北海道の秘湖・豊似湖へアタック! 】


今回の出発地は襟裳岬。

歌にも歌われた北海道の有名な岬である。

ここへ来るのはもう何回目だろうか?

北海道へ来ると必ずと言って良いほど襟裳岬を訪れている。


『今年は寄らないでおこう』 と、行くたびに思うのだが

岬への分岐点まで来ると気が変わり、

『やっぱり寄って行こう!』 ってことになる。

やっぱり個人的に好きな場所なんだろうな。

日程 : 200952日(土) 晴れ

行程 : 襟裳岬(道道34号、R336) ⇒ えりも町目黒(一般道、猿留川林道) ⇒ 豊似湖


フェリーで函館や苫小牧に上陸して、

道東に向かうルートはいくつかあり、岬へ寄らなければ

襟裳を経由しないルートをとれば良いのだが、

サラブレッド銀座で競走馬を見たいので

どうしても襟裳岬ルートを選択してしまうのだ。


【黄金道路】を庶野から広尾へ向かう途中に

目黒という集落があり、【豊似湖】へはここを左折する。

小さな標識があるが、信号がない交差点なので見逃しに注意だ。


集落を過ぎ、山へ向かって行くと、

道は『猿留川林道』へと繋がって行く。

豊似湖への標識が各所に整備されていた。


いつもは急ぎ旅のため灯台付近を少し散策するだけなのだが、

今回は遊歩道のある岬の先端部まで行ってみた。

けっこう長い階段があるので、たいへんだけどね。


岬の突端付近には丸太で造られた簡素な鳥居がある。

襟裳神社旧鎮座云々とある。

よく見なかったので詳細はわからないが、

初期の襟裳神社はここに建立されていたと思われる。


さあ、本日のメインイベントである【豊似湖】へ向かおう!


百人浜を過ぎ、庶野から国道336号『黄金道路』を北上する。

この道は、少し前までは断崖沿いにカーブの続くワインディングで

落石があったり荒波を被ったりする危険な道路であったが、

近年はトンネル工事が進み、安全で近代的な道路に

生まれ変わりつつある。

(現在も各所で工事は続いているが・・・)

豊似湖に向かい、集落の上り坂を進んで行く。
民家も少なくなってきた。


やがて【豊似湖駐車広場】に到着。

黄金道路を目黒集落で左折してから、10kmほどであろうか。

ここは駐車場ではなく、敢えて駐車広場と表現したい。

とくに駐車帯は設定されておらず、他のクルマの邪魔にならない所に

好き勝手に停めるのだ。

(邪魔になるほどクルマはいないが・・・)


駐車広場には 『入林届け』 のポストが設置されている。

登山者が出す入山届けのようなものだろう。

周囲には土産物屋はもちろん、人家がいっさいない山奥である。

熊出没地帯であり、遭難や事故には充分な注意が必要だ。


湖は駐車広場から200mほど離れており、

林の中の上り坂を歩くことになる。

岬の先端部より【襟裳岬灯台】と【風の館】を望む。
道は【豊似湖】に向かい、高度を上げていく。
部分的に舗装されており、この坂は最後の一踏ん張り区間である。


湖を時計回りに歩き始める。

熊出没地帯でもあるため、

私の腰にはしっかりと ”熊鈴” がぶら下がっている。


今この湖にいるのは、夫婦と思われる中高年の観光客、

同じく夫婦と思われる中高年のハイカー、と私の5人のみ。

この3組がそれぞれ散らばって歩いているため、

たいへん静かで、湖を独り占めしている感じだ。


湖の対岸にたどり着く。

付近は平地になっており、小さな川が流れている。

が、濡れずに渡るには結構大変そうな流れ幅だ。

簡易な丸木の渡しすらなく、流れの細い部分を捜して渡る。

が、流れを渡った後に、周回路を見失ってしまった。

というか、周回路は湖の左半周(東側)のみのようで、

西側は水辺に沿って道なき道を歩くしかないらしい。

(けっこう捜したのだが、結局西側の周回路は発見できなかった)


歩きにくい水辺付近の斜面を歩き、

なんとか湖を一周して元の場所に帰ってきた。

きれいな湖に大満足だ。

ここからクルマまでまた林の中を200m歩かなくてはならない。

岩場の中を歩くような感じで、少し歩きにくいのだ。


しかし、湖にはそれほどの変化を感じなかったが、

クルマでのアクセスに悪路を予想していただけに、

しっかり整備された標識と林道に少しあっけなさを感じた。

これだけ楽にアクセスできれば、今後観光客も

増加するかもしれない。

まあ、オンネトーのように、観光バスが着くことはないと思うが・・・。

林を抜けると小さな湖が姿を現す。
ここが【豊似湖】である。 自然湖だそうだ。
 HOMEDRIVE > 豊似湖
【風の館】 脇から遊歩道が伸びている。
振り返って撮影。
旧襟裳神社跡?
『黄金道路』からの太平洋。
今日はベタナギ。


ところで、皆さんは本日の目的地である

【豊似湖】という湖をご存じだろうか?

『良く知ってるよ』 という人よりも、

『何て読むの?』 って人の方が多いのではないだろうか。


【豊似湖】と書いて、【とよにこ】と読む。

上空から見るとハート形をした、周囲2km程の小さな湖である。

誰が言ったかは知らないが、北海道三大秘湖のひとつに

数えられている。

【黄金道路】 から【豊似湖】方面へ左折し振り返る。
目黒集落の向こうに太平洋が見える。


林を抜けると、眼前に湖面が現れる。

【豊似湖】の小さな立て看板が立っており、

丸太製の小さなロングベンチが置かれている。

位置的にはハート形の一番尖った部分にあたる。


確か以前来たときには、湖の周りを歩いて一周した記憶があり、

今回も同じように歩いてみることにする。

湖には周回路が造られており、水辺を歩いたり、山側を迂回したりして歩くことができる。 
湖は駐車広場から200mほど離れており、山歩きとなる。
秘湖と言われるだけあって、とても静かできれいな湖である。
湖には小さな川が流れ込んでいるようだが、
流れ出す川は見あたらなかった。
周回路は高度を上げたり下げたりしながら湖対岸へ続いている。
湖の右半周(西側)に道はないようで、写真のような水辺の斜面を歩いて行く。
豊似湖駐車広場。
豊似湖を後にし、目黒集落へ戻る。
【咲梅越林道】を発見。寄ってみる。こちらも走りやすい道だ。


帰り際に土産物店をのぞいて行く。

この建物には数軒のお店が入っている。

各土産物店には食堂が併設されていて、

海鮮系を中心とした食事もできるが、

お昼にはまだちと早い。

申し訳ないが、何も買わずに出発する。

でもやっぱり岬に寄って良かった。 また来よう。

目黒集落を過ぎ、猿留川林道へ。
【→豊似湖】の大きな標識が設置されていた。
昔は荒れていた林道も、現在は整備され走りやすくなっている。


【豊似湖】は1991年の日本一周ツーリング以来、

18年振りの訪問となる。

当時の【豊似湖】は、観光地としては超マイナーな存在であり、

路線バスもなく、訪れる人も非常に少なかった。

それは現在でも変わっていないが、観光ばかりではなく、

豊似岳や観音岳への登山で訪れる人も増えたようだ。


以前は【豊似湖】への標識もなく、

握り拳ほどの大きさの石がゴロゴロしていた猿留川林道は

走りやすく整備されており、 【豊似湖】まで迷うことなく

到達できるようになった。

(昔は標識が無く、非常に不安だったのだ)

HOMEDRIVE > 豊似湖
シーズン中の襟裳岬土産物店はいつも賑やかだ。