伊豆・富士ぐるり 】


出発は12日(水)の午前中を予定していた。

いちおう留守中に予約すべきテレビ番組をチェック。

『ゲ〜ッ! 箱根駅伝やってる〜っ!』

そうか、今は正月なのだ。

ということは小田原近辺は交通規制の大渋滞が予想される。

完璧に出発の意欲がなくなり、夕方までマタ〜リする。


さあ陽もかぎってきたので、ぼちぼち出発じゃ。

箱根駅伝は明日も復路のレースがあるので、

今夜中に小田原を超えておかなくてはならない。


環八の渋滞とは反対に、R246は順調に流れる。

今回も有料道路は使わない予定だ。 いつもの貧乏旅行である。

 


下田では道の駅・【開国下田みなと】に立ち寄る。

しかし道の駅は年々増えている気がする。

高速道路のSAPAのように画一的なものではなく、

各地方の特色が出ていることは良いことで、

そのあたりが人気の秘密でもあるのだろう。


ここの道の駅は海沿いにある倉庫街をイメージさせる雰囲気。

レストラン、回転寿司、海産物等のお店が並ぶ。

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お正月はヒマである。 ってことで、今年も恒例のドライブへ行って来た。

何故かお正月は北へ向かって走る傾向がある長老だが、今年は西へ行こうと思う。  候補地は、@島根県/出雲大社、A和歌山県/潮岬

どちらも名古屋近辺までは東海道を往復かな〜。 夏タイヤだし、チェーン持ってないし、内陸部はチョイあぶないかも・・・。

ぢゃあ伊豆から富士山回っちゃおうかな〜。 伊豆は暖かいし、富士山周辺も昼間なら凍ってないだろう。

道の駅・【開国下田みなと】の回転寿司は人気のようだ。
日程
200813日(木)〜 4日(金)
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行程
 伊東市/道の駅・伊東マリンタウンR135) ⇒ 北川温泉(R135) ⇒ 道の駅・開国下田みなと(R136、県道16
 ⇒ 波勝崎(R136) ⇒ 土肥温泉(県道17) ⇒ 戸田村(県道17) ⇒ 伊豆長岡(R414) ⇒ 沼津市(R246
 ⇒ 御殿場市(R246) ⇒ 道の駅・ふじおやま(一般道) ⇒ 御殿場市/”ザッキー”宅
 御殿場市/”ザッキー”宅(一般道) ⇒ 道の駅・ふじおやま(県道147) ⇒ 明神峠/三国峠(県道147
 ⇒ 山中湖(R138) ⇒ 篭坂峠(R138) ⇒ 御殿場市(県道23、富士山スカイライン、県道72R139
 ⇒ 道の駅・朝霧高原(R139) ⇒ 本栖湖(R139) ⇒ 西湖/河口湖(県道21) ⇒ 道の駅・富士吉田(R139
 ⇒ 山中湖(R413) ⇒ 道の駅・どうし

200813日(木) 晴れ

伊東市/道の駅・伊東マリンタウン(R135) ⇒ 北川温泉(R135) ⇒ 下田市/道の駅・開国下田みなと(R136、県道16
⇒ 波勝崎(R136) ⇒ 土肥温泉(県道17) ⇒ 戸田村(県道17) ⇒ 伊豆長岡(R414) ⇒ 沼津市(R246) ⇒ 御殿場市(R246
⇒ 道の駅・ふじおやま(一般道) ⇒ 御殿場市/”ザッキー”宅

200814日(金) 晴れ

御殿場市/”ザッキー”宅(一般道) ⇒ 道の駅・ふじおやま(県道147) ⇒ 明神峠/三国峠(県道147) ⇒ 山中湖(R138
⇒ 篭坂峠(R138) ⇒ 御殿場市(県道23、富士山スカイライン、県道72R139) ⇒ 道の駅・朝霧高原(R139) ⇒ 本栖湖(R139
⇒ 西湖/河口湖(県道21) ⇒ 道の駅・富士吉田(R139) ⇒ 山中湖(R413) ⇒ 道の駅・どうし


今夜は、道の駅・ 【伊東マリンタウン】にて車中泊。

寝るまでの間は、暖かい車内で地元局のテレビを見ながら

酒を飲むのが楽しみである。

クルマもまばらな道の駅にはパトカーがウロウロしている。

正月から職質されてはうっとうしくて仕方がないので

なるべく目立たないように・・・。

正月番組を見ながら飲んでいたら、午前1時。 あわてて就寝。

エンジンを止めて寝袋にもぐり込む。

【奥石廊・あいあい岬展望台】


土産に魚のひものを買おうと物色するが、種類が少なくしかも高い。 

あるのは地元産の金目鯛のひものくらい。

それも一枚2,000円以上する。

腐ってもタイとは言え、この値段ではちょっと手が出ないなぁ。


また、この道の駅は下田港に隣接していて、

遊覧船に乗ることができる。

舟は『黒船』をイメージしたもので、下田港を海から眺め、

ペリーになった気分を味わえることが魅力らしい。


伊豆高原の別荘地を抜け、【北川温泉】に立ち寄る。

ここには【黒根岩風呂】という海岸に面した混浴露天風呂がある。

まあ露天と言っても屋根付きであるが・・・。

【北川温泉】の宿に宿泊している人は無料。立ち寄りは600円だそうな。

昔は完全無料だった気がするが、私の記憶違いかもしれない。


伊豆半島の最南端と言えば【石廊崎】(いろうざき)。

しばらく振りで寄ってみるが、クルマには駐車料がかかるようだ。

って言うか、伊豆は殆どの観光地で500円程度の駐車料をとられる。

景色はだいたい想像がつくし、お金を払ってまで観光する気にならない。

貧乏旅行だし、お金のかかる観光地は出来るだけパスすることにする。

と言うことで、有名な【石廊崎】はしっかりパスする。

前にも来たことあるしね。(と言ってもかなり前だが・・・)


少し進むと【奥石廊崎】に出る。

どうもここは【あいあい岬】というらしい。

5台程の狭い駐車スペースにクルマを停め、ちょっと散策。

展望台には【あいの鐘】なるものが設置され、

ほとんどの観光客が鐘を鳴らして行く。

鐘に何の意味があるのかはわからないが、

人情として鳴らしたくなるのだろう。

道の駅・【伊東マリンタウン】。 天然温泉があって、伊豆らしさを感じる。
【伊東マリンタウン】の名のとおり、裏手はマリーナ。
海産物を販売している施設内は観光客で混雑している。
道の駅の前にはホテルが・・・。 これもステーションホテルっていうの?

暖かい伊豆と言えども真冬の夜はそこそこ冷え込む。

明け方に寒くて目が覚めた。 やっぱり夏用の寝袋では無理があるかな。 とか言ってまた寝て、目が覚めたら午前10:00。 良く寝た。

まわりを見渡せば道の駅は結構混雑している。 トイレを借り、ひととおり施設を見学して出発する。

下田遊覧船、『サスケハナ号』
【あいの鐘】。 何故かみんな鐘を鳴らして行くね〜。
西伊豆・雲見温泉付近からの富士。


国道をはずれ細い道を走って行くと、【波勝崎】(はがちざき)。

このあたりは野猿(ニホンザル)の生息地らしく、

道の行き止まりに『波勝崎苑』があり、

マイクロバスで野猿見物が出来るらしい。

ひとりでサルを見てもつまらないので、ここはパスする。


途中、雲見温泉付近ではきれいな富士山が見られた。

『くじら』の看板があったので鯨ウォッチングができるのかと

思っていたが、後から調べると【雲見くじら館】なるものがあって、

港に迷い込んだセミクジラの骨格標本があるらしい。


土肥温泉の手前(南側)に【恋人岬】とあったので寄ってみる。

伊豆にしては無料駐車場があって良心的だ。

土産物屋やモニュメントも何かメルヘンチックで、いかにもって感じ。

が、ここは名前のとおりカップル大杉。

ひとりで歩くにはちと恥ずかしい。

あたりもそろそろ暗くなってきたので、そそくさと出発する。

ひとり旅は気楽で良いが、こういう場所はちょっと気まずいね・・・。

夕暮れ近い【恋人岬】。


土肥温泉の北側にあるのは【旅人岬】。

時刻も17:00をまわり、夕暮れというより夕闇ただよう時間である。

太陽は駿河湾に沈み、水平線がほんのり明るい状態だ。

風景写真撮るのもこの時間帯が限度かな。


そろそろ明日のことを考えて今日の行き先を決めなくてはいけない。

明日は富士山を一周したい。

帰り道も考えて、富士山一周の起点を【山中湖】に決定。

今夜は御殿場あたりで車中泊しようかなと思う。

 

【旅人岬】。 人影まばら。
何か伊豆ってカップルをかたどったモニュメント多いなぁ。
土肥の町に灯りがともりはじめた。


調べてみると『富士スピードウェイ』の近くに

道の駅・【ふじおやま】があるので、今日は取り敢えずそこに向かう。

が、御殿場市には”ザッキー”のアパートもあるので、

落ち合えることを望みつつ、取り敢えず”ザッキー”に連絡を取っておく。


食事をしたりコンビニを探したりガソリン補給をしたりして、

御殿場市内をさまよいつつ、道の駅・【ふじおやま】に着いたのは21:30

さあ寝るかってことで、例によってテレビを見ながら酒を飲み始める。

しかし、外気温0℃。 こりゃエンジン止めたら寒くて眠れないな。


22:00頃、隣の駐車スペースに軽ワゴンが停まる。

こんなにスペースが空いているのに、わざわざ隣にクルマ停めるなんて

『バッカじゃね〜の、あっち行けよ!』とか思っていたら、

”ザッキー”がクルマから降りてきた。

どうも荷物運びのためにレンタカーを借りたらしい。

”ザッキー”のアパートには駐車スペースが1台分しかないので、

道の駅にクルマを置き、”ザッキー”のレンタカーに便乗して

アパートに向かう。

部屋は暖かくて良いのだが、結局朝まで飲むハメに・・・。


今日も晴天。 はりきって走ろう!

と言いたいところだが、 どうも眠くてしかたがない。

”ザッキー”に道の駅・【ふじおやま】まで送ってもらい、

クルマで仮眠する。


目が覚めたら12:30。 ちょっと寝過ぎたかな?

でもなんか体調悪いな。ちょっと頭痛もするし・・・。

道の駅・【ふじおやま】からは富士山がきれい。
道の駅・【ふじおやま】。 夜は走り屋らしき人達も・・・。


が、いつまでもここでグダグダしていても仕方がない。

”ザッキー”オススメの自販機のドリップコーヒーを飲んで出発する。

”ザッキー”によると、この自販機コーヒーは富士の名水を使っている

とのことだが、真相は・・・。


まずは【山中湖】を目指すべく、

『富士スピードウェイ』から『明神峠』へ向かう。

【三国峠】。 路面にはうっすら雪が。


御殿場側から上ると右に『世付林道』を分ける。『明神峠』である。

『世付林道』は『明神峠』から『丹沢湖』や『山中湖』方面へと

延びる林道だが、何故か完全通行止め。 ちょっと興味あるなぁ。


ほどなく『三国峠』に到着する。

『三国峠』と称する峠は全国にいくつかあるが、

ここは、駿河、相模、甲斐の三国である。

道路は神奈川県(相模国)と山梨県(甲斐国)にまたがっていて、

三国山、明神山へのハイキングコースが延びる。


【三国峠】を下ると正面に富士山、眼下に山中湖という

大パノラマが広がる。 ちょっと感動モノである。

狭い展望台は多くの観光客でクルマを停めるスペースもない。


峠を下ると【山中湖】である。

夏の賑わいと異なり、お正月は何かひっそりしている雰囲気だ。

【三国峠】付近からの【山中湖】と【富士山】


湖畔からR138を左折。 御殿場方面に向かう。

ずっと頭痛と気分の悪さを我慢してきたが、さすがにちょっとキツイ。

【篭坂峠】を越えたあたりにパーキングがあったので、

クルマの中でちょっと横になる。

このまま回復が遅れたら最短コースで帰ろうと思っていたが、

なんとか15:00頃に回復。

ちょっと時間的に遅くなったが、カーナビでは22:00頃には帰れるとの

情報なので、このまま予定通り富士山を一周して行くことにする。

御殿場市内からの【富士山】


御殿場市からは『富士山スカイライン』で富士宮市方面へ。

西へ向かうので太陽真っ正面。 まぶしいったらありゃしない。

時間的に陽もだんだん傾いてきている。

が、道は順調っていうか、ガラガラ。

【朝霧高原】あたりで夕陽に映える富士が見られそうだ。

【朝霧高原】からの富士。
【朝霧高原】手前付近。


脇道に入って富士山を眺めながらのんびりと走る。


ほどなく、道の駅・【朝霧高原】着。

既に時刻は16:30を回っており夕暮れが近い。

道の駅には『富士山展望台』や広いスペースがあり

三脚に高そうなカメラを固定した人達が

各々シャッターを押す機会をうかがっている。

道の駅・【朝霧高原】から。
道の駅・【朝霧高原】の『富士山展望台』から牛舎を模した駅の建物。


ここへ来て体調は完全に回復。 二日酔いだったのかなぁ。

今日はまだ何も食べていないので、道の駅のレストランで

食事をしていくことにする。

カツカレーが食べたかったのだが、時間的に出来る物が限られて

いるようで、蕎麦しか出来ない様子。

ま、いっか。蕎麦好きだし。

日没を過ぎた【本栖湖】。


さあ、食事もしたし出発。

もう夕暮れだが、最後に望むべきは【本栖湖】からの富士。

多少暗くても富士のシルエットくらいは・・・

という気持ちで富士五湖方面へ。


が、本栖湖着17:20

道路は既に真っ暗で、西側の山の稜線が少し明るい程度。

ここでの富士は断念し、帰路につくことにする。


ここからは中央道・河口湖ICから高速を使えば早いのだが、

そこはやっぱり貧乏旅行。

『山中湖』から『道志みち』という、一般道を帰ることにする。


途中、道の駅・【富士吉田】でお土産購入+トイレ休憩。

しかし、本当に道の駅が増えたな〜。


『道志みち』に入ってからもクルマの流れは順調。

最後の休息場所である、道の駅・【どうし】到着。

道の駅・【富士吉田】。施設もそろそろ閉まる時間だ。


これで今回立ち寄った道の駅は全部で6つ。

1、伊東マリンタウン(静岡)

2、開国下田みなと(静岡)

3、ふじおやま(静岡)

4、朝霧高原(静岡)

5、富士吉田(山梨)

6、どうし (山梨)

素通りしてしまったが、道の駅・花の三聖苑伊豆松崎(静岡)

かつやま(山梨)、なるさわ(山梨)などなど。

なんかこうしてみると道の駅めぐりだな。

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