東北の春 】


旅日記によると、景色が良くないと書いてある。

日本一周旅日記、東北南下編参照)

キャンプをした男鹿桜島野営場はしっかりと記憶にあるのだが・・・。

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日程 : 200756日(日) 曇りのち雨

行程 : 道の駅・大谷海岸(R346) ⇒ 松島(R45) ⇒ 仙台(R4) ⇒ 岩沼(R349) ⇒ 小野(R349) ⇒ 大子(R461
      ⇒ 馬頭(R294) ⇒ 真岡(R294) ⇒ 下館(県道23R125R4) ⇒ 越谷(一般道) ⇒ 自宅

日程 : 200755日(土) 曇り時々晴れ

行程 : 道の駅・虹の湖(R394) ⇒ 酸ヶ湯温泉(R103 ⇒ 奥入瀬渓谷(R102) ⇒ 十和田湖(R104) ⇒ 発荷峠(R104
      ⇒ 三戸(
R395) ⇒ 久慈市(R45) ⇒ 北山崎(R45) ⇒ 鵜ノ巣断崖(R45) ⇒ 宮古(R45) ⇒ 釜石(R45
      ⇒ 気仙沼(
R45) ⇒ 道の駅・大谷海岸/車中泊 


東北の春は遅い。

青森はまだ桜が5分咲きだ。

しかし、空には鯉のぼりが舞っており、鯉のぼりと桜という

関東人にはちょっと奇妙な取り合わせに驚いたりする。

まあ青森ではこの風景が普通なんだろうな。


【酸ヶ湯(すかゆ)温泉】には朝8:30頃到着。

すでにスキー客らが動き始めていた。

ここの旅館の総ヒバ造りの千人風呂は有名。

が、朝から風呂でもないので入らなかった。 結構寒いし・・・。

日程 : 200753日(木) 晴れ

行程 : 自宅(一般道、R254) ⇒ 下仁田(県道43 ⇒ 中軽井沢(R146=、R292) ⇒ 志賀高原(R292) ⇒ 飯山(R117・
      ⇒ 小出(R252) ⇒ 田子倉湖(R252) ⇒ 只見(R252) ⇒ 道の駅・会津柳津/車中泊


福島県の【道の駅・会津柳津】を出発し、たいくつなR13を北上。

米沢、山形、新庄、横手、秋田と順調に通過する。

まあこのあたりは特別見たいところもないし、

5/6の夜には帰宅するという目標もあるので素通りで良いだろう。


【入道崎】で少しゆっくりしたせいで、【八望台】にて既に15:00過ぎ。

次の目的地である【八甲田山】を目指して走り出す。

途中、大館を過ぎる頃には日没となる。

R7沿いに【道の駅・いかりがせき】があったが、混んでいるのでパス。

R394に【道の駅・虹の湖】を見つけ、クルマを停める。

駐車場はあまり広くないが、今日はここで車中泊。

私のクルマはワゴン車なので、リヤシートの背もたれを前に倒して

荷室とフラットにすると、ちょうど良い寝場所が出来る。

今日もしっかりシュラフにくるまり就寝。

まだこの季節夜中は結構冷え込むのだ。


GWのためか、【入道崎】は大混雑。

やっとクルマを停めるスペースを見つける。

ひととおり歩いて岬をまわるが、まあこんなものだろう。

観光客で大混雑するほどの名所という感じはしない。

ただ、珍しいのは日本の灯台50選に選ばれた白黒の縞模様の灯台くらい。

まあ、日本海に沈む夕陽はきれいなんだろうなぁ。


海底透視船の発着する船着き場を見てから、土産物屋を冷やかして歩く。

どこの店も食堂を備えており、海鮮丼やウニ丼、イクラ丼などを

メニューに掲げている。

秋田県でこの季節にイクラ? ウニ? どこ産の物?

まあ、どこでもいっか。 しかし、海底透視船の船着き場から離れた店ほど

ウニ丼の値段が下がっていくのは面白かった。

食べたかったが、貧乏旅行のため節約節約。


夜中にかなり強い雨が降った。

クルマの屋根をたたく雨音で目が覚めた。

雨も朝には上がり、天候は回復の兆しを見せるが、かなり降ったようだ。

朝、運動を兼ねて道の駅内を歩く。

昨夜着いた時には暗くてよくわからなかったが、

ここはけっこう広いようだ。

ただトイレは古く、町の運動公園を道の駅に昇格させた感が強いが・・・。


八甲田山に近づくにつれ、周辺には残雪が目立つようになる。

八甲田山麓にある【酸ヶ湯温泉】は、未だ周囲を残雪に囲まれている。

これでもだいぶ溶けたのだろうが、4月まで雪が降っていたそうだ。


気温が上がってきているのだろう。

【酸ヶ湯温泉】付近の道路は、雪による水蒸気が霧になって

まったく見通しがきかず目の前が真っ白。 かなり恐い思いをした。

【酸ヶ湯温泉】からR103(十和田ゴールドライン)を傘松峠へ向かうと

雪の回廊が見られた。

傘松峠(標高1,040m)は冬季通行止めで、4/1から開通したらしい。

GWを迎え、雪の回廊もだいぶ背が低くなっているようだ。

日程 : 200754日(金) 晴れ

行程 : 道の駅・会津柳津R121) ⇒ 米沢(R13 ⇒ 山形(R13) ⇒ 秋田(R7R101、県道59) ⇒ 入道崎(R101R285
      ⇒ 大館(R7R394) ⇒ 道の駅・虹の湖/車中泊


GWも後半の4連休に突入。 天気も良く、まあ家にいてもしょうがないので行き先を迷ったあげく、東北方面をドライブすることにした。

日程はGWの5/35/64日間。 目的地は秋田県男鹿半島入道崎。 気まぐれドライブなので、目的地までたどり着けるかは未定。

まあ一番混む時期ではあるが、地方へ出てしまえば何とかなるだろう。

出発してすぐに渋滞が始まる。 カーナビが普及したせいか、普段は混まない抜け道までが渋滞している。

R254は群馬県富岡市あたりまでくると、ようやくクルマの流れが順調になってきたが、軽井沢でまた渋滞。さすがGWだ。

軽井沢を過ぎてしまえばあとは順調。 白根山、志賀高原にはまだ雪が残る。沢山の人がスキー、スノボーを楽しんでいる。

田子倉湖のあたりで夕暮れを迎える。 まあ夜の暗い中を走っても面白みがないので、【道の駅・会津柳津】(あいづやないづ)にて

車中泊する。 それほどメジャーなところではないが、車中泊のクルマでけっこう混雑している。

男鹿半島・ごんご崎付近


本来の予定ならば、この男鹿半島のあたりで夕方になり、

あまり身動きがとれないかと思っていたのだが、

以外と順調に昼ちょっと過ぎに【入道崎】着。

このあたりは15年程前にバイクの日本一周で来ているのだが、

景色にまったく記憶がない。

大混雑の男鹿半島・入道崎。
岬の駐車場には土産物屋兼食堂がズラリと並ぶ。
晴れてはいるが、モヤがかかって見通しがイマイチ。
【八望台】からの二ノ目潟(手前)と日本海(奥)
岬は芝生になっている。
鯉のぼりと桜。
酸ヶ湯温泉旅館玄関口。
【道の駅・虹の湖】。夜中に雨が降ったせいで道路が濡れている。
十和田ゴールドライン・傘松峠付近の雪の回廊。
雪の【酸ヶ湯温泉】。だいぶ春めいて来たらしいが、まだあまり・・・。


【傘松峠】を越えしばらく行くと、R103は瀑布街道・奥入瀬渓流に入る。

昨夜の豪雨のため、川の流れはかなり濁っている。

きれいな渓流を期待していただけに、ちょっと残念だ。

これも【十和田湖】が近づくにつれ、

だんだん水がきれいさを取り戻してきた。

思ったほど観光客もおらず、静かな渓流が見られた。


奥入瀬渓流を過ぎると、【十和田湖】へ出る。

【十和田湖】は、青森県と秋田県にまたがるカルデラ湖で

最大深度は327mで日本第3位とのこと。

ちなみに深度第1位は秋田県の田沢湖、2位は北海道の支笏湖である。

また、流出河川は奥入瀬川の1本のみである。

R103の瞰湖台からの【十和田湖】。


ここはかなり昔から国の境界が不明確で、

【十和田湖】がどこの県に属するのか決まっていないため、

青森県と秋田県の県境はいまだに確定していないらしい。

ということは、【十和田湖】は青森、秋田の両県にまたがっているが、

どちらの県にも属さないということね。


【十和田湖】の南側に位置するR103の【発荷峠】(はっかとうげ)に

立ち寄る。 何とも音の響きが良い名前の峠だ。

十和田湖を一望する展望台は、実際の峠から少し下ったところにあり

駐車場と峠の茶屋(土産物屋)は観光客で賑わう。

標高631m。  かつては峠越えの難所だったらしい。

ちなみに発荷(はっか)とは崖坂の意味とのこと。


さあ、後は帰りの方向で距離を稼いでおかないと、

5/6中に帰れなくなる。 まだ10:30だが先を急ごう。

往路はほとんど内陸を来たので、復路は仙台のあたりまで

太平洋沿いを行くことにする。

【発荷峠】から軽米町を経由し、太平洋側の久慈市に抜ける。

久慈市からはR45で海沿いを南下。

久し振りにR45沿いの景勝地【北山崎】に寄ってみる。

 

【北山崎】の展望台は駐車場から徒歩300m程。


【北山崎】は有名なのか無名なのか良く知らないが、

観光客は多く、展望台へはレストハウスや土産物屋が続く。

観光バスも結構来ており、駐車場も混んでいる。

ここは高さ200mの切り立った断崖が長さ8kmに渡って

連なっているそうだが、展望台からは良くわからない。


断崖の頂上にある展望台からは、

波打ち際までは718段の遊歩道があるそうで、

下から見上げる断崖も大迫力とのこと。

だが、この階段コースは健脚向きらしい。

あまり時間もないことだし、脚力にも自信がないので、

今回はパスする。

【北山崎】展望台からの眺め。


【北山崎】と並んで、200mの落差の誇る【鵜の巣断崖】へ。

断崖の中腹には海鵜の巣があることから名づけられたらしい。

15年前の日本一周で来た時にはあいにくの雨だった。

駐車場にクルマを停め、歩くこと約500m


ここは【北山崎】のような土産物屋やレストハウスはなく静か。

ちょっとマイナーなイメージがあることは否めない。

ただ、昔来たときに比べて遊歩道が整備されたことと、

展望用の舞台が出来たことがイメージアップになっている。

三陸観光のツアーバスも来るようだ。

【鵜ノ巣断崖】展望台から北側の景色。
【鵜ノ巣断崖】展望台から南側の景色。


さあ、後は特別見たいところもないし、ただひたすら帰るのみ。

途中に【浄土ヶ浜】があるが、ここは駐車場から

かなりの急坂を下らなければならなとの噂があり、パス。

今日中に出来るだけ仙台に近づいておきたい。

この2日間の実績から、1日の走行距離は500km程度が限界のようだ。

やっと宮城県に入り気仙沼を過ぎると、今日の目的地である

【道の駅・大谷海岸】に到着。 ちょうど20:00

目の前にコンビニがあり、車中泊にはピッタリだ。

今回の車中泊はすべて道の駅を利用したが、まあトイレさえあれば

どこのパーキングでも良いのだ。


さあ、今日は最終日だ。張り切って行こうと思っていたのだが、どうも朝から体調が悪い。

頭痛、倦怠感、そして何よりハンドルを握る指に力が入らない。風邪でもひいたかな。

もしもの為に持ってきた頭痛薬を飲んで1時間程様子をみてから出発する。

気仙沼あたりからの帰路はR45で仙台まで出て、R4R6を使うのが一般的だが、一桁国道は何回も走っているし単調でつまらないので、

今回はR4R6の中間の道を選択する。

天気予報によると、今日は午後から雨。

まあ特別に観光するところもないので、ただひたすら帰ることにする。

【道の駅・大谷海岸】を出てすぐにR45を右折し、R346へ。 松島までは内陸の道を使う。どうもR45より近道のようだ。

宮城県最大の観光地である【松島】は多くの観光客で賑わっており、渋滞に巻き込まれた。

しかし、仙台市内は思ったほど混んでなく順調に抜ける。

岩沼からはR349のローカル国道を利用する。 R4R6の渋滞を避けるためだ。(ラジオによると主要国道はそれほど渋滞していない模様だが)

福島県内では予報通り雨が降り出し、茨城県に入る頃には本降りとなる。

体調もだいぶ回復してきたので、大子町で少し遅い昼食。 雨足は結構強く前が見えにくいので、雨宿りも兼ねての食事である。

運転のしっぱなしで少し疲れが出てきたので、水海道から野田を経由して帰るルートを変更し、

下館から一般道を走りR4バイパス(通称新4号)に出ることにする。 

4号に出れば道の駅で休息・仮眠も出来るし、何よりこれが一番の近道なのだ。

4号は渋滞もしておらず、順調に流れている。 どうやらGWUターンラッシュは昨日の5/5がピークだったようだ。

頑張って走ったかいがあって、なんとか20:00過ぎには無事帰宅できた。

振り返ると、駆け足ながらそれなりに楽しいドライブだった。

濁り水の【奥入瀬渓流】
十和田湖畔。あまり天気が良くない。
【発荷峠】からの【十和田湖】
【鵜ノ巣断崖】の石の立て看板は昔のままだ。
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