに乗るというライダーを見送ってから【フィッシャーマンズMOO】へ行く。 建物が船の形をしたショッピングセンターで、すごくきれいだ。
場違いなところに来てしまった感がある。 一通り見て、コーヒーを飲み帰る。
風呂に行き、駅横の【霧よし】で串物で飲む。 ツーリングトレインの皆を誘ったら、結局7名になった。 久し振りに楽しい夜だった。
明日は晴れらしい。 ナイタイ高原に行ってみることにする。
P.S. ツーリングトレインに変な母子連れがいた。離婚届を持っていて、なにか訳有りみたいだ。
本日の走行 : 0km
お気に入りの【つるや食堂】へ朝飯を食いに行くという誘いを断り、出発する。つき合っているとキリがないのだ。
【白糠】でサテンに入り、朝飯を食う。
【ナイタイ高原】へ行く道がわからず、道を間違え時間をロスする。
昨日ホクレン道東地図をツーリングトレインで一緒だった
トホダーのS氏にあげてしまったので、
ホクレンで地図を探すが何処にも置いてない。 もう品切れらしい。 困った。
【ナイタイ高原牧場】にはなんとか到着。なかなかの眺めで、士幌の街や十勝岳の眺めがよい。
15:00着。 これから【管野温泉】に行こうと思っていたが、時間的に難しくなってきた。
ダートが長く、買い物もしなくてはならないので、ギリギリの時間だ。
結局知り合った富山のライダーと足寄のキャンプ場へ行く。
うわさ通りバンガローが無料で使える、感じよいところだ。
ただ、入り口付近にある三体の地蔵が気にはなるが・・・。
本日の走行 : 279km